カテゴリ:RS異聞記
残り3話。
それにしても私、戦闘シーンが書けません(涙目) --------------------------------------- 空と大地との間を飛び回りながら炎を吐き続けるみゅん。 背中のカムロはみゅんへの攻撃を己の火で相殺していた。 みゅんの吐き出す炎は見えぬはずの敵の姿を影の形であらわにした。 その瞬間を逃さず、ドラツイが氷雨がメテオが襲い掛かり、 物理職が止めをさす。 「ギボディス様、こちらはお願いいたします!」 TUの有効範囲が里中すべてに行き届いているのを確認したCymruが、 自身にエビブレをかけなおし、カラドックたちが戦っているポイントへ 駆け出した。 「あなたも行きなさい」ギボディスの支援がプリムローズを包む。 母の眼差しに促され、プリムローズはCymruの後を追った。 戦えない者たちが集められた診療所周辺は、魔物たちにとっては恰好の標的。 四方八方から襲い掛かる攻撃から皆を護るため、 戦う者たちは総て被弾するしかない。 WIZやTUスキルが低いためこの場に残った本来は天使であるビショからの 回復魔法を信じ、傷つき倒れても、また立ち上がり戦う。 「お待たせいたしました、カラドック様、PTを」 Cymruのアーチとエレメがドラツイと雨の威力を激増させた。 倒れていた味方を蘇生しながら、間髪いれずに回復支援を続ける。 目の前には痛みに顔を歪ませてながらも、その場を一歩も動かず攻撃し続ける人々。 瘴気と殺気で覆いつくされ、血のにおい、髪の毛が燃えるような臭気が満ちている戦場。 運ばれてきた病人や怪我人の治療が専門のプリムローズは この壮絶な状況に金縛りにあったように立ち尽くす。 周囲の状況に動ずることなく淡々と支援をするCymruを 呆然と見つめることしか出来ないプリムローズ。 「きゃ~!」突然どこからか襲ってきた攻撃に両手で頭を抱え、 自分にヒールをかけることもベルトのPOTを飲むことも忘れ、 しゃがみ込む。 ”私、もうダメ”と思った瞬間・・・ ”えっ!?” プリムローズを庇い被弾したのは、この里で最もレベルの高い魔道士。 朦朧とした意識の中で聞いた”その2人、あのキャスガットの女とガキだ”という 憎悪を込めた声の主。 自身にアスヒをかけながらプリムローズにPTを要請する。 「よろ!物理PTなんでアーチとレスト頼むぜ」笑顔とヘイストが彼女を包んだ。 挨拶をする余裕はないシオンが一瞬振り向き、シマーをくれた。 Cymruから耳。 ”お返事は不要です。 WIZ様、低下さま、範囲さま、タゲが集中する火力様計4名までにミラを。 エビブレを切らさずひたすらPTH。倒れた方にはリザと支援を。 PTの方々を信じて、皆様の真ん中で癒し続けてくださいませ。 プリムローズ様なら出来ます!” プリムローズは深呼吸してから頷いた。 実戦への恐怖はもうなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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