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『秋の牢獄』

先日、恒川光太郎さんの「秋の牢獄」という本を読みましたこの作家さんは、以前友人にオススメされて「夜市」を読んだことがあり・・・他の作品も読んでみたくなったのです夜市【内容情報】（「BOOK」データベースより）妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた-。奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング！魂を揺さぶる、日本ホラー小説大賞受賞作。秋の牢獄日本ホラー小説大賞出身の新鋭・恒川光太郎、待望の最新短編集！　１１月７日、水曜日。女子大生の藍は、秋のこの一日を何度も繰り返している。毎日同じ講義、毎日同じ会話をする友人……。何のために１１月７日は繰り返されているのか。この繰り返しに終わりは訪れるのか？【内容情報】（「BOOK」データベースより）十一月七日、水曜日。女子大生の藍は、秋のその一日を何度も繰り返している。毎日同じ講義、毎日同じ会話をする友人。朝になればすべてがリセットされ、再び十一月七日が始まる。彼女は何のために十一月七日を繰り返しているのか。この繰り返しの日々に終わりは訪れるのだろうか―。まるで童話のようなモチーフと、透明感あふれる文体。心地良さに導かれて読み進んでいくにつれて、思いもかけない物語の激流に巻き込まれる―。数千ページを費やした書物にも引けを取らない、物語る力の凄まじさ。圧倒的な多幸感と究極の絶望とを同時に描き出す、新鋭・恒川光太郎の珠玉の作品集。この作家さんも・・・・独特な世界観がある方これは３つのお話しからなっている短編集です１１月７日を、ひたすら繰り返すお話日本全国を転々とする家・・・家守となったからには、身代わりをたてないと家からは出られない・・・・想像の世界を実際に現実に見ることができる少女の話以前の「夜市」も独特な世界だったのですが・・・実は私・・・以前「夜市」を読んだときに・・・「なぜこれがホラーなのかしらん」と不思議に思ってたのです・・・どちらかというと不思議な世界観から、ファンタジーっぽいなぁ・・・と思っていたのですでも・・・今回のお話しを読んで「ホラー」というのに納得してしまいましたホラーは苦手な分野なので、あまり読まないし詳しくないのですが・・・何か人間以外のものが出てきて、怖いというのはないのですがこの方のお話しでは・・・・人間が怖いのです一見人のよさそうな人の裏側にあるものあるきっかけで豹変する人生や人格何か冷めて世の中を見る視線そういうものが、何かすっと冷たくなるような怖さを含んでいる作品でしたでも・・・短編集ながら、すっごい内容の濃いお話しばかり圧倒的な世界観とストーリーに、すぐお話しの世界に引き込まれ・・・・気づけばあっという間に読み終わってしまいます続けて読むには少しパワーがいる作家さんではあるのですが・・・また間を置いて、他の作品も読んでみたいと思います

2009年03月23日

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『コブの怪しい魔法使い』

先日、私の大好きなシリーズの最新作が出ていましたそれが・・・こちら【内容情報】（「BOOK」データベースより）故郷のコブに戻って三カ月、ドラゴンとも邪悪な魔法使いとも無縁の日々が続いている。あこがれのオーウェンと両想いになったのも束の間、魔法の悪用を企む一味との対決で足手まといになるまいと、泣く泣く身を引いたケイティ。ところが、魔法とは縁のないはずのコブの町で魔法のにおいのする事件が発生。ケイティは（株）ＭＳＩに助けを求めるが...。ますます快調、シリーズ第四弾。主人公は、魔法の影響を一切受けないという特殊な能力を買われ、魔法の会社に勤めていた経歴を持つ、ごくごく普通の女の子ですめちゃくちゃゴージャスな彼と一緒になったのに、身をひいて、実家のテキサスに帰った・・ということころからお話しが始まりますNYがめちゃくちゃ魔法的な土地だとしたら、テキサスは正反対なのにそこでまたドタバタ劇が始まってしまう・・・というお話しもう本当に楽しいお話で、大笑いしそうになった箇所もいくつかこのシリーズの一番の魅力は・・・やっぱり登場人物たち主人公のケイティは、本当にイイ子だしその彼のオーウェンにいたっては、まさにパーフェクトこんな小説を、１５年くらい前に読んでいたらシンデレラ・コンプレックスになってたこと間違いなしというくらいゴージャズなんですそのほかの脇役・・・・と言える登場人物たちも、みんな何クセもあって魅力的今まで舞台はNYでしたが、テキサスのコブという小さな町ならではの、「町中みんな知り合い」的な雰囲気も、それはそれで私は好きでした魔法のドタバタの中で、現代NYっ子かと思わずつっこみをいれたくなるくらい、シャイな主人公カップルの全然発展しない関係も、もどかしくもまたかわいらしくてシリーズになっているので、やっぱり１作目から読んでいただきたいお話ですが・・・本当に現実逃避をし、楽しい気分になれるのにはぴったいのお話しお話しとわかっていても、NYに行けば妖精やガーゴイルに会えそうな気がしてくるほどどんどん楽しくなってくるシリーズ・・・次のお話しがまたとっても楽しみになりました

2009年03月04日

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『スタインウェイ戦争』

先日図書館で、題名だけで借りた本「スタインウェイ戦争｣車のことなんて、全然知らなくても「ベンツ」ってすごいって子供の頃から知ってるような感覚同様、よく分からないなりに、スタインウェイも憧れのピアノ・・・っで戦争ってと思って偶然手にとって借りた本です【内容情報】（「BOOK」データベースより）それが職人たる調律師の意地であり、腕の見せどころだ！そうして始まったのが「持ち込みコンサート」だった。ところが、突然、横槍が入る。ファイトが湧いた。「芸術」を隠れ蓑にするピアノ音楽界の汚れた体質、暴利をむさぼる楽器輸入総代理店の横暴、その代理店にすり寄るピアニスト、コンサート関係者、調律師、音楽評論家、そして、音楽出版社の馴れ合い、もたれ合い。それこそが日本のピアノ音楽界をだめにした元凶である。ひとり敢然として戦いを挑んだ、ピアノに魅せられた男の物語。【著者情報】（「BOOK」データベースより）高木裕（タカギユウ）１９５２年生まれ。ピアノ・プロデューサー。９３年より自社のコンサートグランドピアノ持ち込みを開始し、理想のアーティスト・サービスを実現、業界の常識を覆す。ニューヨークでのアーティスト・サービス、及び希少なヴィンテージ・スタインウェイの安定した入手ルートを確保するため、０３年にニューヨークに現地法人「タカギクラヴィアＵＳＡ」設立。タカギクラヴィア株式会社代表取締役社長読んでみて感じたのが、意外と最近のお話だったこと最近のことなのに、大きな会社が汚い手を使って個人をつぶそうとしたり・・・という話しは(他の業界でもあることなのかもしれないけれど)、頭ではわかっていても、なんだか現実として挙げられるとやっぱりえげつないそれに負けない、この高木さんという方は本当にすごいのだけれど・・・私がこの本を読んで一番楽しくわくわくしたのが、後半部分有名な巨匠といわれたピアニスト、ホロヴィッツが絶賛したという約１１０年前に作られたピアノこのピアノをわざわざ以前そのピアノがあったカーネギーホールにまで運び、巨匠が弾いた音をよみがえらせようとレコーディングをされたのですこれってすっごい１１０年前のピアノってどんなものか(私には分からないかもだけど)是非聞いてみたい会社のHPからその時のＣＤが購入できるようで・・・・やっぱりいつか聞いてみたいですよねまた・・・ピアノ１つ１つに、とっても時間をかけて思いいれをかけて、作られたり、メンテナンスをしたり・・・というお話しもすごく興味深かったです以前も、古いピアノをよみがえらせる・・・というお話しを読んで、とっても感銘を受けたのだけれど楽器を作ったり、メンテナンスしたりって本当にとってもすごいこと揺らがない信念を持って、仕事をされるこの方は本当にかっこいいそういう仕事をしているからこそ、伝説のピアノにめぐり合いそれを蘇らせることが出来るという、夢にもつながったわけですしなんとなく手にとった本ではあったけれど、思いのほかとっても楽しい実りのある読書となりました

2009年02月23日

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『革命とショパン』

昔ピアノを習っていたとき、「ショパン」の曲はずっと私の憧れでしたピアノを再開しても、好みは変わらず今も好きなショパンでも私、「ショパン」って愛国心が強かったということ意外、どういう人か、全然知らないそういえばベートーベンやモーツァルトって伝記読んだことあるけど・・ショパンはないなぁ・・・と思って、この本を読んでみました革命とショパン【目次】（「BOOK」データベースより）天才とその遺産／祖国再興の情熱とロマンのワルシャワ／早熟の天才その頭角を現す／ロマン派音楽の誕生／ピアノの詩人の誕生／民族舞踊マズルカとポロネーズ／ショパンの望み／多感な青春時代と初恋／ピアノ奏法とショパン／ウィーン・デビューとその絶頂／祖国への旅／一八二九年、才能の開花／ピアノ協奏曲へ短調-名作誕生／ピアノの出現とショパン演奏法の誕生／革命前夜／ワルシャワとの永遠の別れ／再びウィーンへ／失意のウィーン／ウィーンとの訣別／一八三一年九月八日、ワルシャワ陥落す／第二の故郷パリに到着伝記ではなく、あくまでジャーナリストの目線から客観的に書いている本パリ行きまでなので、生涯にわたるお話しでもないのですが・・・これが意外とおもしろかった恥ずかしながら、時代背景やポーランドの歴史のことなどもほとんど知らなかった私だったので、「そうなんだ」ということが多かったですしみじみと、「そりゃあ暗い曲が多くなるわけだわ・・・」と思ったり本の中にも、「この時にこの曲を作った」みたいなことがどんどん出てきて・・・作品番号だけだと、ぴんとこない曲がほとんどではあるのだけれど(知っている曲でも、番号が全然覚えられない私)でも知っている曲が、こういう時に作曲されたんだぁ・・と知れるのもなかなかおもしろかったそれにしても・・・・これは前々から思っていたことではあるのだけれど・・・ショパンの時代の人たちって、すっごい贅沢ですよねモーツァルトやベートーベンから始まって、リストなどなど・・・有名どころのオンパレード作曲した本人による演奏が聴けただんんて・・・・すっごい贅沢今とはだいぶ違うというピアノで、どんな感じで弾いていたのか、是非とも聴いてみたいもの本人たちも、まさか自分達の曲が何百年も後の世界中で弾かれたり、聴かれたりしているとは夢にも思わなかったでしょうけどフィギュアスケートで、自分の曲が使われたりねタイムマシーンがあれば、だいぶ楽しいことになったでしょうにそしてすぐ本や映画に影響される私は、ポーランドへ行ってみたくなりましたお正月に、「織田信長」の伝記を読み返しても思ったことではあるけれど・・・伝記って意外とはまるとおもしろいまた、どなたかの伝記でも読んでみようと思います

