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カテゴリ:新旧ごちゃ混ぜ映画評
映画館でのバイト日記、エピソード1 前日 日記に書いたようにかぎりなく適当な映画館バイトをしていた訳なんですが、 冷や汗の出るようなことも何度かありました。 早番だった私は、いつものように映写機のスイッチを入れタイマーの確認を終え、分館の事務所で一服。その日は系列の映画館から移動して来るという、イケメン(古い?)と噂の映写技師さんの初出勤日!少し?ウキウキ気味に彼の出社を待っていました。 おぉ?来た来た来ました~!うぅ~ん イケメン?ってほどでも・・でもまぁ良し!ジュディマリの黒髪の男みたいな・・そんな感じでしたね。 しかし、こいつが中々無愛想な強面で、無口なもんで話が続かん・・ あぁ、神様やっと上映時間!気まずい雰囲気よ、しばしおさらば~!そう思いましたね。 のんきにも・・ その日一番大きな箱の上映は、あの「ロード・オブ・ザ・リング(1)」 ハリーポッターに引き続き朝から長蛇の列をなし、立ち見も出て満員御礼! 通常通り映画は上映を始めました。 上映から一時間ほどたった頃でしょうか・・事務所に営業から電話が。 「ちょっと来て!やべ~よ 映画止まってるよ!?はやくはやくぅ~(泣)」 はぁっっ!?なにぃ~!? 階段すっ飛ばし駆けつけると、営業が「え~早く場内放送してよ!なんで止まったの!?」 見てないからわかる訳もありません。しかも私は覚えたてのアルバイト・・ 訳もわからずマイクを前に、初出勤の映写技師さんに混乱した目を向けると、 「映写機はジー・ベックスだろ?見て来るからそっちは頼む!」 頼むって・・ 「えー本日は当劇場にお越し下さりありがとうございます。ただいま映写トラブルのため一時上映を中断しております。大変申し訳ございませんが、トイレ・売店でのお買い物・タバコ等この機会にご利用ください。間もなく再会する予定です。もうしばらくお待ちください」 ふぅ~アナウンスバイトが役に立ったなぁ。でもタバコじゃなく喫煙所じゃん・・ って、そんな事考えてる場合じゃぁありません。映写室に行って見るとどうやら映写機の中のランプが、ハイパー発光になっていて、その熱さで中の部品が曲がったとのこと。 そうです。私のスイッチ入れ替え間違いだったのです。 「すいません~!!」っと謝る私。初出勤からとんでもない事になったイケメン映写技師。 「俺さぁ~ 焦ると汗本当にかくのよ。マジでやばいよ、だらだらだよ!」 と本当に汗をたらしている彼の姿を見て、「さっきは無愛想な奴とか思って悪かった!」 っと心の中であやまる私。あぁ!この人が居て本当に良かった。神様ありがとう!! まったくもって神もうんざりした事でしょう。 通常映写機は前半後半と2台の映写機を使って上映するため、なんとか2台目の映写機にプリントを移し、上映再会。その間10分。 お客様には割引券を渡し、マネージャーに謝りに行き、バイト仲間に永遠にネタにされる事 でこの騒動は終わりました。 被害届1:今は仲良し恋は芽生えなかったイケメン映写技師。 「初日でマジかよこの女~(怒)っと思ったよ。 でも放送が妙に気取っててちょっと笑えた。」 被害届2:不幸に見舞われる営業のM君 「映写トラブルっていっつも俺が受付の時、起こるんだよ~ また、俺が居たせいだっていわれるよ・・ふぅ~」 被害届(?)多数:「事務所に神妙に謝りに来たのを見て(私)、笑いをこらえるのが苦し かった・・」 「お客さんが大量にトイレ借りに別館におりて来てびっくりしたよ~」 「放送聞いてふきだしちまった~スーツにコーヒーのシミついたぞ byマネージャー」 「ロード!よりによってロード!!ぎゃはははっははは~!!!」 などなど、周り&自分に多大なる被害をあたえたこの事件。幸いにも首にも減給にもならず、笑い者になっただけですみました!今ではいい?思い出です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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