高校受験のために　去年８月からうちに英語の勉強に来ている中三Kくん。
去年の１２月からは　彼の希望により数学も教え始めました。

１ヶ月　英語８時間　数学８時間。

まあ、長い時間１対１で向き合って勉強教えているので、普通の付き合いより　お互いのあり方がわかったりすることもあるんじゃないかと思うのです。

で、彼を見ていて思うのが
『若いくせして　どうしてこんなにカチンコチンなんじゃ～～！？』ということ。

身体も頭もね。
本当に縮こまって　なるべく身体を固めて　いつもいつも防御している感じなのです。

身体は大きくて１７０センチは軽く越えていそうだし、体重だって７０キロ台はあるに違いない。
暴れれば破壊力はすごそうなんだけれど、どうも学校ではみんなにいじられる役割をしているみたい。

おじいさんおばあさんに育てられていて、親や祖父母の言うことを黙ってきく・・・以外の方法を全然知らないでここまでやってきたみたいなんです。
いやあ、素直でいい子は認めるけれど、自分の中から出てくる意欲が　ほとんど私には見えてこないんですよねえ。

最初　うちに来始めたころは、英語が本当に苦手で、教科書を開いてもらって、３行英文読むと　そこで頭がフリーズ状態になってしまってました。

それでも２～３ヶ月はなんとか教科書を読み込んで　単語や英文の構造を覚えてもらおうとしていたんだけれど、本当に効率が悪くて
全然進まないので、考えて　このネットのyoutubeで　子供向け英語のお話（紙芝居みたいなやつ）を探して　それを教材にしています。

こんなの

お話の力は偉大で、教科書よりはよっぽど興味をもって訳に取り組んでくれるけれど、英単語の覚えはいまひとつ・・・かな。

それでも、とにかく英語アレルギーはなんとかしないとねえ。

学校生活送るためには　勉強はそこそこ出来たほうが居心地いいと思うけれど、それは決定的なものじゃないと　今の私は思っているのです。

どちらかというと　彼の頭の中の思い込みや　恐怖心や
今まで周りの大人たちから　当たり前として植え付けられてきた　子どもをコントロールするための制御システム、これを緩めること。
英語なんてのは、本当は面白いんだよお、ってのを伝えてあげたいなあ。

そこまでゆけばあとは自分で勉強もできるだろうし、彼自身の能力も向上するでしょうしね。

まあ、勉強教えながら　色々話していますよ。
彼にとっては　ぶっとんだオバサンでしょうねえ。
（≧∇≦）ぶぁっはっはっ！！

ところで！
ここ３ヶ月くらい　英文聞きながら英語の字幕をノートに写し取るという作業を私もKくんといっしょにやっているのですが、
最近　ニュースを見ていて　英語の普通の会話が大体聞き取れていることを発見！

どうやら、Kくんに英語を教えるつもりで、いっしょに勉強している私の能力もアップしておりましたのだな。

人間いくつになっても　能力上がる余地あるのだあ。
感心しちゃいましたよ。

えらいえらい。
o(*^▽^*)o~♪