2009年02月21日

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『１日３分「夢」実現ノート』

以前、これまたお友達のRie★Ｒｉｅさんがご紹介されていた本を読みましたそれは・・・「１日３分『夢』実現ノート」という本(Rie★Rieさんいつも本当にありがとうございます)【内容情報】（「BOOK」データベースより）「夢はない」というあなたへ向けて「これ以上遠回りをしないで実現したい人生を作る方法」を書きました。心から実現したい目標を明確にするための実践法です。今日からでも簡単に始められ、しかも毎日がますます楽しくなることを保証します。Ｒｉｅ★Ｒｉｅさんがおっしゃってた通り、本当に読みやすく面白い内容でしたよく言われるPDCA(計画⇒行動⇒反省⇒改善)ではなく、まずは行動からという考えの本「夢」がなくても、普段何気なく思っていることを抜粋するだけでも、おのずと自分の夢が見えてくる・・・という部分は、「なるほどなぁ」と思わず納得させられました「夢」実現ノートも、そんなに難しかったり面倒なものではなく・・・普段の自分の行動を書き出し・・・漠然と何とかしなきゃ・・・と思っていることや、強く心に残ったこと。気になった事柄などを、書き出す・・・というもの書く事柄は、「反省」ではなく「ポジティブなこと」１ヶ月書き出してみると、自分のやりたいことや思うことのパターンなどがだんだん見えてくるハズ・・・ということで、なかなかおもしろそうじゃありませんか確かに人と話しをしたりしていると、何気ないことでも「そういえば、それやりたいって思ってたんだった」とか、「前も気になってたような」と思うことって結構あるものそれを書きとめておいて、後で見直すと確かにおもしろそうまた・・・実は私(続いてないですが)、自分のタイムスケジュールみたいな行動表は記録していたことがあるんです時間があるハズなのに、なんだか何も出来てない気がする・・・生活が充実してない・・・と思うときなどに、つけるだけなので続きはしませんがでも行動を振り返ることによって、何がムダな時間かというのは見えてくるし、「タイムスケジュールをつける」という意識があるだけで、なんとなくですが、「何気なく」時間を使うのは辞めようとは思えてきてたただ私の場合は、「またこれ出来ていない」という反省材料になってたんですけどそれをもっと有効にポジティブに記録していけばいいということですよね大げさなことは出来ないし、明確な「意思」も持てないでいるけれど・・・とりあえずこれくらいはやってみるのもいいかもそう思わせてくれるような内容なので、今の私のように「何か変えるためにやりたいけれど、何をしていいのかイマイチ分からない」という方には、おススメだと思います私もとりあえず１ヶ月ほど、若干自己流マイペースでやってみようと思います

2009年01月21日

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戦国時代にはまる☆

年末に読んだのぼうの城がおもしろくて、戦国時代にはまった私お正月があけてすぐに、同じ作者の方の次作も読んでみましたこれも同じく、以前Rie★Rieさんが紹介されていた本「のぼうの城」を貸してくれた友人が、一緒に貸してくれたのです忍びの国俺たちは、何も信じちゃいない。『のぼうの城』で大ブレイク、超弩級新鋭の第二作！人間離れした技ばかりが、忍びの術ではない。親兄弟すら欺き、ひたすら出し抜くこと。でなければ、生き残れぬ。戦国大名不在の国、伊賀国に織田軍一万余が攻め込んだ。「その腕、絶人の域」と言われる忍びの無門は想い女のお国を連れて敵前逃亡をはかるが……。歴史時代小説の枠を超えた面白さと圧倒的な感動に包まれる傑作長篇。友人はだんぜん「のぼうの城」がおもしろかったと言っており・・・まぁどちらかというと、私もそうではあるのだけれど・・・こちらもこちらで、比べなければとっても引き込まれる小説でした「のぼうの城」はかっこいい戦国武将のお話し・・・ただこちらは・・・プライドも守るものもない・・・高尚な目標はない・・・・どちらかというとビジネスとしての戦のお話し・・・という感じ伊賀忍者は・・・生活・・・というと聞こえがいいかもしれないけれど・・・お金のためだけに、戦を行います。お金を支払ってくれるところに、雇われたりもするため、昨日の味方が今日の敵、ということもありえるし、逆もまたしかりそんなこと気にしないという感じ・・・まさにビジネスです親・兄弟を裏切るのも当たり前・・・それが悪いことではない・・・という倫理のもと、生きている人たち・・・というと・・・どうなのそれ極悪非道っぽくないと思われるかもしれませんが・・・(実際武士からは、そういう理由も含め上から見られていたよう)私は妙に納得してしまいました昔から私、戦争や戦の動機に対して疑問があったんですよね武将はいい国を広げる自分の国を守る手柄をたてるという様々な目的があるのだから・・・しかも・・・大体上の人って、撃たれにくいですからねそして・・・その武将の側近の者たちもわかる昔の感覚から言うと、心から尊敬している者のため、命を投げ出すのは美徳だろうからでもでも・・・もっと下の人たちは命令だから従わないわけにはいかないけれど、自分が生きていくだけに、精一杯の人たちが、国のことまで回るわけがないし・・・みんながみんな、武将のことを尊敬している・・・なんてありえないし・・・何より最前線に出されるから、負傷する機会も多いし・・・そんなので戦う理由って少なくとも私だったら絶対嫌だけど・・・と疑問だったわけですだけど・・・「のぼうの城」もそうでしたが、この小説を読んでいると、武将ではない、人々の思いも伝わってくる伊賀の忍者の場合、それが「お金」だったわけで、まさしく戦が職業の人たち人を殺めることを、まるでスポーツで勝つかのごとくの感覚でこなしていく勝てば儲かる負ければ終わりというワケお金をもらえないなら、戦う理由がどこにあるのかと早々に逃げ出すすごい倫理感かもだけど、そういう価値観を持たないと戦が生活の中心という時代ではやってられないよなぁ・・・確かに・・・と妙に納得しちゃったのですとはいえ・・・今回の登場人物もまた、敵も味方も含めて本当に魅力的みぃんなどこかに欠点があるのだけれど、そこがまた味になっていて気が赴くまま、自分のやりたいようにやっているのだけれど・・・憎めないんですよねぇ独特の戦術や、戦の方法なども目を見張るものが多く、そこもまた魅力でした個性豊かな戦国時代の人たち独特な時代なだけに、魅力ある人たちが多い時代でもあるんだろうなぁということで・・・実家に帰ったついでに、「織田信長」の伝記まで取り出してきて、久々に読んだ私年末は読書に合わせて、大河ドラマにもどっぷりはまるし、新年早々、戦国時代にどっぷりだった私・・・いつも以上に「お正月」と感じたのも当然だったのかもしれません

2009年01月15日

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戦国武将に惚れる★

先日友人からおすすめされた本を読みました以前、お友達のRie★Rieさんも紹介されていた本ですのぼうの城戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかで最後まで落ちなかった支城があった。武州・忍城。周囲を湖で取り囲まれた「浮き城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約2万の大軍を指揮した石田三成の水攻めにも屈せず、僅かの兵で抗戦した城代・成田長親は、領民たちに木偶の棒から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。城代として何ひとつふさわしい力を持たぬ、文字通りの木偶の棒であったが、外見からはおおよそ窺い知れない坂東武者としての誇りを持ち、方円の器に従う水のごとき底の知れないスケールの大きさで、人心を掌握していた。武・智・仁で統率する従来の武将とは異なる、新しい英傑像を提示したエンターテインメント小説。もともとは・・・私の友人とRie★Rieさんが同時期に偶然読んでいて、感想を聞いた「忍びの国」に興味を持って・・・その本と一緒に、おすすめのこちらも借りたのです私はもともと、海外小説が好きなので日本の小説はどちらかというと、あまり読まず時代小説にいたっては、本当に苦手な分野だったのですが・・・読書の趣味に関しては、とっても信頼している２人がおススメと言うのだから、きっとおもしろいのだろうと思って読んだのですが・・・これが本当に本当におもしろいお話でしたというか・・・登場人物が本当に本当にカッコイイタイトルにもなっている「のぼう様」ももちろんかっこいいのですが・・・武士だけではなく、お百姓の方もかっこいいし男性だけじゃなく、女性もみんな芯が通っていて、すがすがしい(豊臣秀吉はやっぱり好みじゃなかったけれど)私が何よりお気に入りだったのは、ほぼ主人公の武将日本人って何てかっこいい人たちなんだ戦国時代って、なぁんてステキな時代なの私、日本人でよかったかもと、どちらかというとミーハーに、かなり引き込まれて読んでしまいましたこの小説・・・いろんな文献の引用も出てきますし、当時の価値観などもさらっと書いてくれているので、簡単に感情移入して読むことが出来ましたクリスマスパーティーの際に、この本を貸してくれた友人と・・・「戦国武将ってかっこいいねぇ惚れたね」「でしょでしょすっごいかっこいいよね私はねぇ・・・・・がお気に入りなの」と大盛り上がりだった私たちそりゃあクリスマス気分になれないわけです今まではあまり興味が持てなかった時代小説ではありますが・・・ちょっと他の小説も読んでみたくなった私です

2008年12月27日

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今さら・・・『負け犬の遠吠え』

先日、今さら感はありますが・・・『負け犬の遠吠え』を読みましたすっごい話題になった本なので、読まれた方も多いと思うのですが・・・私、読んだことなくて最近、自分について考えることがあって・・・ふとなぜか読みたくなり・・・ようやく最近になって友人から借りたのです負け犬の遠吠え３０代、未婚、子ナシを負け犬と呼ぶので・・・私も私の友人も厳密に言うと「負け犬」ではないのですが・・・・なんだか考えさせられる内容・・・というか、よく観察＆分析しているなぁ・・・と関心してしまいました読んでいるうちに、あぁ・・・自分だと思うことがあったり、知り合いの顔がポンポンと浮かんできたりこの本を貸してくれた友人が、「ふぅらわは結婚してるから、負け犬予備軍ではないんだけど・・・でも・・・これ、だいぶふぅらわに当てはまってるんだよねぇでも結婚してるんだよねぇおかしい・・・」と言っていた通り確かに思い当たるふしはたぁくさんありましたそしてこの本を読み終わって、ふと思い出したことが・・・「私、こういう本以前にも読んだことある」それは・・・唯川　恵さんの「シングル・ブルー」という本これ・・・高校生の時に愛読書だった本です唯川　恵さんも、賞をとられたりドラマ化されているので読まれたこともある方もいらっしゃるのでは私、高校時代この方のエッセイ好きだったんです今回、改めて読み返してみたのですが・・・やっぱり書いてあることや、テーマはほぼ同じいつの時代もやっぱり皆悩みは一緒なのねぇとしみじみ・・・ただ・・・シングル・ブルーが出たのは今から約１５年前そのため・・・・女性が焦る年齢が、今よりも全然若く・・・結婚に焦ったりしている女性が、ちょうど私の今の年齢くらいでした考え方は同じなものの、やはり時代って変わるもの私の同級生で、少なくとも私の周りでは自分のことを「もう年だ」と真剣に落ち込んでいる友人はいないですものそれにしても・・・高校時代に、既になぜか「シングル・ブルー」に共感し・・・結婚した今でさえ「負け犬の遠吠え」に共感してしまう私・・・子育てへの道は、そりゃ遠かろう・・・と実感してしまいました女性なら誰しも、多少なりとも共感できる本ではあるとは思うのですが・・・それとも、既に子育てしている方が読むと、また違った感想を持つのかなぁ・・・となんだか純粋に興味を持ってしまった私です皆さまはこの「負け犬の遠吠え」読まれたことあるでしょうか読まれた方は、どんな感想をもたれたのでしょう

