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2014年10月02日
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カテゴリ:世間の話題

少女

いつものお花シリーズ。
頭の中に あと2枚ほど描きたい絵のアイデアがあるので、それを描いたら気がすむのかな?
まあ、やってみないとわからない。
描きたいものを描く というスタンスで行ってます。
(^▽^笑)

さて、『花子とアン』が先月で終わりました。

私、あまり朝の連続ドラマは見ないでやってきていたんですが(ちりとてちんは 面白かったけど)
去年の4月、友だちが 「あまちゃん」を見て 面白い!さすがクドカン!!と騒ぐので ちょっと様子見と
見てみたら面白かった。

あまちゃんは 癖になって最後までしっかりと見てました。

で、その時間にテレビをつけるというのが習慣になってしまって、次の『ごちそうさん』も見たのです。

あまちゃんを絶賛してた 友人は ごちそうさんは気に入らなくて、あんなにおばかな主人公見たことない。
食べ物しか頭の中にないキャラクターがヒロインのドラマって今までなかったぞ!なんて言ってて、それはそれでもっともなんだけど、あのあほさが私はけっこう面白かった。

私は今まで★頭が良くないと社会人としてだめなのだ★みたいな 固定観念があったのだと思うのだけど、そのあたりから「頭がいいか悪いか そんなのかんけ~ね~~~!!」の場所に行きつつあったのです。

で、前のあまちゃんほどじゃないけれど、ごちそうさんもそれなりに楽しんで見終えました。

 

習慣でもって引き続き『花子とアン』も見ました。

私 実は『赤毛のアン』に中学の頃はまっていまして、あの本が大好きでした。
今考えると キャラクターとしてのアンが好きというわけじゃなくて、あの世界の雰囲気や周りの人たちとの関係にとてもあこがれていた気がします。

で、村岡花子さんというのもとてもなじんだ翻訳者だったのです。

あの朝ドラは、最初はとてもよかった。
あの山梨の貧しい小作農家の雰囲気がよくできていて、貧しいということの表現に忠実に取り組んでいた。
家の中も外も 貧農の雰囲気をよく表わしていました。

お爺やんの石橋蓮司さんが笑っちゃうほど農家の無口なおじいさんで上手くて、うわあ 私小さい頃こんなおじいさんいたぞぉ!って感心して見ていた。
(いつぞやアップになったお爺やんの手が 都会人できれいで それだけがイマイチ!って思ったけど。
農民の手はあれじゃないです。)

主人公の女の子も 目がきらきらしてて 本が大好きで、一生懸命で、よかったです。

でもねえ、大人の花子さんになって、お話が進むにつれて なんかどんどん普通のお話になってしまっていったみたい。
それなりに困難はあったけど、みんな辛い場所を乗り越えて 最後は愛する家族がそこにあって、幸せな場所にたどり着いてよかったね。
という終わり方でしたね。

そんなもんかな、と思いつつ あれれ?それでいいのか?って気持ちが残った。
朝ドラって 視聴者の気持ちを引きつつ、いい気持ちで一日始めてもらおうという意図があるんでしょうから、重すぎるものはだめなんでしょうが、軽すぎない?ホントに村岡さん、あんな人だったの?という。

まあ、しょうがないか。

それでも、なんか癖って残るんですよね。

今やってる『マッサン』というのも最初見てしまった。
でも、今回は最初から 「こりゃだめだ!」と 見るのを止めたのだった。

何がダメかというと、主人公のまっさんがスコットランドに2年留学してて、日本に帰国する際にスコットランド人のエリーさんを妻として連れてくるのですが、
両親に反対されているのに、エリーさんには家の両親は君を歓迎してるとうそをついたまま、連れ帰るのです。

そんなのありか?

エリーさんは、何の情報もない日本に来るのに 両親に結婚を反対され立場がなくなるのは、夫としてわかるはず。
そういったうそをついて つれてくればなんとかなると考えるのは 夫のまっさんの甘えであり見通しのなさ、
頭の悪さです。
うそはよくない。
それでもエリーさんが大好きで どうしても結婚したい、日本に連れ帰りたいというなら、きちんと状況を説明して、エリーさんの覚悟を求めるのがスジです。

そうして、ドラマの中では 両親に嫁として認められない、結婚には反対されたまま、という現状を知っても、エリーさんは夫のまっさんとそのことでけんかもしないのね。
うそをつかれたことに対して怒らないのです。

ありえない。
あれは日本の従順な女性のありようです。

西洋の自我の立った女性なら、ぜったい怒るはず。

あ~、このような人間の描き方をするようなら、ドラマとしてもあまり楽しめそうにないなあ、というわけで、
今回で朝ドラは打ち止めです。

このごろね、テレビドラマでも、小説でも いろいろなことが見えてきているように思います。
で、まあ、いいものはあまり多くないのだな、ということが よくわかるようになりました。

それが楽しかったり
楽しくなかったり。

ま、目が見えるようになりたい、ちゃんとモノがわかるようになりたいというのは、私の長年の願いでしたから、そこはとてもうれしく楽しいです。






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最終更新日  2014年10月02日 14時12分45秒
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