カテゴリ:RS異聞記
今年の梅雨に、
梅雨寒という言葉を使う機会はございませんわね・・・ 蒸し暑いだけか土砂降りかというなんだか風情のない 今日この頃ではございますが、 本日は「半夏生(はんげしょう)」 季節は確かに夏にむかっております。 モリ6秘密の過疎ぶりに終了時間が1時をまわることが多く 追い撃ちをかけるようにサッカーにはまり、 湿気にまけ・・・(涙目) と すでに夏ばて?!(泣)気味ではございますが、 今日はタコの酢の物でもいただいて 夏に備えましょうか ----------------------------------------------- スリウェリンは、皆を見回し口を開いた。 ”愛するものを残しこの世を去らねばならなかった者たちを覚えていてくれたこと、 心から感謝する。 我々は誰も恨んではおらぬ。 この里がこれからも豊かで美しい里であることが我らの願い。 我とともに戦うものはこれへ!”スリウェリンは剣を掲げ叫んだ。 「みゅん♪」みゅんは胸を張り、元気一杯に左羽を上げた。 ”行ってくる”その声に女性は頷き、微笑んだ。 「いってらっしゃい、あなた」 ”オレの分も長生きしろよ、親父” 「とっとと行け、馬鹿息子!」 ”じゃ、またな”「ああ、いつかまた一緒に飲もうな」 無数の光が天を目指した。 ふうからの耳で何が起ころうとしているかを知ったCymruが カラドックに仔細を報告。 カラドックは戦闘能力を持つ人々に戦いの準備を命じた。 戦う術を持つ者たちが装備を整えに走り出す。 非戦闘員たちは診療所へ集められ、霊術師たちが周りを囲む。 「戦闘がはじまったら、順番に真空斬りだ。互いのクールタイムを補完しろ。 クールタイム中の者は斬って斬って斬りまくれ!敵に何もさせるな!!!」 雄たけびがあがり、霊術師たちは鎌を構えた。 天空にはスリウェリンを中心にずらりと並ぶ勇姿。 地上の人々はそれが誰であるのかを若者に 子に孫に誇らしげに伝える。 PT編成が終わったのであろう、チャージが始まった。 ゆっくりと立ち上がるビショたち。杖を振る手を止めたWIZたち。 エンヘイ、エビブレミラーがかけられパッシブが確認されていた。 MMMが、シマーが回る。 ”我らが力、思い知らせてやろうぞ!” 支援が行き届いたのを確認したスリウェリンが叫んだ。 天を揺るがすような応(いら)えが上がり 彼らの姿はゆっくりとシルエットとなっていった。 その姿が見えなくなるのと同時に、里の上空が真っ暗になった。 σ(=^‥^=)カムロも行くじょ♪ 「みゅん♪」 みゅんは背中にカムロを乗せて飛翔した。 カラドックは仁王立ちになり、あらん限りの声で叫んだ。 「敵は我らの目には見えぬ。 が、天におわす我らが同胞(はらから)たちと力を合わせれば恐るるに足りず!!!」 地上でも雄たけびが上がった。 「迅雷瀑布のカラドックの名において我命ずる、出でよ氷力のドラゴン! ドラゴンツイスターぁぁ~~~!」 天と地で蒼い輝きがドラゴンの姿となって舞う。 「なんと見事な・・・」 まるで打ち合わせたかのように同じタイミングで繰出された スリウェリン、カラドック兄弟の攻撃が、 見えない敵を殲滅してゆくのが里人たちにもわかった。 突然の出来事に震え上がっていた子供たちが泣くことを止め、 怯えることを止め、この様子を眺めている。 「この命果てようとも、この里に危害を及ぼさせぬ!!!」 鬼気迫る形相で剣を振るうカラドック。 「あたしらもいくよ!」エレナが弓を構え天空をにらむ。 「古来からの盟約により我、ここに願う。出でよ氷矢」 魚の鱗がボロボロと剥がれ落ちるように、いくつもの黒い塊が凍ったまま降って来た。 「パラレルスティング!」「マルチプルツイスター!」「ダブルスローイング!」 知識と物理の隙のない連携攻撃に霊術師のドームに護られた人々が 身を乗り出すようにして声援をおくった。 「TUのスキルをお持ちの方はこちらへ!」 Cymru、プリムローズ、ギボディスが口々に叫び、里の各所に散った。 「紅涙の女神官の名において命じます・・・ 「赤鱗の癒し手の名において願います・・・ 二つ名を持つ2人の詠唱にあわせ、TUのスキルを持つものたちが両手を掲げる。 己がいるべき場所にお戻りなさい。その魂よ、安らかに。ターンアンデット!!!」 暗闇を照らすTUの光は絶え間なく輝き、呻きに似た振動を残しアンデットたちは 里の周囲から消えていった。 雷光のように輝く光と音が、天空でも戦いが続いていることを知らせていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月02日 12時52分20秒
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