学生の時に大学生協(生活協同組合)の組織部というところに所属していました。
大学の中にある生協は学生が出資金を出して会員となって経営が成り立つので、会員が運営について総会を開いて経営の計画について話し合います。その総会の準備をしたり、意見をまとめたり、入れる商品について検討をしたり、他の大学生協と合同のイベントを企画したりという活動をしていました。
ちょうど大学に生協が設立される時だったので立ち上げるために頑張ってくれた先輩や同級生、後輩、店長(専務)さんとはとても密度の濃い時間を過ごしました。私自身は、旅先でたまたま一人の先輩と出会い誘われて入ったので、あまりたいした活躍はなかったと思うのですが、先輩たちの活動力の素晴らしいさは記憶に強く残っています。
そして、その関わった人たちと卒業してからも年に1回は会う機会がありました。
そんな中でとても尊敬していた先輩の一人が昨年の9月に亡くなりました。具合が悪いとは聞いていましたが、その年の飲み会にも参加してくれていたし、仕事も続けていたと聞いていたのでとてもショックでした。
覚悟ができていたのか「葬儀は親しい数名だけで」という遺言で、しばらくたった12月にいつも集まるメンバーで、お墓参りをしました。そして、土曜日、長野から駆けつける先輩がいるというのでまた2回目のお墓参りに7名で行ってきました。
いつも賑やかな私達の話を微笑みながらだまって聞いていた物静かな先輩でした。でも、みんなをまとめていける力のある優しい方でした。
お墓ではちょっと賑やかなお参りになってしまいましたが、きっと先輩も微笑んで聞いていてくれたんじゃないかなと思います。
ご冥福をお祈りいたします。