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カテゴリ:考えたこと
今朝読んだ お友達のブログの文章にインスパイアされたこと。 今日本は 本当に高齢化社会に入ってしまっているのです。 前に書いたかもしれないけれど、私の住んでいる市は 小さい田舎町で毎月出る広報の冊子があるのですが、その中におめでたとお悔やみの欄があるのです。 そこは知り合いの名前がないか チェックしているのですが、これがねえ、あからさまに今の現実が見える。 おめでた欄には毎月10名前後。 つまりね、わが町は、毎月20~30名人口が減っている、年にすると300名、10年で3000名の人口減です。 ここは3万人の小さい町ですから、10年で一割人口が減るってことです。 高校は2つありますが、大学も専門学校もないので、高校を卒業した人は進学するにしても就職するにしても大部分が町を出てゆきます。 だから、たぶん毎年の人口の減り方は300名どころじゃない。 どんどん町が縮小し、経済も尻つぼみ状態です。
でね、見ていると 経済回す原動力は 若い世代子育て世代、現役世代なのですよね。 若い人たちは元気があるし、もっといい生活がしたいし、いろんなものが欲しいし、おしゃれだってしたいし、そのためには働くし、いろいろやりたいし 希望や夢だって年寄りよりは多い。 年を取ってから、自分の生活圏を広げて活動を増やし、どんどん頑張ってお金を使うぞ~~~~!!って人はあまり多くない。 どっちかというと保守的になって、自分を守る 最後に向かうまでの自分の生活を心配する ってことに意識が向かうようです。 あたりまえなんですけれどね。 つまりね、年寄りばっかだと 町そのものの元気もなくなっている。 だって、真昼間町を歩いていても 本当に見渡す限り誰も歩いてないってこともあるんですよ。 車はポツポツ走っていたりするんですけどね。
駅の近くで洋服のお店を開いている 知人が言っていました。 前はショッピングセンターの売出日に 無料バスでお買い物に来たお年寄りが まとまってグループで買い物に来てくれたんだけど、この頃はそれもなくなった。 足が弱っているので 外をちょっと歩くのもつらいのだとか。 そういう時代なんだということです。
こういう時代に 昭和中ごろの経済発展、夢を再び…は到底無理でしょう。 いかに手にしたものを 今あるものを生かしてゆけるか。 今までのセオリーはもう通じないのだということ。
こんな風に、否定的な情報は たいてい耳に痛い。 しかし、現実はおしなべて厳しいです。 でも 日本は今までは ゆるやかな平和な中でやってきたから、やってこれたから、国民も甘いままでいられたんですよね。 これからどうなってゆくのかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年04月08日 11時08分51秒
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