先日、ネットのニュースを見ていたら
サンローランのグラビア広告が　モデル痩せすぎで掲載禁止処置を受けた、という記事があった。

フランスなどで、モデルの痩せすぎが問題視されて　たびたびニュースになることは　以前から知っていた。

それで、掲載禁止になるほどの　写真ってどんな？って興味が出てきて

調べてみたら―――　うわああ、こりゃ本当にひどい！

http://www.bbc.com/news/uk-32987228

本来は健康に暮らせるだろう若い女性をこんな風にしてしまって、それを撮影して商品のアイコンにしてしまうだなんて！

つまりこの広告を作った人たちは　この若い女性を人間扱いしていない。
生きた人間じゃなくて、人目をひく商品、モノなのよね。

今の経済優先社会は、人間の幸福とか価値とか、何が大切かとか　どうやって中身を育てるかとか

そんなものとは関係ないところで　人間を商品としていかに売ってゆくか　いかに人目を惹くか！どうやって流行を作るか！って場所にばかりエネルギーを注いでいる。

そして、テレビに出てくる若い人たちも　露出が多くて　出番をたくさんもらって　人気があることが自分の価値の証明！って思っているみたい。

このサンローランの広告はあまりに露骨すぎて、いかにこの制作者たちが　ダメか　よく見えるけれど

でも、実は日本のＴＶも。広告も。

もうちょっとマイルドだけれどね。
実は同じことをしていると。

なんか　そんな風に思える昨今でした。

人の評価で　自分の大切であるものを　明け渡しちゃいけないよ。
大人が子どもたちを　もっともっと大切にしてあげないとね…。

まずは、大人がちゃんとものが見えるようになってないと　だめなんだけどね…。