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テーマ:映画館で観た映画(8570)
カテゴリ:洋画(さ行)
原題:Space Tourists 監督:クリスティアン・フライ 出演:アヌーシャ・アンサリ ジョナス・ベンディクセン ドミトル・ポペスク チャールズ・シモニー 第23回東京国際映画祭『スペース・ツーリスト』ページはこちら。 "Space Tourists" Official Site (English) <概要> 宇宙旅行は今やSFだけの話ではない。 女性初の宇宙旅行者アヌーシャは宇宙から、マグナムの写真家ジョナス・ベンディクセンは地球から、宇宙ツーリズムの現在を見つめる。 (TIFF公式サイトより) <感想> natural TIFFパスにて鑑賞。 宇宙ものって結構好きなんですよね。 スイス制作ながらも大半は東欧・ロシア圏の出来事を扱っています。 数名の視点から語られているドキュメンタリーです。 最初に登場するのは写真家のジョナス・ベンディクセン。 彼が見つめる景色はお世辞にも豊かとは言えません。 何故なら、宇宙開発の残骸のような風景もこの世には広がっているから。 ソ連時代から米国と宇宙開発競争を繰り広げて早半世紀以上が経過して、 技術の進歩と共に、施設も時代遅れになってきていて、 街全体がゴーストタウンと化している。 そんな足跡を、ジョナス・ベンディクセンは追っていきます。 そして宇宙飛行も単に開発のみならず、商業化する動きも加速している。 その草分け的存在のイラン系アメリカ人、アヌーシャ・アンサリは、 自分がまず行くことで、宇宙を体験し、 宇宙旅行が一般の人にも手が届くものになってほしいという願いを持つ。 アヌーシャさんのblogです(英語) 彼女が行き、その経験をビジネスに生かして一般に還元するというポリシーです。 そして実際に彼女は事業を立ち上げて運用している。 その行動力、エネルギーに感服。 まあ、実際に資金も潤沢だからできることなんでしょうけどね。。。 もう1人登場するのは、ドミトル・ポペスク。 彼はアヌーシャがスポンサーとなったX Prize Foundationに挑戦しました。 その彼の奮闘ぶりが面白い。 もとは「宇宙オタク」(ご本人の言葉を借りるなら)だった彼が、オタクが高じて、 とうとう風船の原理で、自分で宇宙船を作りたいと思ってしまう。 そして気が遠くなるような実験がまた面白い。 どうしてかというと、なかなか原始的な? システムだから。 こんなことでも考えられるのかと思わせる発想ですよね。 子どもの頃の夢であっても、それを実行に移すのかそのまま置いておくかで、 こんなにも違うものなのかと。 最初はその好奇心が発端なだけに、それから本当に職業にしてしまう人たちの行動力が すごいとしか言いようがなく。。。 今はまだ「宇宙旅行に行く」という感覚からは程遠い我々ですが、 将来は地球の海外旅行の感覚で行く日が来るのかもしれません。 夢を見続けることは大変ですが、その夢に惚れこんで行動する人たちの姿には 引き込まれました。 今日の評価 : ★★★☆ 3.5/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.11.07 10:59:37
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