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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:映画&ドラマ
映画「スーパーの女」。 1996年公開。 おかっぱ頭のスーパー大好き主婦・井上花子(宮本信子)は、あるスーパーで小学校時代の幼馴染・小林五郎(津川雅彦)とバッタリ再会。 そして五郎に連れていかれたスーパー「正直屋」で、そのスーパーのダメ出しを思い切りするのですが、実は、そこは五郎が経営するスーパーでした。 五郎は、主婦の立場からスーパーを改善してほしいと花子に入社を勧め、花子はレジ係として勤務し始めます。 職人気質の人たちがいる鮮魚部や精肉部と対立しながらも、実績をあげ、副店長に昇進。 スーパーの売り場や作業場の改善を進め、買い物客ばかりでなく、「正直屋」で働くパートの人たちも楽しく働ける職場へと変えてゆきます。 実際にスーパーで行われていたかもしれない 変色した肉を赤い蛍光灯でごまかす、 売れ残りの商品をパックし直して新しい日付で売る、 輸入肉を和牛として売る 前日の売れ残った総菜を翌日の弁当に入れる ……なんて。 映画の中のスーパーでは、こんなことが当たり前に行われていて、花子はそれらを改善してゆくのです。 牛肉の産地偽装事件とか、食品偽装とかが大きく問題になった時期があったと思いましたが、この映画はその問題が実際にクローズアップされる数年前に、この問題を取り上げていたそうです。 この映画の影響でされたスーパーマーケットもあったとか。 最後は、なぜか精肉部のチーフが不正に持ち出した肉を取り戻そうと、派手なカーチェイス。 アクション映画の要素もあって、さすが、伊丹十三監督作品。 面白く楽しめる映画でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年05月31日 22時50分24秒
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