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びー。@ Re:久しぶりぃ〜(09/01) おかえりなさいませ? なんか違うな。別荘…
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rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2010.12.21
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カテゴリ:洋画(さ行)

原題: THE SOCIAL NETWORK

監督: デヴィッド・フィンチャー

出演: ジェシー・アイゼンバーグ 、アンドリュー・ガーフィールド 、ジャスティン・ティンバーレイク 、アーミー・ハマー 、マックス・ミンゲラ

試写会場 : ヤクルトホール

公式サイトはこちら。


<Story>


2003年、ハーバード大学に通う19歳の学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、親友のエドゥアルド・サヴェリン(アンドリュー・ガーフィールド)とともにある計画を立てる。
それは、大学内で友達を増やすため、大学内の出来事を自由に語りあえるサイトを作ろうというもの。
二人で始めたこの小さな計画は、瞬く間に大学生たちの間に広がり、ナップスター創設者のショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)との出会いを経て、ついには社会現象を巻き起こすほどの巨大サイトへと一気に成長を遂げる。

一躍時代の寵児となった彼らは、若くして億万長者へと成り上がっていくのだが、
その裏ではカネ、女、そして裏切りの渦に巻き込まれ、
最初の理想とは大きくかけ離れた場所にいる自分たちに愕然とする。




<感想>

東京国際映画祭でプレリザーブを全てかけたにも関わらず、全敗した作品でしたので(笑)、
来年見ればいいやと思っていましたら、試写にお誘いいただきました。
ありがとうございます。









これは2003年からのお話なんですね。
まだ10年も経ってないのに、いろんな小物とかセットとかがすごく古く感じてしまう。
それだけITの進歩も激しい訳です。


そしてこの話は、ごく最近起きた実在の、しかもまだ若い人物たちの
話を基にしているだけに、非常に生々しい側面があることは確かです。
当事者たちがよくこの映画化を承知したなと感じます。
しかしながらそれもまた世代が違うが故になせる技なのかも。


ジェシー・アイゼンバーグくんがマーク・ザッカーバーグ役というのは
正解。
これはシャイア・ラブーフくん(彼にもオファーがあったそうですが)じゃないよね。
本物よりも若干陰気な感じですけど、マークのように論理が先走ってしまうタイプは、
見ているととんでもない早口で非常に疲れてきます。
俗に言う「馬鹿と天才は紙一重」ってやつですよね。
訴訟も抱える彼ですが、実際のところ、
パクったとしても仕方ないように私には見えたけど。
アイデア拝借するなら素直にそう言えばいいのにって思いますが、
次から次へとアイデアが追加されてしまうともう、自分の世界としてしか考えられなくなる。
それがもたらす不幸も当然ある訳です。


私だったらもう、最初の「どっちがいい?」なサイトの時点で、
こんな奴サイテー!って思うだろうし、
それが普通なんだと思います。
エリカに対しての言葉もですが、仕打ちも酷すぎます。 男として許せないねー。
ですが、ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイクがハマってた!)と同じく、
というか彼も世の男たちの大多数と同じく、
仕事がブレイクするきっかけが「女」とは笑える。
如何に仕事が発展しようとも、原点の想いは変わらないという矛盾です。
女子にうらめしい思い出をお持ちの男子ならここは共感できるかもしれません。


マークという人間を映画で見る限り、人との距離感を流れるようにうまくは作り出せない人のように見えました。
能力がある人が時に陥りがちなパターンではありますが、
自分の世界に入りきってしまう訳です。 そこから抜け出せない。
だから無意識のうちに他人を傷つけてしまい、人間関係が破綻して行く。
背景にあったのは、会社がメジャーになってほしい、でも中途半端な自己流では
決して成功しないという大きな矛盾でした。
その矛盾を解消するために、マークの周囲の人たちが大変な思いをしていても、
そこには思いが至らず。
所詮お子さまと言ってしまえばそれまででしたけど。


ベンチャーとして起業した会社を、大人がハゲタカのように
さらっていく。 それはそれは気の毒です。
ですが、ベンチャーだからと言って自由気ままにしていても、普通の結果しか得られない。
マークがショーンに期待したのは組織の拡大。
それはよかったのかもしれないけど、親しい友人たちが永遠に離れていくという矛盾や痛みは、
ビジネスに夢中なマークの中ではもう存在しなかったのかもしれない。
映画では彼はPCやビジネスのほうが友人よりも優先したのかもしれません。
しかし、結局は自分の周りからは人が離れていき、
Facebookを作った目的であるところの、エリカとの距離は開くばかり。
あんなに天才的にひらめきを生み出す彼ですら、
たった1人の女性の心を手に入れられない矛盾。
クリックするまでの、その「間」がそのまま、彼を嘲笑っているかのようでした。


Facebookはこれでもわかるとおり、最初から「オープン」なんですね。
というか何から何までダダ漏れ。
顔写真があることが、そのアカウントの証明なのでしょうか。
だからリアルな人間関係をFacebookに持ち込むことは可能だけど、
知りたくもない情報までもが勝手に相手に流れるのは避けたい自分にとっては、
まだFacebookを開設したいとは思わないな。
リアルで嫌な目に遭い、ネットで仕返しをするというのも何か違うような気がするし。
とは言ってもこれは「文化の違い」。 
アメリカでは自分を社会に浸透させることが1つの至上命令だから、こういうものができるんだと思います。


巨万の富を築くのは別にどうでもいいけど、
それと引き換えに、人間らしい気持ちだとか大切な人を失ったらと考えると、
普通の人生の方が呑気でいいなと思いました。
できすぎてしまうのも、善し悪し、ですね。


それからこれ、エンドロールがすごく笑えました。
どうしてかは鑑賞してみればわかります。
でも全員気がつく訳じゃないとは思うけど。。
ここにお金をかけているのか!と、妙にうなずいてしまいました。
フィンチャー監督らしいひねり方です。





今日の評価 : ★★★★☆ 4.5/5点



  









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Last updated  2010.12.23 15:49:07
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