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カテゴリ:考えたこと
私はよくネットの情報欄を あれこれチェックしているのです。 そして最近よく 見かけるのが 中国人の日本訪問記ブログのこと。 未だ 日本人は他国の人の見た日本で 自己評価をしちゃうという癖が 抜けていないのですよね。 で、中国の人たちの日本への好意的な評価を これでもかというくらい ネット3面記事で取り上げるわけ。 まあ、それを読んで悪い気はしないですよ。 日本のお店はぼらないから安心して買い物ができるとか。 トイレが清潔で機能的ですばらしいとか。 日本の街はきれいでゴミ一つ落ちていないとかね。 すばらしく 褒めてくれているようなのですが、 きっと いやな目にあったとか、ここが気に入らなかったとか、うんざりしたとか そういったこと言ってる人だってある程度いるんじゃないかと思うんだけど。 本当に褒めた記事しかないのかな? それとも 褒めた記事優先バイアスがかかっていて、けなした文章はのっけないことにしているのか。
私は勘ぐりすぎなのかも しれないけれど。 こういった中国の方々の記事を読んで、普通の日本人は悪い気はしないのは本当なんだけれど、 そこに気づかないまま、そういった記事を読んで気持ちよくなっているのは甘いよね、って 思う。
だってね、今 第2次世界大戦 日本の敗戦から70周年ってことで いろいろ話題が出たりもしていますが。 戦後のまもなくの日本の状態、市民の生活の意識レベルって 今の中国の人たちとたいして変わりなかったんじゃね~の、って 私思うもんね。 先日 テレビの池上彰さんの番組で 戦後特集やっていました。 ゴミを回収するシステムが整ってなくて、皆のマナー エチケットに対する観念も育ってなくて 皆平気でぽんぽんゴミを道に捨てていた。 私は 岩手の片田舎で育ったので そういう風に町中がゴミであふれていた記憶はないんだけれど、思い出すのは汽車の中のことです。 私は昭和30年代初めの生まれなのです。 でね、当時の釜石線は 蒸気機関車、いわゆる汽車がもくもくと煙を上げてピーッと汽笛を鳴らして走っていたのです。 それに乗ってお弁当買って食べるでしょ。 座席下はゴミだらけだった記憶があるのです。 でね、いつだったか ゴミは座席下に捨ててはいけません!! 人間は環境に学ぶ。 その情報に合わせて 自分の世界観も作られる。
だからねえ、今の若い人たちは、日本人は昔から 公共心にあふれてマナーを守り、徳の高い国民だったのだ!なんて 思っているのかもしれないけれど、
それは幻想です!! 少なくともゴミ捨てに関してはね。 それはここ4~50年で変わったのよ。 ってことは、あと2,30年もすれば中国本土の人たちだって この程度は変わる可能性ありです。 人間は常に変わる可能性があるし、 そういったことは、わかっていた方がいいですよ。って思うのだ。
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最終更新日
2015年04月03日 11時25分22秒
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