|
テーマ:本のある暮らし(3283)
カテゴリ:世間の話題
先日、連休の中の一日に 市の施設で怪フォーラムというイベントがありました。 この中の集中講座に講師としてやってきたのが 3年前にも同じイベントがあったんですが、その時には同じ日に太極拳の講習会がぶつかっていけなかったんですよね。 今回は予定なしということで、張り切って入場券をゲットして行ってきました。 行った甲斐があったというか、予想していたより面白かったです。 まあ、荒俣さんはテレビで見ている通りの人となりで、そのまんまの口調で、講座も思わぬ雑学エピソードを交えて楽しかったし発見がありました。 小松和彦先生は、学術的な講義で 内容は濃かったのですが、いかんせんちょっとアピール度が少ない。
予想外によかったのが 宮部みゆきさんと京極夏彦さんの一コマでした。 この二人で妖怪についての対談をしたのですが これが 想像力をかきたてて 頭の中に物語の情景が鮮やかに浮かびあがる。 人の声の語りというのは、直接 聴く人の身体に届いてしまうのですね。 おまけに遠野物語と言うのは、土地に伝わった伝承がベースになっています。 物語は少し変えられているし、言葉も標準語になっていましたが、今風の子供向けのお話と違って 人間ってこんなふうなところもあるよ、こんな人間もいるんだよ。 なんていうか、予定調和の 大団円のお話じゃないのよね。
昔の子どもたちは冬の囲炉裏端で こんな風な話を 家のおばあさんやおじいさんから聞いて育ったのだろうかな。 頭の中にはいろいろな情景が浮かんで、楽しく恐ろしく 面白かったでしょうね。 なんかね、そんなことを思うと想像力とか思考力とか集中力とかね、
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年09月25日 16時45分04秒
コメント(0) | コメントを書く
[世間の話題] カテゴリの最新記事
|