カテゴリ:RS異聞記
最近、定期メンテが何曜日か分からなくなっております(涙目)
ロマ様、どちらにいらっしゃいますのぉぉ~~お(泣) -------------------------------------------------- 「姫様、ご公務の時間でございます」オロオロとする侍女たちの声に耳を貸さず 正装のまま俯き大きく息を吐いたディオは両の手を天へかざし星々に祈りを捧げる。 「古来からの盟約に基づき我、星々に願う。我が想いよ、力となれ!アイドルスター!」 朗々と歌うその声は煌く星の形となり、ふうの元に届いた。 天空邸にいる者たちの祈りが ”ふさふさ”ふわふわのボールのような思念が ダイヤモンドのように硬い氷が矢の様に研ぎ澄まされた力が 次々にふうの元へ集まってきた。 ピジョン・ブラッド(鳩の血)ルビーに照らされたそれらは 始めはペンのように細く短かった光柱をみるみるうちに WIZたちが使う氷柱のような巨大なものへと変化させてゆく。 「きゃ~!」 祈りの間にいたほとんどの者たちは目の前の有り得ない光景に 立ち尽くした。 強固な結界に護られた祈りの間の一角で 巨大な鎌が周囲を切り裂き、凄まじい炎が上がっていた。 「サンクチュアリ!」ルンが翼を広げその場に飛び込む。 中空に浮かんでいたピジョン・ブラッド(鳩の血)ルビーが 光の盾を作り、ルンが抑えていた力をゆっくりと吸収した。 念のため控えていたエゥリンたち救護班が駆け寄る。 「ふう様にご報告いたします」治療を終えたエゥリンが進み出た。 「鎌を振り回して思念を送ってまいりました者 1名。 煙草の火を使ったとんでもなく破壊力のある炎で送ってまいりました者 1名。 計2名の・・・」 そこまで聞いたふうはため息をつき、続きはもうよいと手を振った。 「傷ついた者たちの容態はどうじゃ?」 「はい、幸い皆、軽症でございます。少し休めばこちらに戻れますかと」 「いや、その者たちはそのまま休ませておくように・・・ あの者、槍子から霊術になったようじゃな。 もう1人の寝癖はこのご時世にまだ禁煙しとらんのか」 とりあえず、そのままにしておくと危険な2つの思念を光柱に封じる。 「エゥリン、傷ついた者たちの治療代と慰謝料を クルネス宛てとアーデル神父宛てで送っておいてたもれ」 「かしこまりました」エゥリンは深々とお辞儀をすると祈りの間を後にした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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