207563 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

三昧境(さん・まい・きょう)~自分らしさを鍛える、利かす、そして愉しむ~

三昧境(さん・まい・きょう)~自分らしさを鍛える、利かす、そして愉しむ~

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

タイゾー@KY

タイゾー@KY

Recent Posts

Freepage List

Favorite Blog

金価格高騰が止まり… New! カーク船長4761さん

御殿の中 ciamiさん

Comments

コメントに書き込みはありません。
2012.04.04
XML
カテゴリ:日記・随筆。
映画『マイ・バック・ページ』

映画『マイ・バック・ページ』をみました。

今やもっとも売れている役者の2人、
妻夫木聡&松山ケンイチ共演の映画。


相当期待して見てみました。


日米安保闘争と学生運動の全共闘が収束した
1970年代前半のお話である。

松山ケンイチ演じる革命家に憧れる学生
に翻弄される妻夫木聡演じるジャーナリスト。

この記者も秘かに自分がヒーローになることに
憧れている。


その野心に対して会社や社会はそういう人間
を求めなくなった時代。


そこで、二人の願望が一点で交わる。


『一発逆転を狙う』


学生革命家は詭弁を用いて時代の寵児に
成ろうとする。


その実、計画は無謀であり実体のないものだった。


ジャーナリストはスクープという実績上げる為
に焦っている。だから学生革命家の嘘を見抜けない。


結局、この革命に憧れる学生の計画は殺人事件を
引き起こし、学生は化けの皮を剥がされる。

計画に協力したジャーナリストも嘘の供述に
巻き込まれて罪を問われる事となった…


嘘がばれた後、『もう少しで嘘も本物になる』
というような言葉を学生革命家が放つ、言葉
は学生の切実な思いを伝えようとするが、
虚無であり軽すぎる…

1970年代ってそういう時代だったのだと思う。
身を寄せる思想など実はなかった。

自分を探すために日本人は大量消費と
マイホーム神話の時代へと突入していく。

思想が信じられないから、物欲に走った。


20年後に妄信も頓挫するが…


映画の1970年代はベトナム戦争や学生運動に
疲れ切った社会。

社会は出来れば早く新しい価値や世界観が表れて
安心したいと思っている。

しかし、革命という熱狂や興奮を捨て去る勇気がない。


その喪失感は堪えがたい痛み。


映画は日本人の気持ちがフワフワと不安定の中に
どっぷりと浸かっていた時代の物語でした。

映画は自体は面白い時代を描いているのだが、
ストーリの完成度は今一つ… 


なぜ?


忽那汐里(何て読む?)が演じる雑誌の表紙モデルの
役割がよくわからない…

このモデルの登場が必要だったのかどうか…
というのが謎。

妻夫木演じる記者も草食系だし。あれが肉食系だった
らストーリの展開にひと波乱あった気もします。

満足度: ☆☆
良い: ☆☆
感動: ☆☆
ドキドキ: ☆☆ 
オススメ: ☆☆
(☆最大5)

キャストも豪華だし、物語の素材は期待感満点でしたが…
ちょっと期待が外れました。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.04.05 13:59:55



© Rakuten Group, Inc.
X