2008年12月07日

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おばちゃまと香港へ★

お友達のＲｉｅ★Ｒｉｅさんとマンサニージャさんに紹介されたシリーズ初めて読んだのはかれこれ１年前になるでしょうか・・・「おばちゃまはスパイシリーズ」を久々に読みました今回読んだのはおばちゃまは香港スパイ香港と言っても、返還前の香港ですマカオにちょっと行きたい気持ちがある私・・・香港ももちろん興味がありますこのシリーズ・・・私は何ヶ月に１冊・・・というかなぁりのスローペースで読み進めているのですが・・・読みたいものが何もなくなった時や・・・何よりとぉっても旅行に行きたくなったときに読んでいますおばちゃまはスパイなわけだから、もちろん普通の旅行ではないのですが・・・絶対に自分では体験できないような旅行を、毎回体験させてもらってますそして・・・毎回毎回、おばちゃまが行った土地にとぉっても行きたくなる私出てくる人物もとっても魅力的だし、毎回毎回新しい仲間が出来るのもステキまた敵は敵で、本来なら「そんなミス」というような凡ミスをして、そのおかげもあって全体的に人間らしいこの小説は、私のお気に入りです今回は香港だけあって、さすがに移動距離は少なく、旅行欲としては、ちょっと物足りなさもあったけれど・・・また次作、おばちゃまと一緒に旅行に行くのが楽しみになった私です

2008年11月28日

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紀元前４０００年前のファンタジー★

最近はまって読んでいたシリーズがありますそれが・・・「千古の闇クロニクル」というお話しのシリーズ何のことというような題名ではあるのですが・・・なんと舞台は紀元前４０００年のヨーロッパの森なのです日本で言うと、縄文時代のような感じ農業の文化はまだなく、もちろん文字などの文化もまだない・・・人々はまだ狩猟民族です主人公は当時１１，１２才の少年この少年と、また出てくる登場人物が・・・みんな賢い子供でありながら、既に森で生きる知恵を身につけているんです６作まであるシリーズらしく、現在は４作目までしか出版はされていないのですが・・・本当にすばらしい世界観を持ったお話し紀元前４０００年という、途方もない昔が舞台すぎて、フィクションということを忘れてしまいそうになります【内容情報】（「BOOK」データベースより）「おまえに誓ってほしいことがある」父さんが言った。「山を見つけるんだ。"天地万物の精霊"が宿る山だ。...そこにしか望みはない」-紀元前４０００年の森-巨大なクマの姿をした悪霊に襲われた父との誓いを守り、"精霊の山"をさがす旅に出たトラク。道連れは、生まれて間もない子オオカミのウルフ。"案内役"とは？精霊にささげる"ナヌアク"とは？...いよいよ冒険が始まる。【著者情報】（「BOOK」データベースより）ペイヴァー，ミシェル（Paver，Michelle）オックスフォード大学で生化学の学位を取得した後、薬事法を専門とする弁護士になる。神話、民俗学、考古学の書物を読みあさり、アイスランドやノルウェー等に旅をしては物語の構想を練り上げていった。現在、「千古の闇」シリーズの続編を執筆中この作者さん・・・・紀元前のことを、本当によく調べた上で、この物語を書いていて・・・実際に当時と同じような生活をしながら、１ヶ月森でこもったり・・・氷河を見に行ったり、動物と一緒に過ごしたり・・・しているらしいそのため、動物についての描写や、猟についての考え方、動物の骨で、武器を作ったり皮で服を作ったり・・・というのが、本当にリアルに描かれていてその中には、昔はちゃんと人間も自然と共存できていたんだなぁ・・・というのも伺えて、考えさせられることもたくさん例えば・・・猟以外の殺傷は絶対にしない命をいただいた動物は、たとえ何日かかっても必ずきれいに解体して、血の１滴、骨の１つさえもムダにしてはいけない木や森から実や樹皮をいただく場合にも、必ずお祈りしたり許しを得るetc・・・・昔の人の知恵ってすごいとストーリー以外でもお話しの世界にひきこまれます１作目はどちらかというと、話しがとんとん拍子に進む感もあるので、お話しのさわり・・・という感じはしちゃうのですが、２作目、３作目と進むうちに、どんどん複雑におもしろくなっていきます決して明るいお話しではないけれど、何かひきこまれる魅力がある次のお話しが出るのが、本当に楽しみです

2008年11月12日

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『丘をバラ色に染めながら』

今日はめずらしく詩集を読みました普段私は詩を読むことなど皆無なのですが・・・昔好きだった詩人さんを思い出し、ふと読みたくなったのですそれは・・・「銀色　夏生」さんという方中学生から高校１年生くらいの時に、ちょっとはまっていた詩人さん・・・と言っても・・・・今思い返してみても、多分ちょっと背伸びをして好きだったような詩そのものの雰囲気はとっても好きだったのですが、内容そのものの抽象的な意味が分からなかったものがあったのも確か大人になった今なら、もう少し理解できるかも・・・とふと思ったんです私が読んでいたのは、もう１０年以上も前のこと本屋さんや図書館に行ってみると、いつのまにか多くの本が執筆されていて驚きましたその中で今回選んだのは、２８作品の過去の詩集からまとめたベスト詩集なるもの『丘をバラ色に染めながら』本当に１０年以上ぶりにその世界に入ったのですが・・・暖かいけれど、ちょっと寂しいようなそんな独特の世界や雰囲気は、以前感じたままでした・・・・でもやっぱり１０年間で大人になったのか以前読んでいたときよりも、すんなりと言葉の意味が入ってくるような・・・昔読んでいたときには、「よく分からない」と思っていたことも、しっくりと理解できるようにはなっていましたまた以前読んだことのある詩もいくつか載っていて・・・そういうのもなんだかとっても懐かしかったです恋愛の詩はちょっと哀しいものが多いのだけれど・・・でも恋愛を題材にしたものだけではないし、それでも一つ一つの言葉が本当に綺麗落ち込んだときなどに、心に留めておきたいような言葉がたくさんありましたまた・・・この詩集は詩のみでしたし、全ての詩集が・・・というわけではないのですが・・・この方の詩集の魅力だったもう一つは詩の背景にある写真私が読んでいたのは、もう１０年以上前に出版されたものばかりで、最近の詩集には、あまり写真は掲載されてはいないようでしたが。。。。その写真も、日本なのか海外なのか分からないような・・・どこにでもありそうで、なさそうな詩と同じような雰囲気を持っていて以前の私は、そこまで詩の意味を理解出来ていなかった分、言葉だけではなく、言葉と写真が合わさっての独特な雰囲気が好きだったような気もしますそんな昔のことを思い出しながらも、久々に読んで、またこの方の世界に引き込まれた私他の詩集はもちろん、エッセイや旅行記なども出ているみたいでしたので、そちらもまた読んでみたいと思います

2008年06月29日

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壮大なファンタジー『レイル』

先週からめずらしく風邪をひいてしまっていた私先週は友人との約束もキャンセルし熱は下がったものの、まだ今ひとつ本調子ではなく・・・この土日もだらだらと過ごしていましたそんな中でなんだか現実逃避したくて、昨日は久しぶりに半日読書をしていました昨日読んだのは・・・・S・Dタワーという方の『レイル』～王国の暗殺者～という本一番のお気に入りと言っても過言ではない本何回読んでも楽しめるし、本当に何回も読み返している本内容（「BOOK」データベースより）幼かったわたしは、針をなくした責めを負って村を出た。森で拾ってくれたのは、優しい面差しの女だった。「マザー」と呼ばれるその人に導かれ隠れ里へ行ったのはいつだったか…。暗然たる力をもつ、王国タムリンの女王。その下で美しき暗殺者に育った少女レイルは、ダーデインの若き王のもとへ送りこまれる。読みだしたらとまらないミスティック・ファンタジー。いつの時代、そしてどこの国が舞台なのかさえ、はっきししないような設定・・・・なのに、文章から映像がはっきりと描写されるような・・・・まるで映画を観ているような、そんな圧倒的な世界観を持っている本です一応児童文学の分類になっちゃうと思うのですが、心理的な深みや歴史の深みなどもあり、絶対に絶対に大人のほうが楽しめるお話しだと思う訳者の方も「読み出したら止まらない」と記していますが、６００ページある物語が、短く感じてしまうくらい本当におもしろいのですレイルが生きている世界は、ダーデイン人とエグザイル人がせめぎ合う世界。それぞれ６王国が健在しているのですが、民族対民族だけではなく、同じ民族同士でも扮装が絶えません。国民は１００年前に比べて、衰退の一方電気はもちろんなく、かつてあった水道も今は通っていない・・・ガラスもめずらしい貴重品・・・・というような時代人々は信仰深く、「霊」の世界も近くにありますそんな中でレイルは一国の女王の養女として、望む望まざるに関わらず、冷徹で知的なスパイに成長します初めての仕事は、なんと６王国の中でも一番栄華を極める国の、王の愛人になることそこからレイルや、周囲の人の心情や、策略が交差していきますスパイ活動、戦争、国策、陰謀、恋愛などなど、本当に盛りだくさんの内容ですいろんな陰謀があるのですが、その準備が本当に抜かりない人間の執念や恨み・・・また愛憎などの深さも、物語の深さと怖さの１つまた主人公のレイルが本当に魅力的知的で頭の回転が早く、打算的野望も高い女性です決して純粋・・・というわけではないかもしれないけれど冷静に物事を見極め、自分で人生をつかみとる様は、本当に憧れますまた敵方も含め、そのほかの登場人物もそれぞれとっても魅力的戦争がある時代ならではの、多面性を持った登場人物たちに、人間の深さを感じ取ることが出来ます服装や建物、また町並の描写もとっても綺麗で、個人的には是非是非映画化していただきたい作品この本を読むおすすめとしては、目次の項目を初めに見ちゃわないこと(見ると若干、ストーリーが読めちゃうのでおもしろさが半減しちゃうような)夢見るファンタジー・・・というわけではなく、後味も、「冒険が終わった」というようなすがすがしいものではなく、なんだか余韻にひたってしまうような作品ではあるけれど・・・・それでもこういう分野が嫌いでない方には、是非是非おすすめしたい作品です

