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テーマ:本のある暮らし(3318)
カテゴリ:読書
宮部みゆきさんって 不思議な作家です。 でもね、読んでしばらくすると、その作品が頭の中からきれいさっぱり消えてしまうのですよ。 前に読んだこと忘れて、また本借りてきたことも一度ならずあったぞ。
まあ、そういうわけでしばらく彼女の本を手に取ることなかったのですが、(読んでも消えるなら 時間をかけて読む必要もないかな、ってね) で、ちょっとまた興味が回復していたわけです。
先日 ひさしぶりに図書館に行ったら 書棚に宮部さんのソロモンの偽証 1~3が並んでいました。 ちょうど錯乱坊さんが話題にしてたところだったし、宮部さんの本は人気で 続き物を全部借りられることは珍しいので 『どうりゃ、読んでみるかぁ』と 3巻まとめて借りてきました。 で、期限までに返さなくちゃ、と せっせと読み始めました。 軽快なテンポでお話は進みます。 中学校が舞台の話で、それぞれの人物も 正義の側もワルの何人かも いそうな感じでよく書けている。 最初は、ほいほいと舞台に入り込んで読んでいたのですが・・・・・・・。
2巻目の半ばまで来て、はた!!と気づいた。 ありゃ、これ、萩尾望都さんの「トーマの心臓」やんか。
実は、気づいたところで ストップしていて、本当にそうかどうかは、わかっていません。 いろいろ用事が立て込んでしまって、読書どころじゃなくなっていたのです。 でも、もしそうだとすると、柏木くんがトーマで 神原くんがユーリよね。 神原くんの危機を救うために柏木くんが自殺したことが結末となるなら 本当に トーマの心臓のプロットがそのまま再利用されてるということになるのですが。
・・・はてさて? 結論は 最後にならないとわかりません。
怖いような、楽しみなような・・・。
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