カテゴリ:竜馬っちゃ!
竜馬っちゃ!の成長に大きな影響を与えたのが すぐ上の乙女姉ちゃん ここのあたりを追いかけてみよう いつまで続けられるか自信はありませんが・・・ 前回のつづき・・・ そして十四歳になったある日 竜馬っちゃ!は日根野道場に通い始めた この日も稽古をする竜馬っちゃ!は逃げてばかり 格子戸からのぞきこむ乙女はイライラ 自宅へ戻った竜馬っちゃ!は 乙女姉ちゃんに大目玉を喰らった 「竜馬何しちょる。逃げてばかりじゃ稽古にならん」 「まこと、まこと」源おんちゃんも傍らから相槌をうった 「今日は水練じゃ、源おんちゃん舟を・・・」 源おんちゃんは境川に係留している舟の縄をほどいた 「竜馬溺れちゃいかんっち」 乙女はそういって竜馬の腰に紐を括りつけた 源おんちゃんは舟を浦戸に向けて漕ぎ始めた しばらくすると舟は境川の河口を離れ浦戸湾に入った 「竜馬、海はええじゃろ」 「・・・うん」 そう言うやいなや乙女姉ちゃんが竜馬っちゃ!の背中を 思い切り押した 竜馬っちゃ!はびっくりしたが、もはや海の中 あっぷあっぷする竜馬っちゃ!を見て乙女は笑いころげた 「ははは・・・泳げん馬もいたもんじゃ」 「竜馬、溺れとうなかったらこの舟まで戻るんじゃ」 源おんちゃんの漕ぐ舟はみるみる境川の河口へ戻って行く 竜馬っちゃ!は水の中でもがいている そんな事は気にしないで源おんちゃんは櫓をこいだ しばらくして竜馬っちゃ!はやっとの思いで追いついてきた 「竜馬、浦戸の水は心地よかったろう」乙女が笑っている 「まこと、まこと」源おんちゃんはそういいながら 竜馬っちゃの腰にくくりつけた紐をたぐり寄せた 水の中から河童の竜馬っちゃ!が顔を出した 「いかんちや、乙女姉ちゃん・・・」 「竜馬、男じゃろ。めそめそするな」 乙女は竜馬っちゃ!を睨みつけた 竜馬っちゃ!も凄い形相で乙女を睨んだ 「おや?坊んさん目が生きちょる」 源おんちゃんは竜馬っちゃ!の目がいつもと違うのにはっとした このつづきは次回・・・ 竜馬っちゃ!と乙女はこちらにまとめて行きます。 時間があったらお立ち寄り下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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