2008年06月08日

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『花粉の部屋』

今日はちょっとせつないお話しを読みましたスイスの作家さん「ゾエ・イェニー」さんの「花粉の部屋」という本です図書館で借りたので知らなかったのですが、もう絶版なのだとか[BOOKデータベースより] 幼い頃、父と母は離婚した。母は新しい恋人と海外へ。父もやがて再婚し…。娘をかえりみない子供のような親。抵抗のすべを知らない子供。世界を静かに覆しつつある新しい家族像を、自らの体験をもとに、柔らかな声で描いた、２１世紀文学の幕開けを予感させる長篇。ドイツ語圏の文学賞を独占した２３歳の新人の、繊細、果敢な話題作。主人公は１８歳のヨー幼稚園の時に、父と母が離婚してしまう・・・その後父は再婚し、母も再婚して海外へ・・・高校卒業と共に、ヨーは思い立ち海外にいる母親のもとへ会いに行きます大学に入るまでの１年間、母親と暮らすため。そしてその後は、三度結婚した父のもとへ帰るのですが・・・この本は、ヨーの目線を通しての、日常・そして思い出がたんたんと綴られています解説にもあるけれど、そこにヨーの内心の感情というのは一切描写されていませんただ「そういう気にはならなかった」というような表現が描かれてあるだけでもだからこそ・・・主人公の「孤独」がひしひしと伝わってくる作品でした父親との生活で自分の居場所があったのも、ほんのわずかな時期そこに新しい恋人や、家族が出来て、ヨーは自分の居場所を失いますそこで思い立ち、母親のもとにいきますが、ここでも同じように自分の居場所はなく・・・せっかく見つけたと思えた自分の役割さえも、母親からは「必要なかった」と言われてしまうどこに行っても、ふわふわと存在感のない主人公まるで幼い子供が自分の居場所を一生懸命探しているようヨーの父親も母親も、物質的にヨーのことを拒んだりはしないヨーが来たいといえば、出迎え一緒に暮らしますでも心の中では、ヨーのことを迎えてはいない・・・拒絶されてはいないけれど、迎えてもくれない決して、虐待や放棄ではないただだからこそ、ふわふわとした「孤独」が強い気がしました特に何の不自由も大きな悩みもないけれど、ふっと孤独を感じたり・・・自分に居場所がないように感じたり・・・そういう経験ってありませんかそういう孤独をずっと何年も抱えて生きてきたヨー立場や環境は全然違うけれど、ふっと自分とだぶることもあって・・・この本の書評の一つにも、「ある世代の実体をあますことなく見せている」とあります今まで愛情いっぱいに悩みもなく、幸せに生活してこられた人もいる・・・でもどこかでふっと、孤独を感じちゃうことってきっとあるし、そういう方も多いと思うだからこそ、主人公の「孤独」が分かってよりいっそう切なくなってしまう・・そんなお話しでしたちなみにこの作者さんは「吉本ばなな」さんがお好きなのだとか私は、吉本ばななさんはあれだけ有名にも関わらず、世界の旅シリーズと、昔に「哀しい予感」を呼んだことがあるだけなので２作品の共通点は分からなかったけれど・・・またこの方の作品も読んでみようと思いました

2008年06月02日

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大人のための小さな童話★

今日はほのぼのしたお話をちょっと(だいぶ)季節はずれではあるのですが・・・「大人のための小さな童話」シリーズの「思いがけない贈り物」という本【内容情報】（「BOOK」データベースより）クリスマスイブの夜。仕事を終えたサンタクロースの手元に残った人形は、だれのところへ。クリスマスの夜お仕事を終えたはずのサンタさんさんの元に、一つの人形がこの人形は誰のということで、人形をもらっていない女の子６人プラス、大勢の男の子を対象に、人形の贈り主を探す・・・というお話結末は・・・なぁんだという感じもしないでもないですが、それでもなんだかぽかぽかと心があたたかくなるお話さらっと読めてしまうのですが、「童話」だからこそ、文字と絵を読み聞かせをするように、じっくりと味わいたくなるような・・・そんなシリーズですそしてこのシリーズの何よりの魅力は・・・「ミヒャエル・ゾーヴァ」の挿絵大人になってから知った方なのですが、私大好きなんです極論から言ってしまうと、絵を見るだけでも癒される・・・私にとってはそんなシリーズになっていますこの方の絵でもっとも有名なのは、このシリーズの１作目でもある、「ちいさなちいさな王様」有名な本なので、ご存知の方も多いはず私の大好きなお話の１つです【内容情報】（「BOOK」データベースより）ある日、ふらりと僕の部屋にあらわれた、僕の人差し指サイズの気まぐれな小さな王様。このお話しの中に、出社拒否のごとく、会社の前に行くと足が重くなる・・・それは実は、目に見えないだけで、会社の前でドラゴンが火を噴いているから・・・というエピソードが出てきますこれは当時、まさしく会社に向う足が重かった私のお気に入りのエピソード足が重くなるのは、ドラゴンのせいかぁと思うと、ちょっぴり気持ちも軽くなる・・・ような短いお話なんだけれど、心に響く言葉は多いふっと寝付けなくなった時や、何かやすらぎが欲しいとき・・・そんな時に、ぴったりな「大人のための小さな童話」です

2008年05月26日

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『ぐるりのこと』

先日、梨木香歩さんの「ぐるりのこと」という本を読みましたぐるりのこと【内容情報】（「BOOK」データベースより）高千穂岳に近い山荘で出会った一頭の鹿のこと、イギリスのセブンシスターズの断崖でドーバー海峡の初夏の風に吹かれながら友と交わした会話、トルコのモスクでのヘジャーブをかぶった女たちとの出会い、イラク戦争の衝撃、少年少女による殺害事件への強い思い―喜びも悲しみも深く自分の内に沈めて、今いる場所から、一歩一歩確かめながら考えていく。待望のエッセイ。以前「西の魔女が死んだ」を読んでから、他の作品も読んでみたくなった作家さん図書館で題名に惹かれて何気なく選んだこの本は…エッセイでした自分の「ぐるりのこと」を書こう…ということで、始められたというこのエッセイ日常の生活のことや、ニュースを見て感じることそれに伴う葛藤などが、本当に思ったまま綴られている…という印象を受けましたエッセイではあるのですが、この方の作品に見られるような、どことなく不思議で、日常だけれど少し別世界のような…そんな雰囲気がありましたそして…言葉がとっても綺麗普段は、どちらかというと日本の作家さんよりも外国文学…翻訳されたものを読むほうが多い私そのためか、日本語独特の言い回しなどが、とても印象的で、綺麗に感じましたもう少し日本のお話しも読まないとなぁ…と作家さんのエッセイは、その人らしさが出るので興味深いでも・・・・この作家さんに関しては、どちらかというと物語のほうが好きかも次回はお話しを読んでみようと思います

2008年05月22日

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２０年前の愛読書★

皆さまは小さい頃の愛読書って覚えていらっしゃいますか幼稚園・小学校低学年・中学年・高学年・・・とそれぞれの時期に「愛読書」ってありますよね私のお気に入りの本のほとんどはまだ実家にあるので、帰省した際に、懐かしくってついつい読んでしまいます基本的に本は買うもの・・・だった私ですが、小学生の頃は、学校の図書室をよく利用していましたそこで・・・・低学年の頃、お気に入りでよく読んでいた本が２冊あったのですが・・・何を思ったのかふと先日その本のことを思い出し・・・むしょうに読んでみたくなったのです記憶にある「愛読書」の中で、唯一自分のものじゃない本です何回も読んだ記憶があったので、さすがに題名だけは覚えていて・・・それは「わたしのゆうれい」という本と「おばけのうた」(どんな趣味って感じですけど)早速調べてみると・・・・２冊とも既に廃盤とっても残念買ってもらっておけばよかったと一瞬あきらめたのですが・・・そういえば図書館があると思い立ち、検索してみたところ・・・ありました２０年ぶりに再会した２冊は・・・年代を感じさせるとってもボロでした「わたしのゆうれい」は・・・今読んでもとってもいいお話し小学校４年生のルリコが主人公４年生になっても赤ちゃんの頃から使っているボロ毛布のミミちゃんが手放せませんでももう４年生なんだからとおばあちゃんに預かられてしまいますそのミミちゃんと再会を果たすべく、おばあちゃんのおうちに行くと、なんとミミちゃんがないそこで「ルリコ」というルリコの洋服を着た、年下の不思議な少女に出会いますなんと「ルリコ」はおばあちゃんの娘という・・・・本当にゆうれいなのか、それとも・・・・というお話し子供心におばあちゃんをいたわる気持ちや、戦争時代のおばあちゃんのお話しなど・・・とっても心あたたまるお話しでした今売っていないのが残念手元に残しておきたい本です一方「おばけのうた」は・・・・ちょっとおもしろおかしいお話しまず図書館の本の挿絵が、私が知っている挿絵のものと異なっていて・・・なんだかちゃらんぽらんで、まずがっかりこちらも主人公は４年生おてんばすぎる性格から、「おばけ」とあだなをつけられます母の強い希望で、フルートを始めますが、ふとしたことから、その地方に伝わる「姫ぼっこ」という笛のとっても上手なお姫様の伝説を聞きます知らず知らずのうちに、その「姫ぼっこ」を呼び出してしまい・・・「裏切り者」を見つける代わりに、フルートを吹いてもらおうと目論むのですが、それが大変なことにこちらはお話しの終了がとってもあっけらかんとしていて・・・思わずつっこみたくなっちゃいましたでも子供時代は、好きだったんだろうなぁまぁ大人になってからの反応は違っちゃいましたがでも読んでいるうちに、「そうそうそうだった」と思い出すことが出来て、とっても楽しかったです自分の手元にない分、実家にある本を読むよりも、懐かしさが強かったような・・・・・以前好きだった愛読書を読み返す・・・手っ取り早く子供に戻れる１つの方法こういうのもたまにはいいなぁと思いました

2008年05月14日

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『生きながら火に焼かれて』

数年前からずっと気になっている本がありましたでも手に取るのに勇気がいって・・・・なかなか読むことが出来なかった本です先日図書館に行った際に、偶然その本を見かけて・・・・思いきって読んでみることにしました世界中でベストセラーになった本本屋さんでも平積みされていることが多かったので、ご存知の方も多いと思いますそれは・・・この本生きながら火に焼かれて【本書より】１９７０年代後半、中東シスヨルダンの小さな村で、ある少女が、義理の兄に生きながら火あぶりにされた－恋をして、性交渉をもったために。女性は日々奴隷のように働き、ひたすら男性に服従しなければならないその村では、男性と視線を交わしたというだけで娼婦呼ばわりされる。結婚前の恋愛・性交渉は家族の恥であり、名誉を汚した娘は、死をもって償わなければならない。名誉のために実の娘を殺害するこのおぞましい行為は「名誉の殺人」と呼ばれ、手を下した男は「英雄」とみなされる。私たちの常識では、考えもつかないような世界や常識が、今この現代にまだある・・・・知らなきゃいけない真実なんだろうけれど、知るのが怖くて手にとれなかった本です読むのにだいぶ労力を必要とするだろう・・・と覚悟して読みましたが・・・・たんたんと書いてある文章が逆に、引き込まれ感情よりもまず事実として進めていくことができました。もちろん読み進めるのにつらい場面も多かったのですが・・・主人公が今現在、第２の人生を送っていることこれがフィクションではない・・・ということが読み進める動力になりました今現在、世界中で嫌なニュースや耐え難い事件ってたくさんあるけれど・・・戦争でもなんでもなく、実の両親や生まれ育った社会にいつ殺されるか分からない・・・という恐怖は、今まで考えつきもしなかったこと結婚するまでは、前を向いて歩くことすら許されず、生涯を男性の暴力におびえるだけの毎日・・・外を１人で歩ける・・・・というだけの自由を、夢見ている少女がこの現代の世界にもいる・・・というのは本当にやりきれない思いでしたでも・・・環境や教育の問題なので・・・「誰が悪い」という問題ではないんですよね私たちは自由な国や家庭で育っているから、そんなことってヒドイって思えるけれど・・・それが当たり前の世界で生きていれば・・・・と思うと、教育や環境って本当に怖いなぁ・・・と思いましたそれでも・・・・私の想像力を超えてしまう、大変な経験と想いをされてきた主人公。でもこの主人公を支えている周囲の人や・・・また子供達が本当にまっすぐでつらい過去を綴った文章よりも、子供達の日常の一言が、心にとっても響きました「なんだか怖そう」と思って、今までこの本を手にとれなかった自分が本当に恥ずかしい決して「怖い」本ではなくって、知らなきゃいけない事実が綴ってある本この主人公を助けた女性は、今も同じような境遇の女性達のために、世界中を奔走しているそうです。そんなことすら、私はこの本を読むまで全然知りませんでした上手く説明は出来ないけれど、１人でも多くの人が知っておくべき本考えさせられることも、気づかされることももちろん多い本だけど・・・私にとっては、「知らなきゃいけない事実」を教えてくれるような・・・そんな教科書のように感じられた１冊でした

