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カテゴリ:考えたこと
箱があったら入らねばならぬ それがアタシの使命ですにゃ
昨日の話題を引き続き。 あの北大生のイスラム国参加希望ニュースを聞いたとき、最初に頭に浮かんだのだMくんのことでした。 Mくんは…もう12年前のことになるのかな。 家に来て勉強いっしょにしているうちに どんどん成績が上がっていって彼も私も面白かった。 Mくんは無事に地元の普通高校に入学し、そして卒業して 東京の某運送会社に就職しました。 彼はシングルマザーをしていたYちゃんに育てられ、でも、Yちゃんは人を集めるのが好きな人で、彼女の家には友達たちが多く出入りしていた。 あまり、人とかモノとか見えてなかったけど、若い子はまあそんなもんだよね。
そんな彼ですが、東京での暮らしに慣れなかったのか、仕事がハードすぎて身体と精神が持たなかったのか、半年で仕事を辞めて自宅にもどってきました。 で、時々バイトをしながら 半分ニート生活をしていたんですが。 かなり悶々としていたのでしょう。 いいよぉ、と、家に呼んだら、「英語を話せるようになりたい。どこかそういう教室あるか?紹介してもらえないか?」ということでした。 でも、なんで英会話?って聞いたら 傭兵になるには、最低の英語くらい使えねば、とういうのが彼の英語勉強の動機でした。 まあね、知り合いを通じて情報もらってALTが講師をつとめる格安英会話教室を紹介したのですが、彼 結局続かなかったようですけどね。 まあ、そうやっていろいろ悶々時期を1年半くらい過ごした後で 彼はJ隊に入隊して、そのしばらく後でアフリカの某国に派遣され ちょっと パラレルだけど、安全な領域で目的達成できて よかったね♪だったのです。 Mくんは もう傭兵になりたいなどと 毛ほども思わないでしょう。 海外で兵隊やるということの 実感がわかったはず。
でもね、そのMくん 教えてから5年くらい後で、近所の男の子Rくんをまた高校受験対策で3か月ほど教えたのですが。 彼はとっても人好きのする明るい子でしたが、学校ではいじめられっ子の場所に置かれているようでした。 彼はアニメとマンガが好きで漫画家になるのが夢だったのです。 で。そのRくん、日本刀が大好きでいつも刀を描いていました。 マンガの主人公は刀を持った少女。 それも、Rくんの心理を表しています。 彼は口に出してそうは言わなかったけど、海外に行って傭兵になりたいという希望を持つ 青年たちと同じ領域で生きているのだと思います。 Rくんは 高校卒業してから東京のアニメの専門学校に入ったと聞いたけど、それからどうしたのかなあ。 今度、おじいさんに会ったら聞いてみようかな。
まあね、言いたいことは。 極端なだけで、同じような心理で生きている青年は日本中にたくさんいる。 世界中にもたくさんたくさんいるのでしょう。 イスラム国は そういった青年たちには魅力的にうつっているということ。 社会のシステムが、この経済優先、優位なものだけが幸せを独占して、敗者はみじめに生きるだけ というようなバカな思い込みで みんなをマインドコントロールしている。 そのマインドコントロールでもって 世界経済を回してきた。 その裏側でどれだけ 人間が持つ 等しく持っている尊厳を傷つけられてきたことか。 あのイスラム国の台頭は
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最終更新日
2014年10月16日 12時02分39秒
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