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カテゴリ:健康趣味
あまりおいしそうに見えないけど、オートミールのおかゆです
ブログでも何回か書いたけど、私30代の一時期、料理研究家の丸元淑生さんにはまっていたことがありました。 当時の私は、彼の教えに従って 築地まで鰹節を買いに行ったり、せっせとさまざまなもやしを作って食べたりしていたのであります。 数年間は教えを真面目に守って、そんな生活していたんじゃないかな? でも結局それ以降は普通の生活に徐々にもどっていってしまったのだけど 多層構造鍋の効果的な使い方とか、野菜はゆでるより蒸した方が栄養価は保持され、しかも燃料費もエコだ…とかね。 上の写真は オートミールのおかゆですが、これも丸元さんのレシピにあったものです。 ひさしぶりに食べたらなんかとっても 美味しかった♪ 味を薄くして 梅干を落として食べてもいいですよ。
ところで、ゆうべなのですが、ニュース番組で 今の子供たちに味覚障害が増えているということを特集していました。 塩味と苦みの区別がつかなとか、酸っぱい味がわからないとかですね。 その障害のある子供のパーセンテージは忘れたけれど、今調べたら30~50%くらいの児童は異常の疑いがあるのかな。 で、ごく普通の味の薄い料理はおいしいと感じられなくなるし、野菜はあまり食べないし、食事をしても満足感が薄く食べ過ぎてしまったり。 親が きちんと意識をもって食生活を守ってあげないと 子供の未来まで危うくしてしまうということですね。
去年、亡くなってしまったけど、鳥山敏子さんという家族問題を焦点にして教育の現場で活動していた人がいます。 私は彼女の本を読んで 深く感じることがあって、彼女のワークショップに出たり講演を聞きにいったりしていた時期がありました。 私も自分の身動きの取れなさの根本に 解決できていない家族の問題があると、どこかでわかっていたのだと思います。 で、講演会で彼女が言った言葉が印象に強く残っています。 昔は子供は外でいっぱい遊んでお腹をいつも空かしていた。
今 考えてもそうだよなあ、と納得します。 時代的な問題もあるのですけれどね。 スーパーやコンビニに行けばおこずかいで買える安価な美味しいお菓子がてんこもりだし 昔の子供みたいに原っぱ駆け回ってお腹ぺこぺこで家にもどって おばあさんが握ってくれた塩のおにぎりがすごくおいしい!!ってことはもうない。 どっちが豊かなんだか。
そんなこと考えているうちに、ありゃ、食欲だけじゃなくて 幸せに対する感受性も同じことが起きているな、って発見しました。 自分の小さい幸せを見つけてじっくり味わっている暇なんてないでしょう? さあさあ、ワンランク上の幸せ目指して どんどこどんどこがんばりましょう!!ってね。 味付けに騙されて食べさせられるのね。 行きつく先は 体力のない生活習慣病かもしれない。
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最終更新日
2014年10月21日 17時41分45秒
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