2008年05月13日

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『大統領の最後の恋』

最近久々に長編小説を読んでいました以前別の作品で知った作家さんの小説で、ずっと気になっていたのです大統領の最後の恋【内容情報】（「BOOK」データベースより）セルゲイ・ブーニンは孤独だった。２２歳で結婚に破れて以来、どの恋にも空しさと悲哀がつきまとう。ソ連崩壊後、政治の世界に足を踏み入れ、遂に大統領にまで昇りつめたが、真の愛は手に入らない。だが、政敵との闘いの日々、移植手術を受けた彼の心臓の「持ち主」と名のる謎の女性が現れると、運命は過去と交錯し、大きく動き始める。女の子を追いかけてばかりの男がウクライナ大統領に！　ユーモラスなストーリーの中にカフカ的世界が広がる、『ペンギンの憂鬱』の作家による最新長篇。そう主人公はウクライナの大統領物語は、主人公の青年時代(ソ連崩壊前後)の以前壮年時代(ウクライナ独立後)の現代そして大統領になった老年時代(２０１０年あたり)の３つの時系列で並行に進んでいきますそのため、読み始めはちょっとこんがらがりますが、慣れてくると、その３つの時系列がテンポよくなってきて、長編であるということを、忘れさせてくれますちょっと人生を斜めに見ているような、どこにでもいそうな男の人の人生を垣間見ているような感じその人の職業が、たまたま大統領だったと言わんばかりのさりげなさですその中で、移植された心臓の持ち主という女性が壁を隔てた向こうになぜか住むことになったり不可解な作業療法などを体験させられたり・・・と不思議で、若干ありえないような出来事が当然のごとく起こっていきますミステリーではないんですが、全体的に不思議な独特な雰囲気のある小説作家さんの特徴だとは思うのですが、その雰囲気が私としては気に入ってます何か考えさせられたり・・・・気づかされたり・・・というよりも、(ふと哲学的な考えが出てきたりもするけど)ただ純粋に「小説」として楽しめる本だと思います風景の描写も細かくて、影響されやすい私は、すっかりロシアやウクライナの町並を実際に歩いてみたくなりましたこの作家さんを有名にしたという、前作の「ペンギンの憂鬱」も、同じく不思議な出来事と雰囲気に包まれた小説で、おもしろかったペンギンの憂鬱【内容情報】（「BOOK」データベースより）恋人に去られた孤独なヴィクトルは、憂鬱症のペンギンと暮らす売れない小説家。生活のために新聞の死亡記事を書く仕事を始めたが、そのうちまだ生きている大物政治家や財界人や軍人たちの「追悼記事」をあらかじめ書いておく仕事を頼まれ、やがてその大物たちが次々に死んでいく。舞台はソ連崩壊後の新生国家ウクライナの首都キエフ。ヴィクトルの身辺にも不穏な影がちらつく。そしてペンギンの運命は…。欧米各国で翻訳され絶大な賞賛と人気を得た、不条理で物語にみちた長編小説まず憂鬱症のペンギンを飼っている主人公・・・というのが不思議出来事もナゾに満ちていますなんだかすんなりと、現実だけれど不思議な世界へ入っていける小説「ウクライナ」という、私にとってはあまりなじみのない国の文化も不思議な雰囲気を助ける手助けをしているのかもどちらにしても２作品読んでみて、改めてお気に入りになったこの作家さん次の作品も楽しみです

2008年05月07日

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『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか』

読書は好きだけど、ビジネス書や新書は実はほとんど読まない私そんな私が久々に読んだ本が・・・『３年で辞めた若者はどこへ行ったのか』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【内容情報】（「BOOK」データベースより）すでに平成二〇年。いまだに、多くの会社で、昭和の時代から続く風習や決まりごと、働き方が支配している。『若者はなぜ３年で辞めるのか？』でその状況を描いた著者が、辞めた後の、いわば「平成的な生き方」とは何なのかを指南する。“完全実力主義の企業で数千万円稼ぐ若者”“建築現場から人事部長に転身した若者”など、アウトサイダーたちの挑戦と本音が語られる。自分がいかに昭和的価値観にとらわれているか、そして、時代が本当に変わりつつあることを実感できる。以前の著書から気になっていた作家さんです。話題になっていた本だから、ご存知の方もいらっしゃると思います仕事に対する考え方生き方を「昭和的価値観」と「平成的価値観」に分け、分かりやすく解説していますここで言う「３年で辞めた若者」・・・・というのは・・・一般的に「就職氷河期」時代に就職した、「ロストジェネレーション」世代フリーターや派遣社員が著しく増えた年代でもあるのだそうです１９９７年から２００５年(多少前後はあるかもですが)に卒業し、就職する年代にあたった人たち・・・・まさに自分自身の世代のことです作者自身も、例として挙げられている方たちも、この「ロストジェネレーション」世代その中で、自分なりの価値観を見つけ自分の道を見つけた方、模索してい方々のお話も盛り込まれていますまた・・・・年功序列を辞めて仕事の能力によってお給料を決めればいい仕事は出来なくても、年齢が高くなれば自動的にお給料が増えるシステムのしわ寄せは・・・・どうしても若い世代にきてしまうからなどなど文章も軽快で読みやすかったのですが・・・なんと言いますか・・・・私にとっては・・・「まさに代弁者」のように感じられた本でしたもちろん考えさせられることもあるのですが、「そうそうその通り同じように感じている人って結構いるんだ」という感じ何より・・・この本が売れているということが、それの証のような・・・・そういう意味でなんだか勇気づけられた本でした同世代なら、私と同じように感じる人も多いはず逆に異なる世代なら・・・考えさせれたり、気づかされることも多いように思いますもちろん作者の意見なので、賛否両論はあると思うのですが・・・作者が言っているような会社が増えれば、少なくとも年齢や結婚や子供の有無だけで、就職が不利になることはないのになぁ・・・私にとっては、そう感じさせられた本でした

2008年04月24日

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楽しい魔法の物語★

昨日は「おとぎ話」の映画を観て、今日は本を読みました正確に言うと、おとぎ話ではないですけれど・・・・以前読んだ、これまたシリーズニューヨークの魔法使いの最新作が出ていたのですおせっかいなゴッドマザー【内容情報】（「BOOK」データベースより）あこがれの彼とのはじめての正式なデートの朝、待ち合わせ場所に現れたのは、さえないフェアリーゴッドマザー。どうにかお引き取り願ったものの、肝心のデートはお流れ。一方、魔法の悪用を企む一味が派手な広告戦略に打って出たため、対策を講じるはめになった（株）ＭＳＩ側。ケイティはまたしても危険な任務につくことに…。おしゃれでキュートなファンタジー。シリーズ第三弾。このシリーズの魅力は、なんと言っても魔法の世界や、おとぎ話の世界が現在のNWにちゃんと共存していること映画「魔法にかけられて」ではありませんが、いろんな種類の魔法＆妖精＆おとぎ話しの登場人物がそこここに出てきたり、ちりばめられていたりしますそして今回重要人物として出てくるのが・・・・・タイトルのごとく、とってもおせっかいな「フェアリーゴッドマザー」フェアリーゴッドマザーって誰のことと言いますと・・・シンデレラを助けてあげた、あの魔法使いかぼちゃとねずみを馬車に変え、ドレスとガラスの靴を提供した人物です「運命の恋人」をゲットする為に、乙女を助けるのがどうやらお仕事らしいただ・・・・彼女の今までの輝かしい業績と言えば・・・シンデレラのみ主人公がよりによって、彼と付き合い出したときに現れるタイミングの悪さ未だにシンデレラの時代の栄光を引きずっている彼女に現代社会の常識はない男女が結ばれるには、ドラゴン退治や、生命の危機に関わる事件が必要だと思っているし・・・・女性たるのも、ドラゴンを一目見た途端、男性の腕で失神しなきゃいけないと思っている(現代のヒロインに、少なくともそんな女性はいない) しかも・・・自分がおせっかいを焼いて、上手くいかないのが分かった途端、「運命の人じゃないのよ」と言いきる勝手ぶり仕事でバタバタこのおせっかいでバタバタああぁ・・・せっかくゴージャスな彼と両想いになれたのにまぁこのドタバタがこのシリーズのおもしろいところでもあるんですけど魔法界ならではの、トラブルや日常は毎回本当に楽しませてくれますまた最近のお話しなので、小説の中に「ハリーポッター」の記述や、「チャーリーとチョコレート工場」のジョニー・デップの記述などもあり・・・現代に生きている主人公・・・というのが、リアルで些細なことだけれど、それもちょっとおもしろかった日常のラブストーリーに魔法がからんでくる・・・というラブコメディですが、なんだか今までの魔法関係を全部ひっくるめた箱の中のお話を読んでいるようシリーズはまだ続くらしく、今までのペースで行くと、次作が出るのは来年頃主人公の恋愛がどうなるのか、とっても気にしつつ１年程待つことになりそうです

2008年03月27日

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ダイエットには大敵?!な探偵シリーズ★

「そういえば昔読んだ」お話しを、現在掘り返し読書している私本屋さんに行った際に、(ぶらぶらするのが大好きなんです)これまた以前読んだお話の、シリーズ本を見つけましたシリーズ・・・ということは知っていたんですが、ふと見ると気づけば第８作まで出ているそんなに出ているということは、結構人気作品まぁ、でもおもしろかったしねということでこのシリーズにとりかかることに決定(ただシリーズものは、できれば順番に読んで行きたい私本屋さんになかったため、結局はネットで購入しちゃったんですけど) それは・・・・アメリカの作家、ジョアン・フルークさんのお菓子探偵シリーズです【内容情報】（「BOOK」データベースより）ハンナはお菓子作りの腕をいかして、世界一おいしいクッキーを出すお店を経営している。店の評判は上々、地元の人たちのくつろぎの場として愛されていた。そんなハンナの悩みといったら、「結婚しなさい」とうるさい母親くらいのもの。忙しくものどかな毎日だったが、ある日、店の裏手で牛乳配達人の死体が発見され、町は大騒ぎに。義弟である保安官助手に捜査を手伝うと約束してしまったことから、ハンナは自慢のクッキーを手に町の人たちへの聞きこみを始めた。おいしいものの前ではだれしも口が軽くなる。思わぬ名探偵ぶりを発揮するハンナだが…。甘くコージーなお菓子ミステリー・シリーズ第一弾。コージーな・・・とあるように、殺人事件が起こるもそこまで残酷な描写などはなく、お話しは、おもしろおかしく進んでいきます(挿絵はちょっとふざけた感はありますが(失礼)、お話しはとってもよく出来ています)安心して読める、お話しだと思いますこのお話しを読む際の心構え(準備)としては・・・クッキーとコーヒーをたっぷり用意しておくこと出来ればクッキーは手作り感のあるものであることさらに出来れば、小説中に出てくるレシピで作ったクッキーを用意しておくことでしょうか主人公のハンナは、ミネソタの田舎町レイク・エデンということろで、クッキーショップ、”クッキー・ジャー”を経営しています(私の勝手なイメージでは、ミネソタ・・・がピンと来なかったので、湖があって、夏は人気のある避暑地・・・ということで河口湖のアメリカバージョン田舎らしい人間関係の親密さは、実家のような・・・のアメリカバージョンになってます) 小さい町ながらの(人口は３０００人くらいとのこと)、町内の身近な人間関係や、ゴシップと、ハンナの人柄を頼りに殺人事件を解決していきますそんなハンナの周りには、本当においしそうなクッキがーいっぱい小説に何回、クッキーとコーヒーが出てくるかは、数え切れない程クッキーが嫌いな方じゃなければ、このお話しを読んでいると、絶対に甘いものが必要になってくると思います(私はごまかすために、ひたすらコーヒーを飲んでました) また、作品に出てくるクッキーのレシピが掲載されているので(５～７くらい)お菓子作りの意欲もわいてきます(と言っても、わくだけで実行したのは、一番簡単なレシピだったホットサンドだけですが)レシピと言っても、もちろん写真も絵もないので、実際に作ってみて、お話しの中のクッキーが目の前に出てくるのは逆に、とっても楽しそう今回は２作目、３作目を読み、５作目までは一気に購入してしまった私シリーズモノなので、事件に関してはどうしてもパターン化されているようですが、ハンナの周囲の人間関係も、少しずつ変化があり、それも楽しさの一つになっています小学生の頃持っていた本の、「こまったさん」や「わかったさん」シリーズをふと思い出して・・・・この大人バージョンみたいな感じだわ・・とも思ったり　　　ドラマ化されれば、絶対楽しいと思うのに・・・・ダイエット中の方には、ちょっと苦しいかもしれませんが、お菓子好きには、是非是非おすすめしたいシリーズです

