東京湾アオサプロジェクト
ふなばし三番瀬海浜公園でおこなわれた三番瀬クリーンアップ運動の中に東京湾アオサプロジェクトなるものがある。アオサってなにさ?三番瀬って?東京湾アオサプロジェクトのパンフより要約、抜粋。首都圏の人々の暮らしの影響を受けながらも、なおその豊かさを維持している東京湾。東京湾奥の喉もとに三番瀬と呼ばれる干潟地帯があり、東京湾の水質浄化と生態系の保全を支えている。川から供給される大量の窒素やリンを吸収して、テーブル大に育ったアオサは、干潟に貼り付きアサリなどの三番瀬の生き物を窒息させてしまう。また海中を漂流するアオサは、深い海まで流され、太陽光を得られず腐敗し沈殿していく。その腐敗過程で水中の酸素を奪うので、海底の水は貧酸素状態になってしまう。この貧酸素な海底水が、やがて東京湾の魚や干潟の生き物を死滅させる。また海中で腐食するアオサは再び窒素やりんを海へと放出し赤潮の原因となる。24日の日曜日、この東京湾アオサプロジェクトに参加しました。長靴はいて、干潟へ入りました。水たまりに足を入れると、その気配でさっと泳ぎ去る小さな魚名前も知らないけど、何かわくわくさせてくれる小さな魚がたくさんいた。別の水たまりには青々とした海藻、アオサ。 水中の姿はとても美味しそう。その脇の砂地に貼りつくアオサは、乾燥し始めてきて、まるで緑のビニールがおちているみたい。 砂地にぴったりと貼り付くと密封状態のようで、このアオサの不気味さをみた。横浜市は年間1,000万以上の費用をかけて処理をしているそうで、機械でガァと集めるのでアオサだけでなく他の物も入ってくるので、燃やす以外今のところ有効な手段がないとのこと。ここではこのアオサを回収して、肥料や飼料などに何とか再利用できないかと取り組んでいる。 実験では結果は上々だそうだが、再利用が実用化できるまでには、解決しなければなりないことがたくさんある。 コストが一番大きな問題だ。始めてみたアオサに、いろいろ教えてもらった。