カテゴリ:RS異聞記
サッカー、日本代表、
決勝トーナメントご進出、 誠におめでとうございます(感涙) ------------------------------------------- 天球が消えるとみゅんは首を高く掲げ 「みゅぅぅ~~~うん」と鳴いてから 大きな翼を祈るように合わせては広げはじめた。 無数の赤い粒子が里中に降り注ぐ。 その中の1粒が、ひたすらに診療所へ向かい ギボディスの緑の袋に飛び込んだ。 ”遅くなってすまない” ギボディスには忘れられない懐かしい声が響いた。 思いもよらむ出来事に立ち尽くすギボディスが手にしていた緑の袋は まるで風船が膨らむかのように膨張し、はじけた。 袋からあふれ出した緑と赤と白の光がプリムローズを包み込み 彼女を元の可憐な少女の姿に戻して消えた。 もはやすべての力を使い果たし朦朧としていたプリムローズを がっしりとした腕が軽々と抱き起こす。 愛情に満ちた豊かな生命力が体中に流れ込んできた。 ふわりと宙に浮いた自分に、 はっと意識が戻った彼女を見つめていたのは若い剣士。 ”なんと愛らしい・・・プリムローズ、私の娘” 「おとう・・・さま?!」 問いかけの答えはこの上なく愛情のこもった 優しく暖かい抱擁であった。 ”これで思い残すことはない。さて、行くか” 懐かしい気配が消えた。 が、プリムローズの周囲にはギボディスには見分けることができる キャスガットのシマーがまわっていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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