2008年03月15日

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『ななつのこ』

先日図書館に行った際に見つけた一冊の本加納　朋子さんの『スペース』という本です【内容情報】（「BOOK」データベースより）「この手紙の中にも、“謎”はあったでしょう？」手紙に秘められた謎、そして書かれなかった“ある物語”とは…『ななつのこ』『魔法飛行』に続く待望の駒子シリーズ第三作。何なのか全然つかめない概要かもですけど・・・こちらにもあるように、シリーズの第３作一応シリーズの完結作となる、作品ですこの『加納　朋子』さん数年前、ドラマになった『てるてるあした』の原作を書いた方なので、もしかしたらご存知の方もいらっしゃると思うのですが(私はドラマは見たことないんですが) ４，５年前にはまった作家さんです梨木香歩さんと同様、どことなく懐かしい雰囲気のする作品が多く独特の不思議な世界観のある作品が多いんですただ、梨木さんとは違い、加納さんの分野は「ミステリー｣突拍子もないことが起こる・・・というよりは、日常にあるささいな出来事の、謎解きをする・・・という作品が多いのです当時出ていた作品は全て読んでいたのですが・・・・この『スペース』が出る前に、なんとなく離れてしまっていたので、すっかりこの作品のことは忘れていたというということで早速借りて、読んでみましたシリーズ作品を知らなくても、楽しめるということにはなっているようですが・・・・読んだ感想としては、登場人物同士の関係も分からないため、やっぱり前作を知らないとちょっと突拍子もないかも「スペース」と「バックスペース」というお話が、含まれているのですが・・・どちらかというと、「スペース」を受けたお話しが、「バックスペース」ただ「スペース」が全体の2/3を占めているので、そこにたどり着くまでがちょっとしんどいかなぁ・・・とは思いましたこのシリーズ３作品を通してのテーマは、なんと言っても、「日常の一見ささいな出来事」がテーマなことそして魅力は、本当に自分の身近にいるような感じの、登場人物たち特に、主人公の女の子がなんだか純粋でかわいいんです純粋すぎて、日常のささいなことをとっても楽しくとらえてみたり誰にも好意的に接するので、敵がいなかったり「友達にいると、なんだか楽しそうだなぁ」という女の子ですで・・・・「スペース」を読んでいるときに、ちょっと以前の主人公をちゃんと思い出す前に、ふとこの主人公にだぶった方がいらして・・・・それは・・・・お友達のRie★Rieさん(書くの迷ったけど、本人に勢いあまって伝えちゃったので)正確に言うと・・・・昔(中・高校生くらいの)Rie★Rieさん(主人公は大学生なんですけど)まだお会いしたことはないですし、もちろん中・高校生の頃のことも詳しくは存じないのですが・・・・こんな方だったんじゃないのかなぁ・・・・とこれはあくまでも私の主観的なイメージですが何かが私のRie★Rieさんに対するイメージとマッチしたようです全然違っていたら、本当に心からごめんなさいでもなんだかんだ言っても、このシリーズでやっぱり一番の私のお気に入りは・・・一作目の『ななつのこ』加納朋子さんに入れ込むきっかとなった本です【内容情報】（「BOOK」データベースより）表紙に惹かれて手にした『ななつのこ』にぞっこん惚れ込んだ駒子は、ファンレターを書こうと思い立つ。わが町のトピック「スイカジュース事件」をそこはかとなく綴ったところ、意外にも作家本人から返事が。しかも、例の事件に客観的な光を当て、ものの見事に実像を浮かび上がらせる内容だった―。こうして始まった手紙の往復が、駒子の賑わしい毎日に新たな彩りを添えていく。第３回鮎川哲也賞受賞作。ねこっちはちょっと面白そうじゃありませんか偶然にも、私自身がこの本の表紙に惹かれて手にとった・・・・ということもあり・・・一気に読んでしまった記憶がありますただ、今回５年ぶりにシリーズの３作目をようやく読んでなんだか「おしまい」という感慨深い気持ちにはなった私です

2008年03月12日

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『裏庭』　懐かしい?お話し★

先日偶然、芸能ニュースで知った情報梨木香歩さんの小説『西の魔女が死んだ』の映画が６月に公開にされるとのことこの小説、、何年か前に題名に惹かれて手にとってから、お気に入りの小説の１冊なんです自分のお気に入りの作品が、映像化するのは可否あると思いますが、私としてはなんだかとっても嬉しいこと「観なきゃ映画」のリストの１つに、早速加えました私の読書の傾向として、「おもしろい」と思った作家さんは、あきるまで結構他の作品にも手を出しちゃうのですが・・・・「そういえば、梨木さんの作品はあれっきりだったなぁ・・・・」と思い出し・・・・早速読んでみました何冊か手にとってみて、一番好みそうだった『裏庭』という本【内容情報】（「BOOK」データベースより）昔、英国人一家の別荘だった、今では荒れ放題の洋館。高い塀で囲まれた洋館の庭は、近所の子供たちにとって絶好の遊び場だ。その庭に、苦すぎる想い出があり、塀の穴をくぐらなくなって久しい少女、照美は、ある出来事がきっかけとなって、洋館の秘密の「裏庭」へと入りこみ、声を聞いた―教えよう、君に、と。少女の孤独な魂は、こうして冒険の旅に出た。少女自身に出会う旅に。「児童文学ファンタジー大賞」の受賞作・・・・ということからも分かるように、大人でも楽しめる、児童文学作品という感じ主人公は１３歳その時期特有の悩み自分の感情を上手く表現できなかったり、母親との確執に悩んだり・・・という、どこにでもいそうなおとなしい女の子ですその女の子がひょんなことから、別世界の「裏庭」に入り、精神的な旅をする・・・・というお話しファンタジーといっても、別世界がとてつもなく大きい・・・ということはなく私はこの作品を読んでいて、「不思議の国のアリス」や「秘密の花園」を思い出しました旅を通して、少しずつ自分自身の心の傷に気づく少女の成長とともに、大人の私でも、気づかされることはあってまた今回の作品も「西の魔女が死んだ」でも、少女の助けになったり、一番の理解者となってくれるのはおじいちゃん、おばあちゃん親にはいつまでたっても、「子供」扱いされちゃうけれど、なぜかおじいちゃん、おばあちゃんは、「子供」としてではなく、「1人の人間」として接してくれるんですよね(もちろん今はどちらかというと逆かもしれないけれど・・・・)私自身、おばあちゃんっ子だったので、自分自身の昔を思い出したり、作品全体の雰囲気からどこか懐かしくなるようなお話しでしたこのお話しが初めて出版されたのは、確か１９９４年ちょっと年上だけれど、ちょうど私が主人公と同じ頃のこと私は主人公に比べると、全然悩みや傷は少なかったけれど、それでも、思春期の頃に読んでいれば、またもっと違った発見や気づきが、私自身にもあったかもしれなぁちょっと、その時期に出会えなかったのが残念に思えた本でした

2008年03月07日

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上質ミステリー『石の猿』★

先日『石の猿』という本を読みました「200７年ミステリー・ランキング１位」となっていた本で、何より表紙の猿がずっと気になっていたのですが・・・「中国からの密航者」「科学捜査」など、なんだか難しそうな語句が並んでいたので、なかなか手にとるのに時間がかかったのです思い切って読んでみたのですが・・・これがなかなか・・・とってもおもしろかったミステリーと言っても、読者には犯人は誰か分かっているのですが追い詰める側と、追い詰められる側が、どうやって動くのかいろいろなところにほのめかしがあるのですが、それがほのめかし通りだったり、予想が裏切られたりとにかく息がつけないんです(私は電車を降り過ごしてしまったほど) なかには、読み進めるのにつらくなるほど、せつない場面もあって刑事モノのミステリーは正直、あまり好きではなかったのですがこれはなんだか上質のミステリー本当におもしろかったです実は私これがシリーズものとは知らず、(知ったのは実は、読み終わって解説を読んだ時という)いきなりシリーズ４作目の『石の猿』を読んだのですが問題なく楽しめました息つく暇がない分、ちょっと元気じゃないと読めないかもですがミステリー好きには、是非読んでいただきたい一冊また改めて、シリーズの他の作品も読んでみようと思います

2008年03月01日

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産んではいけない？！

先日ちょっとおもしろい本を読みました女性に向けての・・・特にこれからお母さんになろうとしている人に、おすすめしたい本でもそれ以上にパパになろうとしている、旦那様に読んでもらいたい本かも実際に妊娠中の友人２人にお薦めし、その2人は楽しく読んでくれたようお母さんに対する、応援本です少なくとも私は、本を読んでそう感じましたでもタイトルがちょっと・・・・否定的なんですけど・・・その名も・・・産んではいけない！タイトルはなんだか「買ってはいけない」のごとく、衝撃的で特にママに紹介する時は、躊躇してしまうようなタイトルなのですが・・・当時10歳のお子さんを持つ、お母さまのエッセイ子育ての大変さを、おもしろおかしく綴っているんです例えば・・・・「子供を産めば立場は逆転。因果応報、責める者は責められる」「いい所は似ないくせに、悪いところは似る」「鶴でさえする恩返し、しない夫に意趣返し｣「出産にあたっての心構えは『ビビデバビデブ』。　いくら呪文を唱えても、なるようにしかならないよ」・・・etc・・・これくらいの心構えは必要よどんなお母さんでもとっても苦労してるのよというメッセージが含まれている本でした私自身、この本を読んで逆に子育てに対して前向きになれたような・・・・・・というか理想論ばかり、ごちゃごちゃ難しく考えすぎるのもよくないのかもと、なんだか構えてしまっている子育てに対して、前向きになれたようなまた今までより、聞き分けのない子供を連れているお母さまに対しても「私が思っていたより、全然大変なんだ」と寛容に・・・むしろ尊敬して受け止められるようになりました子育てしたことないから、あくまで想像ですが、子育て奮闘中のお母さまでも「他のお母さんも同じように感じているんだ」って思えるようなエール本だと思いますママの立場で読むと、また違った感想になるかもしれませんが・・・その時を楽しみに、自分がママになるまではとっておこうと思います

