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2005.10.29
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カテゴリ:講座
[マクロビオティック]って聞いた事はありますか?
はっきりとは分らないけど、イメージでは
*精進料理のような…
*体に良さそうな…
*流行の…
といった感じで実態は不明でした。

で、私の性格からして【確かめなければ!】と思い立ち、
マクロビの料理教室(全3回)に行ってみました。

3回コースの2回目から参加したもんだから、入室時は意味不明。
先生の言っている事がちんぷんかんぷんです。

一通り下ごしらえをし終わって、着席。
先生がいろいろとお話&
生徒からの質問の時間を作ってくださいました。

***

「マクロビオティック」なんてややこしい名前、何なのでしょう。
Macrobiotiqueはフランス語。
桜沢如一さんという日本の方が、
昭和30年代頃 世界を駆け回り、マクロビオティックを広めたそうです。
日本人の男性が生み出したなんて驚きです!
彼は、海外ではジョージ・オーサワと呼ばれているそうです(*^▽^*)
英語ではmacrobiotics=マクロビオティクスというそうです。

この基本は、
動物性のものはあまり食べず、
無農薬で自然農法の穀物や野菜を中心とした食事をとります。
野菜は原則として、その土地・その季節のものを食べます。


***

この辺りまでは、私も何となく分っていました。
驚いたのは、その後先生が、
「みなさんの体質は、陰ですか?陽ですか?」
と聞かれたからです。

陰?陽?

そんなの料理教室に関係あるの?
ま、まさかマクロビって、宗教がらみ…Σ(´ロ`;

なーんて びびり始めたのですが、
よく聞いていると、
個々人の体調や精神状態を陰陽という言葉でタイプ分けし、
その体質を見極めます。
また、面白い事に食材や調味料や調理方法なども全て陰陽で分けられており、自分と逆のタイプの食材を取り、調味し、調理するように心がけるのです。

その考えに基づいて、結構細かく決まり事があるようです。
たとえば、野菜の切り方ひとつも決まり事があるのです。
丸いものはくし切り(回し切り)に、とか。

なんだか、単純なような、複雑なような、、、、、

みりんや、お酒などは煮物でも使いません。
ほとんど、塩、味噌、醤油のみ。
野菜は皮をむきません。
水は浄水を使います。

つまり、
■その土地で取れたものを食べる
■その季節に取れるものを食べる
■皮付き、根付きで食べる
■日本の伝統食を食べる
=ご飯、みそ汁、煮炊きした野菜+豆類、種子類、漬け物
という事が基本らしいのです。

今や、これだけでもなんて難しいのでしょう。
日本で作られた食材を探す事が出来るでしょうか。
旬の野菜って何でしょう。


***

危機的状況にある今の日本で、流行っているのは分かる気がします。

お年寄りは「もうそんな粗食に戻りたくない!」って思うのだろうけど
丸の内や新宿伊勢丹の若者が集う場所にあるマクロビレストランは、
行列ができる程 大繁盛です。

でも、先生が言っていたように、家で自分できんぴらごぼうを作って食べることに意味がある気がします。
結局、何も格好のいい食べ物ではなくて、
皮ごと煮たり炒めたりした野菜を食べるのが大事。
玄米を土鍋でぐつぐつ煮て食べる事が大切。

なんですよねー。

何年か前から言われている【スローライフ】

お金で買えないのが、スローライフ、なんじゃないでしょうか。

***

教室での収穫と言えば、「玄米」が美味しく食べられた事!
ぼそぼそでダメだろうなぁーと思っていた玄米(100%)
全然おいしくて、モヒも完食でした。
(しかもお通じ最高!)


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Last updated  2005.10.29 22:45:07
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