|
テーマ:DVD映画鑑賞(14108)
カテゴリ:新旧ごちゃ混ぜ映画評
本日は代休でお休みうれしや朝寝坊~ っと思いきやちび2匹に起こされて ぼ~っとした頭で一服・・あぁ飲む物がない。 たたき起こすならコーヒーの一つも入れてくれませんかねぇ ・・と思うも所詮は猫、しかもちびだし。 目をこすりつつふら~んふら~んと前の自販機へLet' Go! ちゃりんちゃりん ピッ・・・コトン・・。 ん?最後の音が軽い・・っと思ったら、 タバコだよ。タバコ買っちゃいましたよ。まだあるのに。 缶コーヒー買いにきたんだけどなぁ・・ふう。 時すでに遅し、財布を覗けば1万円、5円、1円・・ あぁ 災難のもとはちび猫か? それとも低血圧の不摂生? もしや溜まりすぎの脳内ニコチン、これかいな・・? ため息つきつつ足元の、猫じゃらしを摘みまして とぼとぼ家に引き返す・・ そんな朝の一こまでした。 日記だって思い出したので。 それでは映画の話へ。 「HEDWIG AND THE ANGRY INCH」 とっくに見てる人も多かろうがそれは良い。 もともと気に入った映画は何度もくり返し見てしまうたちなのです。 BGMがわりに映画を点けてるようなものですね。 それでなきゃ「映画を見ながらアクセサリーを作る日々」なんて とても無理。だってスジわからなくなるもん。 この映画はまさにBGM代わりには最適。 グラムロックが好きな人ならなおお勧め。ロックミュージカルです。 <ストーリー> もともとブロードウェイミュージカルだったものを映画化。 ヘドヴィグは出身地の東ベルリンよりアメリカ兵と結婚して亡命。 結婚&亡命のために性転換手術を受ける(なんと母の進め。おいおい・・)も見事失敗。ペニスが1インチ残っちゃった。これが「アングリーインチ」 ってわけ。 結局離婚して元恋人のロックスター、トミー・ノーシスの追っかけツアーをしながら変人バンドと暮らす日々。 なんで追っかけしてるかって二人は恋人時代バンドを組んでいたんだけど、 トミーは例の1インチを触ったとたん逃げ出した。しかもその後二人で作った曲で大ブレイク!著作権問題と女?の恨みは怖いのよ~ってことで、トミーが歌えば近くで必ずライブを開き全国津々浦々・・ 売れないバンドがそんなことをしていれば、もちろんお金がなくなるわけで 認められないジレンマと情緒不安定なヘドヴィグ(男に裏切られ金もなきゃそりゃぁ)をかかえたバンドは内部分裂寸前!現夫のオナベのイツハク(夫いるんだよ~)まで離婚宣言するもヘドヴィグより強制却下(ちなみに高飛びも阻止)。 金策のためにヘドヴィグは通りに立つがそこにあらわれたゴージャスリムジン。中に招かれ乗ってみるとそこには憎きトミーがいた・・ <感想> すごいのは監督・作曲・脚本・主演 ジョン・キャメロン・ミッチェル。 天は2物も3物も与えるときはあたえるんですね~ とは言っても現夫のイツハク役(ミリアム・ショア)のほうが歌うまいけどね(笑) ゲイカルチャーの話というよりは同性愛は当然のこととして、どの性にも属せなかったヘドヴィグの葛藤と運命の片割れが見つかるかがテーマ。 ロックだし派手だし若者向きかな・・と思いきや家の母にも好評なので大人もいけます。 「オリジナル・ラブ」という曲がこの映画の中心曲で、人は昔2人で一つの体だったが神々によって体を引き裂かれた。だからこの世には自分片割れがいるはず・・・という哲学思想(プラトンの・・だっけ?)が元になっている曲。この曲の映像はアニメーションなんだけど、これがまたぴったりです。この曲が映画のテーマを表してます。 映像は単館系らしくチープ感あふれてますが、悪趣味な派手ファッションはいかにもゲイカルチャー的でまたおしゃれ。 結構哲学的・抽象的な所があるので(単館らしいね)見る人によって解釈の違いは激しいかも。でも「ヘドヴィグ」というアイコンがケバイけど美しく、切ないけどパワフル。圧倒的な存在感を持って物語を歌い出すので、重いテーマも苦にならず楽しく見れます。 ラストは私の周りでは賛否両論でしたね~。 私としては結論は別にそれでいいけどあらわし方は別のやりかたにすれば良かったんじゃないかな~という感じ。良くあるやり方になっちゃってるね。 でもヘドヴィグの心が開放される過程の3曲は好きでした。 難をいえばトミー・ノーシス、そのなまっちょろい体はなんだ! 恋人時代のボンボンの世間知らずな純情少年ならまぁはまり役。 だけど後は大スターなんだから・・あまつさえアイドルロックシンガーだしねぇ。 と、色々語ってみましたが、私はすごく好きです。この映画! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[新旧ごちゃ混ぜ映画評] カテゴリの最新記事
|