2008年02月04日

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ニューヨークの魔法使い★

今日は久々に、とっても楽しい魔法のお話を読み返してみました(最近、重いテーマ続きだったので楽しいお話が読みたくなったのです)皆さまは、「魔法」と聞くと何を思い浮かべますでしょうかハリーポッター指輪物語別世界今日読んだのは別世界ではなく、現実世界の魔法のお話し「ニューヨークの魔法使い」という本です　　　　　　　　　　　　本当に日常生活の恋愛モノのお話しそれにプラス魔法がからんでくる・・・という感じでしょうかでもこの小説、ある意味よく出来ているんです田舎からNYに出てきた主人公背中に羽のついている人や、宙に浮いている人たちを見ても、大道芸人や、個性的なファッションの一環だと思いこみ、目にしても、驚かないニューヨーカー達に感心しながら日々を送っていますでもある日その人たちが、皆「魔法界」の住人だと知ります皆が反応しないのは、羽などを隠す「めくらまし」の魔法にかかっているためで、主人公は逆に魔法が全く効かないなめ、ありのままの姿が見えるという・・・その能力を希少がられ魔法界の会社で働くことになるのですなぜ希少かと言いますと・・・他に同じ能力の人がいたとしても、通常は人に見えないものが見えた時点で、病院に行ってしまい、その薬がその能力をなくしてしまうという・・・病院にも相談に行かず、通常の生活を送っている主人公はかなり希少というわけはちゃめちゃな割には、つっこめない工夫をしているんですまたお勤めの会社のプレジデントは、何と、「アーサー王物語」に出てくる魔法使いのマーリン(と言っても、私は新訳アーサー王物語を知らなかったので、気になって読んでみたのですが・・・まとめてあるのを読んだため、マーリンの偉大さは私にはあまり伝わりませんでした)こんな環境で、いたって普通の仕事と恋愛の話が繰り広げられるんですそしてまた、登場人物が誰もかれも魅力的全然軽く読めるお話なんですが、なぜかはまるんです続編の「赤い靴の誘惑」も楽しかったですし、そのまた続編もアメリカでは発売されているらしい何も考えず楽しみたいときに、うってつけのお話私の疲れた時や、楽しみたい時の１冊となっています

2007年12月04日

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★ある秘密★

本日はまじめなお話のご紹介なんだかとっても考えさせられたお話しです【内容情報】（「BOOK」データベースより）父さんと母さんは何か隠してる…。ひとりっ子で病弱なぼくは、想像上の兄を作って遊んでいたが、ある日、屋根裏部屋で、かつて本当の兄が存在していた形跡を見つける。１９５０年代のパリを舞台にした自伝的長篇。２００４年にフランスでベストセラーとなり、「高校生の選ぶゴンクール賞」「エル読者大賞」に選ばれた作品です１９５０年・・・・というのを聞いて、はっとされる方もいらっしゃるはず・・・そう第二次世界大戦後のパリでのお話しですあるきっかけから、自分に自信の持てない少年が、両親の秘密を知ってしまう両親の禁断の恋罪の意識そしてホロコースト事実に驚きながらも、それを知ることによって、自分自身の生き方に責任感と、意味を見出す少年この作家さんは、現在パリで精神分析クリニックを開業されている方本人が戦争や、ホロコーストを経験されたわけではないのですが・・・また、この小説は戦争のお話し・・・というわけでもないのですが・・・両親や周囲の人の、罪の意識が無意識に幼い少年の思考にまで、暗い影を落としてしまう・・・それらのことがかえって、戦争の傷は本当に続いていくんだ・・・・と実感させられました特に私の心に残った言葉が以下の言葉です。「これまではリートやオペラで心を揺さぶり、文学や哲学で精神を養ってくれたあの国の言葉が、もはや耐えがたいものとなってしまった」「歴史の授業で学んだことがらは、もはや太字で印刷された教科書の見出し　ではなく、にわかに生気を帯びて動き出した。　白黒写真が色彩を取り戻したかのよう。」特にの言葉は、ずしんとしたものがありましたちょっと考えれば、当たり前のことなんだけれど、今まではそこまで考えたこともなかった生まれ育った私の国の文化や言葉愛着を持っているこの言葉も、今現在も、誰かにとっては２度と聞きたくない言葉なのかもと。上手な感想が言葉に出来ないのが、悔しいのですがお話し自体は思いっきり戦争ものでは決してなく、小説としてとってもよく出来た作品出来るだけ多くの方に読んで欲しいなぁと思える作品でした

2007年11月23日

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浮気心で不倫のお話★

やや持ち直したものの、ここ最近彼に対して不満があった私「魅力がない」と言われるし・・・全く私の話を聞かないし・・・あまり私に興味がなさそうなわりには、外出続くと不満げだし・・・そんなこんなで、冗談にも本気にもケンカが増えていた先週本気のケンカの際には、もちろんそんなことは言えないけど・・・冗談のときに言ってみた「そんなんだったら、浮気するからね」「どうぞどうぞ」「」・・・・ということでどっぷりと不倫気分に浸ってみましたと言っても、本のお話普段はほとんど、恋愛ものを読まない私ですが・・・そういう気分の時に、本屋さんでたまたま見つけたのがこの本べたべたな不倫の恋愛もの「マディソン郡の橋」にも、全く興味のなかった私がこういう本を読むなんて年齢と立場の違いとちょっとした感慨にふけりつつ、手にとったのですが・・・・でもこのお話、とってもロマンチックなんです３１年前・・・１４歳の頃、１週間だけ一緒に過ごした彼女その子をたまたま新聞で見かけ、それをきっかけに文通が始まり・・・というお話中学生の頃、１週間だけ一緒に過ごした恋人同士３１年たった今も、お互いがお互いのことを忘れずにいて・・・・という、ちょっと現実離れした設定ではあるのですが・・・だからこそ、とってもロマンチック色褪せない昔の記憶や、音楽・・・だけど当然、自分達の今の生活もあって・・・・・また、１０年以上前のお話だけあって、携帯電話もメールもなくって・・・お互いのやりとりは、電話と文通のみ・・・・という・・・現代であれば、もう考えられないようなやりとりなんですが、それがなんだかまどろっこしくもあり、なんだか逆に、とってもつつましく感じられましたまだ携帯をもってなかった高校時代(というと、時代を感じるけど)のとっても好きだった彼のことを思い出したりしてもし、その彼から連絡あったら、(まぁこれも絶対ないけれど)やっぱり返事はしちゃうんだろうなぁ・・・とか思ったりと、途中まではとっても感情移入できたんですでも・・・・不倫について、個人的な意見としては、「(自分自身経験がないだけに)否定も非難もしないけれど、 (現在の自分の立場を考慮すると)最終的には家族をとってほしい」という考えを持っている私その考えから行くと、主人公がだんだん悲劇にひたってしまうところや、最後のラストは、一番私好みではない結果になっちゃいましたそれでも、なんだか昔懐かしいようなこんな時代もあったんだよねぇと思える作品ではありましたたまには、どっぷりと恋愛ものを読みたい方にはおすすめかもちなみに・・・「浮気してもいいって言ったから、今不倫のお話を読んでる」「今なら、『マディソン郡の橋』の気持ちもちょっと分かるかも」とだんなにいい放ち、「・・・・・・・・・・・もしかして、機会があったら、本当にしちゃうタイプ」と、彼の危機感と反省を促すには、効果大でした　　　　　　

2007年11月20日

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おばちゃまはスパイ?!

読書の秋、真っ只中の私以前、お友達のRie★Rieさんから紹介いただいた「おばちゃまはスパイ」シリーズ同じくお友達のマンサニージャさんにもお薦めされお二人が「おもしろい」とおっしゃるからには、絶対おもしろいに違いないということでシリーズの１作目となる、「おばちゃまは飛び入りスパイ」を読んでみましたストーリーは・・・ごくごく普通の典型的な(ちょっと裕福そうな)気のいいアメリカのおばちゃまが、生きがいを見つけて、CIAに自らスパイ志願をしタイミングよく、お仕事をいただいたところ、とんでもない事件に巻き込まれる・・・・というお話めちゃくちゃなストーリーだけに、つっこみどころ満載の小説なのですが・・・これがなぜかだんだんはまってくるんですよねこのおばちゃま、典型的な主婦の知識しかないんですけど、その知識と人の良さだけで、いろんな難題を乗り越えて行くんですしかもそれだけはちゃめちゃなストーリーにも関わらず、ちょっと真面目なテーマも含まれていて、考えさせられるところもあり・・・それが楽しいお話に深みを与えているようで、いっそうおもしろく感じました何より、このご時勢「やっぱりいい人は得をする」というテーマは、何か救われるというかすがすがしい気持ちになれました思いっきり、アメリカ人はヒーローで共産主義は敵みたいにどうどうと書いているあたりも、さすがアメリカならでは普段読まない、分野だけに新鮮でとても楽しめましたまたおいおい、シリーズの別の作品も読んでみようと思いますRie★Rieさん＆マンサニージャさんありがとうございました人からのお薦めって、別の分野に手をのばしたり、興味を広げるいいきっかけになりますよね

2007年11月16日

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シェイクスピアの世界★

ついこの間から、「名作」を読もうと読書している私公言通りシェイクスピアの「ハムレット」を読んでみました新訳ハムレット【内容情報】（「BOOK」データベースより）「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。―」王子ハムレットは父王を毒殺された。犯人である叔父は、現在王位につき、殺人を共謀した母は、その妻におさまった。ハムレットは父の亡霊に導かれ、復讐をとげるため、気の触れたふりをしてその時をうかがうが…。四大悲劇のひとつである、シェイクスピアの不朽の名作。ハムレット研究の若き気鋭が、古典の持つリズムと日本語にこだわり抜いた、読み易く、かつ格調高い、画期的新訳完全版。シェイクスピアといえば「ロミオとジュリエット」しかまともに知らなかった私そして・・・正直に言いますと、「ロミオとジュリエット」は苦手若いから仕方ないかもだけど、自分で自分達の運命を引っ掻き回しておいて、「悲劇」と言われてもなぁというのが、率直な感想だったのですでもそれも映画のお話ちょっとちゃんと読んでみようということで、今回選んだのが「ハムレット」だったわけです概要しか知らなかった私・・・このお話は、どちらかというと「きれいなお話」というイメージがありました読んだのは、脚本形式になっているものそのため、行間も結構あり、解説もついていたので、比較的読みやすかったです当初の感想は・・・・とにかく言葉がきれい(訳者の努力によるたまものだとは思いますが)やっぱり、昔ながらの言葉ってきれいなんだと、内容よりも言葉の響きを楽しみながら読めましたただ・・・・やっぱりシェイクスピアはシェイクスピア話の展開や、主人公の思考などは「ロミオとジュリエット」を彷彿とさせ昔のお話だから、仕方ない・・・とは思っても、突っ込みどころはたくさんでもでもそれでも古典の世界は、意外とおもしろい読むのは次回でも、今まで興味のなかったシェイクスピア作品を舞台で見てみたくなりました友人には「何読んでんの」とだいぶ引かれましたが案外、古典作品ってちゃんと読んだことってないものたまにはその世界に浸るのも、おもしろい経験だと思います

