カテゴリ:RS異聞記
F様の”カムさんのお話みたいに、カムロに吸収させてくれないかな・・・
で、そんときはその話、書いてくれたら凄い嬉しいんだけど” というお言葉で私のところに来てくれたペットさん どんな時でも果敢に攻撃を仕掛け、けなげに回復し続けてくれました(涙目) 秘密に通うため、アブソーブ・チェーンに使うサービスポイントは ムーンストーンになってしまいましたが(泣) 気長に貯めて、いつかカムロの素をちゃんと吸収させていただくつもりでおります。 お話ではちゃんとカムロと融合いたしました。 明日でお話は終わります。 残り2話、お付き合いいただけましたら幸甚に存じます。 Cyrmu拝 -------------------------------------------- 闇が薄れ始めていた。 シルエットであったスリウェリンたちがゆっくりと姿を現し始めた。 さすがに息が上がり、ドラツイを杖がわりにしたカラドックが 診療所に向かう。 「皆、無事か?もう出てきてよいぞ」 「カラドック様!」 「里長!」 駆け寄る里人たち。 「わしには里長と呼ばれる資格など・・・」 カラドックの言葉は里の人々の「我らが里長、カラドック様、万歳!!!」 の絶叫にかき消された。 その様子を笑顔で見下ろす天空のスリウェリンたち。 時は夕刻へと移っていた。 夕焼け雲が流れ天空に浮かぶ者達の姿を見え隠れさせる。 陽光が薄れるに連れ、彼らの姿がゆっくりと消えてゆく。 「ありがとう、兄者!」 「ありがとうございました」 「さようなら~」 「ありがとう!」 子供も大人も皆が天に向かい口々に叫びながら 一心に手を振り見送った。 「母さん、みゅんは?」シオンがキョロキョロと辺りを見回した。 「みゅん!どこだ?」エレナも周囲を探す。 「とっとと出てこないとメシ抜きにするぞ!」 プリムローズとギボディスもキョロキョロと辺りを探す。 カムロがトテトテと走ってきた。 Cymruが後から続いていた。「みゅんはここですわ」 促されたカムロが固く握っていた拳を開くと そこには茜色の小さな勾玉。 勾玉が動いた。 (=^‥^=)σみゅんおつつだじょ♪ 「みゅん♪」 微かな・・・聞こえたか聞こえないかわからないくらいの鳴き声、 でも嬉しくて嬉しくてたまらない想いが溢れている声。 その勾玉は夕焼け色の霧となりカムロを包むと 静かに吸い込まれていった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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