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2015年01月29日
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カテゴリ:考えたこと

 

チューリップ

 

 

しばらく前のことだけど(2~3か月くらい前だったかなぁ)
時々読みに行っているとあるブログの記事に 世界で使われている軍事費の3日分で、地球上の全人類の一年分の食糧費が賄える、とありました。

その記事を読んだときには、根拠も提示されてなかったし、まあ極端に表現したものだろう・・・と 思ったのでした。
でも、3日分は大げさにしても、軍事費1か月分もあれば 全人類 飢えずに暮らせるってのはありえるな、とも思った。

その 少しあとで たぶんNHKの番組だったと思うのだけれど、現在の欧米の兵器研究開発、未来にどんな兵器が実用化されるのかって特集をやっていました。
それを見て かなり驚いたし、恐怖を感じたのです。

ロボット兵器とかね、人間をスーパーマン化するパワースーツとか。

あと、蚊の大きさの偵察カメラとかも 現在はまだできてないけれど、近い将来には実現するだろうとかね。

ものすごい情熱とお金をかけて 兵器や武器の研究が展開されているらしい。


その番組を見ていて、人間が、いや国家がいかに軍備に集中してお金を費やしているのかがわかったのでした。

こりゃ 3日分で全人類の食費相当分・・・ってのもあり得るんじゃないかな、とも。

ここはまあ私の感想で、事実かどうかは確認していませんけれどね。


資本主義 自由主義が人間の幸福を追求する すぐれたシステムであると、私は学校で習ったように思うし、長らくマスコミでもそのような論調がまかり通ってきていました。

でも、 それってどうも違っていたらしい。


私はいわゆる陰謀史観には 懐疑的なんだけれど、世界を支配しているのは 政治家ではなく、経済を動かしている人たちなんだろうと思うようになっています。

軍備だって、国家の防衛意識に乗っかった軍事産業が政治のコントロールにかかわっているのじゃないのかな。
そこにどれほど巨額のお金が動いているか、ということです。



まあね、でも、そこに気づいている人たちは このところ少なからずいるように思うけれど
その人たちもあまり指摘していないのが
富の独占 イコール 幸福の独占じゃないのよ、ということです。

普通の人の千倍万倍の財産を持ち、ぜいたくな暮らしができていても
それが千倍万倍の幸福を保障するかというと、実は全然違ったりするんですよ。

だって、人間ひとりの持ってるエネルギー 幸福感受性って たいして変わらないんだから。

 

どんなに富を持って、堅固な家に暮らしても
自分自身が安心できていなければ、不安感はいつまでもつきまといます。
どんなにセキュリティを張り巡らし 武器を確保しても もっともっとの感覚はいつもそこにあるでしょう。

国家に関してもそれは同じで。

実体の検証もなしに 幻の危機感をあおって軍備増強にまっしぐらのなれの果ての姿が お隣の小さい国なんじゃないのかな。

国民としては政治の言うことを盲目的に信じてコントロールされるがままになっていると、いずれ危ういところに連れてゆかれますよ、ということです。

国家予算は 軍備より福祉教育 国民の生活のために重きを置く方が 将来的にはよいのじゃないの?とかね。

でも そういう国に向かうためには
国民自身が自立して、自分を立ててゆく努力をしてゆかないとねえ。


まずは、自分が何に脅かされているのか、なにが怖いのか、それをじっくり見定めることから始めないといかんです


ここで突然
「悔い改めよ ハーレクィン!」とチクタクマンは言った
という奇妙なタイトルの ハーラン・エリスンの小説を思い出した。
でも たしかまだ読んでいないはず。

なんか とっても読みたくなってきちゃたぞ。

 







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最終更新日  2015年01月30日 11時55分09秒
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