2007年11月06日

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読書の秋に名作を★オリバー・ツイスト★

秋は読書の季節ですよね私は今さら・・・・なんですが、先日「オリバー・ツイスト」を読みました映画にもなったので、ご存知の方も多いと思うのですが・・・「クリスマス・キャロル」で有名なディケンズの書いた小説ですなぜ今さら・・・と言いますと、「そういえばイギリス文学好き・・・とかいいつつ、ディケンズ、読んだことないなぁ」「というよりも、『名作』と言われるお話、あまり読んだことなかったりして」となぜかふと思ったことと、実は先月読んだサラ・ウォーターズの小説の解説に「ディケンズの影響を多分に受けている」とあったので、純粋に興味が沸いたのです読んだ結果は・・・さすが「名作」と言われ、映画化にもなるだけあってやっぱりおもしろい約１７０年前のイギリスの時代背景や、貧民街の人々の想像を絶する生活(日本だって江戸時代なわけだから、他国のことなんて全然言えないんだけど)人々の心情や、作品に込められた風刺などは、やっぱり時代が変わっても、色あせないものがありました人々の心情や、作品に込められた風刺などは、やっぱり時代が変わっても、色あせないものがありましたただこの作品・・・・悪人はどこまでも悪人・・・善人は信じられないくらいとっても善い人当初のオリバーの処遇や、悪人の所業のなさの数々は、読むに耐えないほどこれでハッピーエンドにならなきゃ、嘘だよねとも思ったくらいそれを受けてか最後は、とっても美しく終わるので、結末が読めちゃうお話や嘘すぎるハッピーエンドが苦手な人には、向かないかも・・・それと・・・翻訳されたのも、１００年ほどまでの作品表現や日本語が難しく、なかなか進まず・・・作品にはまる下巻になるまでは、結構つらかったのも事実それでもそれでもやっぱり有名なお話を改めて読むというのは、なんだか感慨深さがありました(普段読まないから、そう思うだけだったりして)ちょっとパワーがある時じゃないと、なかなか手は出せないけれど、たまには名作を読むのもいいですよねそんなこんなで勢いに乗った私(でもディケンズはこれでおしまい)次はこれまた読んだことのない、シェイクスピアに手を出そうか思案中です皆さまには、お気に入りの「不朽の名作」ありますでしょうか　　　　　　　　　　　　　　　　　　オリバー・ツイスト通常版(DVD) ◆20%OFF！オリバー・ツイスト（下巻）オリバー・ツイスト（上巻）

2007年10月30日

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大人の小説？！サラ・ウォーターズ★

主婦の間の読書は、ファンタジーものが多かった私今度は別のものを…ということで、最近まで読んでいたのは…ミステリーたまたま本屋さんで、見かけ気になっていた、「サラ・ウォーターズ」という作家何でも3作中３作ともが賞に選ばれたり、最終選考まで残っていたとのこと(こういうのは、ミーハーなんですよね)粗筋を読んでみたところ、どれもなかなかおもしろそうということで、3作とも読んでみました読んだ感想としては…良い意味で、裏切ってくれる小説全部を語ってくれない小説共通のテーマがあるのですが、それも含め「大人の小説」という気がしました（その前に読んでいたジャンルだけにそう感じたのかもしれませんが）あらすじはこちらから　　　　３作の中で、私が個人的に一番おもしろいと思ったのは、「茨の城」結婚すると、お金持ちになるという令嬢に結婚詐欺を働く手助けをしに、主人公が侍女として、田舎のさびれたお城に行く・・・というお話しです実は、あらすじを読んだ段階では一番惹かれず。。。３作目に読んだお話しがこれ途中までは、予想通りにたんたんとお話しが進んでいくのですが・・・「飽きたかも・・・」と思った瞬間に、若干ほのめかしがあった大どんでん返しがありそこからは最後まで、一気に読めました作品によっては、生々しい表現や残酷な表現もあり好き嫌いが別れる作家さんだとは思います私としては久々に濃い作品に出合った印象ミステリー好きの方には、一読していただきたい作家さんです　

2007年09月24日

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待望の映画化公開★ライラの冒険

またまた映画のお話にはなりますが昨日、映画館に行った際に私が望んでいた嬉しい情報を、公開予告で知ることができました趣味の読書の中でも、特にファンタジーは私の大好きな分野その分野の中でも、私の特に好きな作品映画化を心待ちにしていた作品があるんです知ってる方もいらっしゃると思うのですが、それがフィリップ・プルマンの「ライラの冒険」シリーズ(まぁ題名からすると、「また・・・」と思われる方もいらっしゃるかもですが)これが２００８年３月にとうとう公開されるとのこと映画化決定と知ったのは３年ほど前だから、昨日映画館で、予告を見て何よりテンションが上がったのは、言うまでもありません上手くお伝えできないのが、悔しいほどこのお話しは、よく出来ていると思う(どんなお話しかと言いいますと・・・こちら)　　当初は(難しさから言うと)、ハリー・ポッターと指輪物語の中間とも証されていたようですが、ハリー・ポッターがどんどん残酷になっていくことを思うと、ライラの冒険のほうが、子供向きな気もしますでも完璧な世界観は、指輪物語に匹敵すると思うそれでも初めから、テンポがいいので読むのは苦じゃないし何より、主人公のライラがとっても魅力的(賢くて、純粋なんだけれど、無謀で悪ガキなんです)また１つの世界に出てくる、人間の守護精霊(分身のようなもの)のダイモンがとっても不思議で、魅力的でファンタジーが苦手じゃない方には、是非是非おすすめしたいお話ファンタジーの流行に乗って・・・と思われるかもですが、この作品が出来たのはハリー・ポッターよりも前既にロンドンやニューヨークでは舞台化されて、大盛況とのことそして何より何より「ロード・オブ・ザ・リング」を製作したニューライン・シネマ社によって製作されるとのことなんだか期待できそうじゃないですかこのお話しは３部作で、話しが進むにしたがって、話しはより複雑に、登場人物たちや、世界もめまぐるしく変わっていきますそれがどんな映像になるか、今から本当に楽しみ気が向いたら、是非見てみてくださいね　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　読みかけの本もそこそこに、早速昨日から読み直し始めたのは、言うまでもありません　　

2007年08月02日

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今年の目標は「そうじ力」？！

本日より仕事初めだった私。いっきにお正月気分が飛んでしまいましたということで(今更ではありますが)気持ちも新たに今年の目標を立てようと思います今年の私の目標は２つ１、お料理を頑張ること２、おそうじを頑張ること１番はどちらかというと、彼の希望のところもありお引越ししてキッチンも広くなるので、頑張ろうかなぁと。２番もせっかく新居になるので頑張ろうということと・・・今話題の「そうじ力」の本の影響で実はもともと掃除嫌いの私のBooks　Rankingで先月ずっとあった3日で運がよくなる「そうじ力」がとっても気になっていたんですよね年末の掃除前に読んでやる気を出そうと思い購入はしていたのです(読んだのは今年に入ってからですけどね)ただし購入したのは、同じ作者のしあわせを引き寄せる10秒！そうじ力ずぼらな私は３日ではなく、１０秒を選んでしまったんですよねこちらの本のほうが読みやすそうだったというのもあるんですけどこの「そうじ力」読んだ方も多いと思いますが、本当にステキな本でした「チリも積もれば山となる」方式で、一日少しずつでも(１０秒でも)やることに意義があるという「あなたの部屋はあなた自身」「『まぁいいや精神』にさよならを告げて下さい」という言葉には本当にハッとさせられましたお部屋がきれいって気持ちのいいもの且つそれでしあわせまで引き寄せれたらまさしく一石二鳥まだ読んでいない方、この本、本当にお薦めですお掃除を積極的に楽しくできること請け合いです(まだ実践もしていないのに、不運続きの妹にまで薦めてしまった私)ということで、今年はお料理と、この本の実践を目標に頑張ろうと思います皆さまは、今年どんな目標を立てられましたでしょうかそれぞれ実践に向けて頑張っていきましょうね　　　　　　

2007年01月09日

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ピンクの物語～心がバラ色に染まる本～

皆さまの好きな色は何色ですか皆さまはピンク色はお好きでしょうか女性なら、結構好きというお答えをいただけるのではないかと思います。今日は、私がピンク色を好きなったきっかけの本。今でもとっても影響を受けている一冊の本を紹介しようと思いますその本の題名は、本日のタイトルと同じ。ピンクの物語という本です。中学生の頃に出会った本なので、かれこれ１０年以上のお付き合いこの本は、タイトル通り本当に全てが「ピンクの物語」なのですタイトルを順不同でご紹介すると、・ピンクで美しくなる・ピンクの霧の美容方・ばらの香りのレター・セット・オール・ピンクの星座石・恋をかなえる・・・守護石・ピカソの青とバラ色・格式のある外国のピンク　　　etc・・・ねなんだかわくわくしてきませんかジャンルは本当にさまざま。中には、本物のバラの花びらでつくる、ローズウォーターやお菓子のレシピまであるんです私はとかく、この本に影響されておりこの本の影響で、「ピンク」を部屋にちりばめるようになりましたし。とにかくバラが大好きになり。「バラの香りのインク」まで作っちゃいましたでもそんなピンク好きの私ですが、洋服や小物類に一切ピンクのものはなく何回着ようとしてみても、似合わないんですよね先日も彼に、「カクテルドレスはピンクにしようかな」と言ってみたところ、「・・・まぁ試着くらいは・・・」という反応をされてしまいましたでもでも、ピンクは「女性らしさ」を高める色「若返りの贈り物、サムシング・ピンク」というタイトルもあったほどそれはハンカチ一枚でもＯＫなはず皆さまもサムシング・ピンク初めてみませんか残念ながら、この本。廃版になってしまったのかネットで検索してみても、どこも「売り切れ」になってしまっていました

2006年11月27日

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わちふぃーるどへ迷いこむ

今日は、私の住んでいる地域はとってもいいお天気でしたただとっても寒かったですが皆さまは今日はどんな一日を過ごされましたでしょうか？？私は昨日に引き続き、風邪が完治せぬままでしたので、おうちで読書をしていました。私の趣味の一つが読書なんです。へんくつ？なので、あまりベストセラーは読みませんが読書は私の現実逃避やリラクゼーションの一つ。そのためか、ファンタジーや海外のお話しを好んでよく読んでいます。絵本も大好きな分野今日はその中でも大好きなわちふぃーるどの世界をご紹介しようと思います。既にご存知の方も多いと思いますが。。。わちふぃーるどは「池田あきこ」先生の作られた世界のことです。もともとは革製品から始まった世界らしいのですが。猫のダヤンが不思議な世界、わちふぃーるどに迷い込むことからお話しが始まります。この世界のすごいところは、どのキャラクターも生き生きと、味のあるところ。絵もとっても独創的で、お子さんでも大人でも楽しめる世界ですかくいう私は、もう１０年以上この世界のファンです絵本だけではなく、長編小説もあれば、料理本もある。パステルで書かれた独特な世界は、見ているだけで本当に癒されます。最近ではＤＶＤも出ているとか。その中でも私のおすすめは、長編小説とミニ絵本長編小説は今日のような時間のある日に。ミニ絵本は、疲れた時や気持ちがイガイガした日などに。たった５分程度のことなんですが、ほんわかした気持ちになって悩みなども小さなことに感じれるんですよねお休み前の５分。皆さまもたまにはお気に入りの本を広げてみるのはいかがでしょうか　　　　　　　

2006年11月12日

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