カテゴリ:RS異聞記
モリ6PTでお世話になっておりますと
ポツリポツリと人が増えてまいりました。 PTにお誘いしてもご一緒してくださる方は いらっしゃらず(涙目) ”あっ、たぶん、ボス時間ですw” とPTチャが光って1時間ほど経過。 ドキドキドキドキ ご登場なさったのは見上げるようなゴーレムさん。 座っていらした皆様が一斉に駆け寄り 瞬殺 ここって、何が落ちるのかしら??? ------------------------------------- ペンダントの3つの石の1つ 見事なピジョン・ブラッド(鳩の血)ルビーが 暖かい光で周囲を照らし始めた。 ”新たな司人にご挨拶申し上げる” 太くざらついた豪放な声。 ”我は水の化身にして火を操るもの 人は我を『ドラゴン』と呼ぶ” おおばあさまから受け継いだ体から 太古よりの膨大な記憶が ふうの中に流れ込んでいた。 ”大地を流れる大河が我が姿” その記憶の中に この声の主の姿があった。 ”必要とするものには火を与え、 命が生まれ育つことが、我の喜び” 巨大な大河に手足と羽が生えたような 真っ赤な生き物。 大きな目、 大きな口、 その口から伸びているのは 舌なのか炎なのか・・・ ”今、宇宙にもたらされし破壊により 我はこの姿にあらず。 が、あらゆる命と我はつながり やがて、元の姿となろう・・・” 巨大で勇壮な姿が砕け、 声の気配が消えた。 もう遠い昔の記憶だった。 偉大なるドラゴンの言葉に嘘偽りはないとしても 余りに長い時の流れに この約束の日が己の代に実現することを 半ば諦めていた。 ふうの瞳が潤み、両の頬を涙が伝わり床を濡らした。 「お館さま、どうなさいましたか?!」 慌てて駆け寄る侍女頭に俯き手を振るふう。 「良き兆しを見たのじゃ、嬉しゅうて・・・」 「よろしゅうございました」 侍女頭は深くお辞儀をしてから そっとふうの肩においた手でその背をゆっくりと撫でた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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