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カテゴリ:考えたこと
太極拳で 動いている人の勁力(けいりょく)を見ることができるようになって、ふと気がつくと 人の動きそのものからも いろいろな情報が読み取れるようになっていたのです。 町中を散歩してても、行きかう人たちの動きが面白い。 「あ~、この人 微妙にバランスの悪い歩き方。膝か腰に痛みがあるんだな。」とか 「腰をかばった動きをしている。エネルギーがだいぶ落ちているみたい。」とかね。
高校生くらいまでの子どもたちは、関節が柔らかくて身体に気(エネルギー)が満ちていて、歩くのを見ていても滞りがないです。 若い人たちはおおよそ きれいに動く。 もったいないです。 あ、これ学校で習う行進練習とは違いますよ。
この身体を見る眼は、いろいろと応用が利きます。 お隣の北の小さい国の 若将軍さまね。 彼が歩いている様子を見てたら 歩き方が不自然でしてね、どうもシークレットブーツ履いてるぞ、とか ちょいと見ぬいてしまうのだった。
あと、フィギュアスケートでも、外を整えるスケートか、自分を表現しているスケートか、はっきりわかることもあります。 先日引退宣言した、町田樹さんは、すごく頭のいい人で、だからこそだろうけれど、緻密に思考で作り上げたフィギュアスケートでしたね。 だから、ああして突然の引退宣言でしたが、彼はあり得るなと思った。 自分の情動よりも 思考で人生を組み立てて進んでゆくタイプの人のように見えます。
時には 人の情動も見えます。 先日の予算委員会の質疑で、ですが。 ノミの心臓は変わってないんじゃないかな。 でも、今回はいろいろなことに先手を打って、順調に進んでいるから 強気のままでいられるんですよね。 『日教組!日教組!!』って野次飛ばしていた時の彼は、とってもリラックスして楽しそうだったし、あれが彼の素の表情、あそこのレベルが彼の正体なんだろうと思ったことでした。
それやこれや。 でも、ものをちゃんと見る訓練に終わりはなし。 趣味みたいなもんですからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月08日 16時44分25秒
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