愛の旅路を。
人という生き物は、なにはともあれ自分なわけです。人という生き物は、まずは自分が基準なんだと思うわけです。良いとか悪いとかでなく。広い視点や考えなんてものではなく。少しでも、ほんの少しでも相手のことを考えられたり気が使えれば、きっと世界は少し良くなるはず。ちょっと楽しく変わるはず。なので、彼女が自分が写っている写真をみて、「うわー、なんだか最近私老けたなあ。」って僕にいうのは如何なものかと思うわけです。もう30代後半なんですから、最近老けてくるのは仕方ないし自然なことなんですよって言っておきたい。強く言っておきたい。そんな話をする前に僕を見ろってこと。とっくの昔に老けましたってこと。写真どころか鏡も見ませんってこと。首の周りの皮がダブついちゃって、顎の周りの皮がダブついちゃって、なんだかドリルチンチンみたいになっちゃってますってこと。顔を撮影したのにチンチン。笑顔なんだけどドリルチンチン。38歳なのに子供みたいな感じ。若々しいと言ってしまって良いものか。歳を取ったせいか涙も出ませんって話。