トイレのつまり
トイレがつまった。どうも息子アスカの布おむつを、流してしまったらしい。上の空で汚れを流していたのだろう、覚えていないのだ。まず自分たちでやってみた。簡単なものなら、ラバーカップ(カッポン、というあれ)で解決できる筈だ。水量が減ってきたら、バケツの水を流してみる。うまくいけば、きれいに流れていくというわけだが、ここでいきなり普通に流してしまうと悲劇に見舞われる恐れがあるため注意したい。何度も何度もやってみたのだが駄目だった。そこで今度は業者を呼んでみた。奥のほうまで届く、本格的な器具を使って何度かやってみる。駄目だった。作業をしてくれた方が、「出張料金だけ……」と申し訳なさそうに言った。5,000円のところを3,000円にまけてくれた。詰まっているのは、どうも紙のような柔らかいものではないらしい。やはり、布おむつか……冷や汗が出た。続いて、家を建てたメーカーさんにお願いしてみた。「これは……はずさなくちゃならないかも」はずすって。便器を!? 随分大げさになってしまった。ますます冷や汗が出た。翌日、業者の方が見えた。「まず、流してみましょうか」ザーーーーーッ。………。普通に流れた。 「普通に流れてますね」私「流れてますね」 「それじゃあ、もう一度」私「お願いします」ザーーーーーッ。………。やっぱり流れた。どこもおかしな点は無かった。外のマスを見ながら流してみる。きれいに流れているらしい。 「なおってますね」私「詰まっていたものが流れていったんでしょうか」 「そうかも知れませんね」出張料金はかかるのだろうか。 「あ、たぶんいただきませんので」ほっとした。おむつの汚れを流すときに、ぼんやりするのはやめようと思った。今回色々と調べていて分かったのだが、ダブルのペーパーは詰まりやすいのだそうだ。我が家はシングルだが、それなりによいものを使えばさほど不便は感じない。ウォシュレットを併用するなどして、紙は必要最小限にとどめるべきなのかもしれない。トイレのつまりに振り回された週末だった。トイレが2つあって本当に良かった。