カテゴリ:RS異聞記
異聞記読者の皆様、
大変お待たせいたしました(涙目) 皆様ご存知のふう様、ご登場でございます。 ↓はσ(=^‥^=)がCymruの教会に落ちてまいります 10数年前の出来事です。 異聞記でふう様とカムロが出会ったシーンの前に こんなエピソードがございましたのね・・・ --------------------------------------------- 「ふむ・・・」 ふうは思わず顔をしかめた。 そもそもは部族の長の死去による跡目争いが 骨肉の争いとなり、その動乱に乗じて他部族がその部族を襲い 襲ってきた部族を金で取り込み自陣に加えた方が 身内である弟を殺し、彼が雇っていた傭兵をもほぼ皆殺しにした。 「人の所業とは思えぬ・・・」 水晶球に映し出される光景は 時に揺らぎ、時に消え去り 世界の調和を司る役目を担うふうの目にも その一部始終を確認することは叶わなかった。 この争いで生まれたのは憎しみと悲しみ 勝者にも敗者にも永遠に消えない心の傷を残す。 人の負の感情を己のエサとする魔の者たちが 勝敗の決した場所にハゲタカのように集まり 人々の悲しみを苦しみを愉悦の表情で喰らう姿が 水晶球に次々と現れては消える。 見たくはない。 が、そこから目を背けず見続けることが ふうの役目。 「ん・・あれは・・・なんじゃ?」 絶望と悲嘆に満ちた敗北側の砦の残骸から飛び出した美しい光。 その髪の毛一筋ほどの淡い光に どこにこれだけの?!と思える数の光が集まりだした。 それに共鳴する様に ふうの首飾りのピジョン・ブラッド(鳩の血)ルビーが輝き始める。 「おお・・・あれはまさしく”約束された復活”の光・・・ この地に御子がご光臨になる兆し・・・」 初めてこのルビーが輝いた時の記憶が鮮明に思い出された。 そう、あれはふうがこの館の主となった日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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