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カテゴリ:考えたこと
ゆうべ、地元の教会の礼拝堂で 復興支援のコンサートがあったのです。 ヴァイオリンは 日本フィルの第一ヴァイオリン コンサートマスターの木野雅之さんでした。 なにしろ田舎町の小さい教会の小さい礼拝堂です。 これくらいの距離で あんなすごい演奏を聴くことできるなんて! 圧巻でした! 音が自分の中に満ちて反響し響き渡り そして自分の中を押し流してゆく。 頭の中に空の光景が浮かんで 光が天を目指して 矢のようにまっすぐに上昇していくのです。 そうしてね、なぜだかわからないけれど、 きれいな色の霧が 流れていて 見通しはよくない空間を そうしてその霧の雲海を抜けて目指す先には 晴れ渡った空と 空の中にそびえるお城がありました。 本当に夢のような豪奢な時間を過ごさせてもらいました。
人間は本当に汚れにまみれて苦しみも多いし、人と人との争いばかりで そこを見ると 絶望的になって未来なんてろくでもない!なんて思っちゃうんだけど 反面 こんな宝のような 美しい意識の結晶もたくさん創り出しているのだと。
昔 西洋の音楽は貴族が室内楽を鑑賞している所から発展していったと 学んだのだけれど 贅沢の極みだな、と思いましたよ。 でもね、贅沢はその贅沢をきちんと理解できる感受性を磨いてないと 意味がわからず楽しめないってところも事実です。 私にとって 自分の感受性を磨くこと、それ自体が私の贅沢なんだ!って思っています。
それにしても せっかくの復興支援コンサートなのに、地元の仮設の住民で コンサートに来たのがひとりだけだったんですって。 すごくもったいないな!って思うと同時に お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年04月24日 11時37分55秒
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