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平安寺のささやき  短歌日記

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2023.11.05
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​清流に 雄々しく跳ねた 若鮎も 
やがて錆びつき
落ち鮎となる
​​




★ 昨晩、天然物の鮎を塩焼きで食べました。天然物など、ついぞ久しく食べたことはなかったが、腹にはたくさんの子がつまっており、身は痩せていました。味も、期待していたほど美味しいとは感じませんでした。

​★ というのも、9月ごろからは産卵のために下流域に下る落ち鮎となるのですが、季節ももはや11月、産卵のために蓄えた栄養も使い切り、旬のおいしさを維持することはできなくなったということでしょう。

★ しかし、私が知らないだけで、私の食べた落ち鮎が良くなかったのかのか、あるいは塩焼きなどとは別の落ち鮎を美味しく食べるレシピがあった可能性も否定できません。​


★ とにもかくにも、天然物の証である卵を抱えた落ち鮎を、何十年ぶりに今年食べたことで、思い出に加えることができました。

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Last updated  2023.11.05 16:07:26
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