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カテゴリ:考えたこと
庭のサクランボの花も満開です 生きていくうえで 何の問題も抱えてない人は誰もいないと思います。 自分の問題はないが、社会や周りの人が問題だ!って感じている人も多いかも とは思いますが 実はそれも、自分の内部にある問題が 外に反射してそう感じてしまっているのです。
○私は無力だ って、何の役にも立たない自己規定ですよね。 そもそも なぜそんな人生のセッティングをしてしまったのか。 私の場合 育った家庭環境にあったのです。
ちょっと前、いつもの医院に高血圧の薬をもらいに行ってきました。 その時は混んでいて いつもより長く待たされた。 お母さんはやさしく丁寧に 子どもたちに接し話しかけていて とてもいい雰囲気だなあ、と思いながら見ていたのです。 でもね、お母さんがトイレに立った時、その歩く様子を見たら、どうも腰に不調を持っているようです。 バランスが気になった。 あのままの姿勢続けていると 絶対腰痛が来ます。 でね、男の子ふたりの状態見たら、お母さんそっくりの姿勢なの。 お腹が前に出ていて、頭と胸が後ろ側に逃げている。 この姿勢続けると 腰や足によけいな緊張があるので、筋肉が固まり 身体の柔軟性がなくなります。 まだ子どもたち小さいから 今のうちにちゃんと身体の様子を見る能力のある 運動トレーナーなんかについて 訓練すればすぐに修正できるんだけれど。 日本でそういう意識持っている人 ほとんどいないから無理かなあ・・・。 何を関係ないこと言っているのか、と思われるかもしれない。
でもね、子どもの学習能力のものすごさ!を言いたいのです。 子どもってね、何もない白紙の状態で生まれれくるでしょ。 生きる術や 生きることのテクニックのすべてを その育った環境の中で学ぶのです。 普通の場合は、それは家庭、親ですよね。 言葉で教えられたものじゃない。 でもね、親の考え方生き方 世界のとらえ方から 身体の姿勢、動かし方、使い方、歩き方まで親のそれを学んでしまうのです。 本当にすごいですよ。
私も こんな否定的な意識をかかえて、そのまま生きてしまったのは、親のそれを写して そのことに無自覚だったからだと思うのです。 特に私の母親が それに この岩手の風土がね、自分を抑えて生きなければ 集団の中で埋もれて生きなければ そもそも生きることさえできなかった。 とにかく、我慢する、人の様子をみて それに合わせる。 田舎の人たちは 本当に人のうわさ話が大好き。 人がちょっとヘマしたり、失敗したり 不幸が来たりすると それが格好の美味しいおやつとなります。 そういった噂話のまとになることは ものすごい屈辱だったのでしょう。 ずーっとそういう時代が長く続いていたわけです。 私の親たちもその縛りの中で 生きていた人たちでした。
そこで、自分が目立ってやりたいことをやると、とてもまずい。 集団の中でまぎれて生きるには、他の人に合わせて静かに生きるに限る。 自分は無力だ、価値がないと思うことは 集団に従うための必須の自己規定だったのです。
ずーっと無自覚に無意識に 多分 日本人のほとんどが その意識の中で生きている。 今の日本の社会の息苦しさ、それぞれの人の息苦しさの原因は そこいらあたりにあるんだろうと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年05月02日 09時15分19秒
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