カテゴリ:竜馬っちゃ!
竜馬っちゃ!の成長に大きな影響を与えたのが すぐ上の乙女姉ちゃん ここのあたりを追いかけてみよう いつまで続けられるか・・・ 前回のつづき・・・ 源おんちゃんは竜馬っちゃ!の目がいつもと違うのにはっとした 同じころ剣術道場の日根野弁冶も竜馬っちゃ!の 目付きが入門の頃と大きく変ったことに 気付いていた 「ふーむ、妙じゃ。変っちょる」 この日も格子戸の隙間からのぞいていた乙女を掴まえて 「乙女さん、竜馬め変っちょりますぞ」といった 「今日も逃げ回ってばかり。何も変っちょりません」 乙女はむっとしながら弁冶を見つめた 「いやいや、よう見てみんさい。 あれは逃げとるのじゃない、かわししとるんじゃ」 確かに相手を誘うように見せかけては 次の瞬間に体をさっと引く 打ち込んだ相手は勢いあまって前のめりになっている 竜馬っちゃ!が打とうと思えばいつでも打てる 竜馬っちゃ!の目は鋭く光っているが竹刀は動かない 塾から戻った竜馬っちゃ!に乙女は稽古をつけた 「竜馬、今日は思い切り打ち込むぞ!」 「いかんちゃ、怪我するきに」竜馬っちゃ!は尻込みした 次の瞬間乙女の竹刀が空を切った てっきり面を捉えたはずだが、竜馬っちゃ!は 横っとびにかわしている さらに篭手を狙ったがこれも空振りに終わった 乙女は首をかしげた・・・ 翌朝塾が始まる前に乙女は日根野道場を訪ねた 「ははは、そうじゃろ。 あいつは剣の才があるのに気付いておらん。 それに自ら気付いたときあいつは大きく化ける」 弁冶は楽しそうに笑った 日根野道場に入門して五年、十八歳の春 竜馬っちゃ!は小栗流の免状を手にした 併せて千葉道場入門の紹介状も・・・ こうして、泣き虫、寝小便小僧は江戸へ 旅発っていった このつづきは次回・・・ 竜馬っちゃ!と乙女はこちらにまとめていきます。 時間があったらお立ち寄り下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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