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カテゴリ:中小企業の生きる道
経営者の考える事は、ただひとつ「儲ける」事・・・
中小企業経営者の多くは、会社に対して「個人保証」しているのが普通ですから、いくら美辞麗句を並べても、倒産すれば惨めなもので、財産がゼロになり、一家離散、地元にいられなくなるのが普通で、生きていくのが嫌になります・・・ 大企業の社長は、何千億の赤字を出しても、「個人の責任」を追及されることはありませんから、辞めるだけで涼しい顔です・・・ しかし中小経営者はそうならない為に、日夜頑張って仕事に励むのですが、その中で経営者が一番考えるのが「如何に損益分岐点を下げるか?」です・・・ その中でも、経費の最大の要因である「人件費」がキーポイントであるのは言うまでもありません・・・ それを一言で言えば、ニトリの謳い文句のように、従業員に「給料以上に働いてもらう」という事ですが・・・ 工場や倉庫がある中小企業の製造業(メーカー)の場合は、経営者が「現場」に入らず(汗水垂らすことなく)、従業員に「頑張ってくれ」とだけ言っても、まず彼らは真面目に働くことはありません・・・ その辺が、大企業との大きな差ですねェ・・・ その為にはどうするかと言えば、私の場合は(織物時代)、父親と同じように現場に「入り浸り」だったのは言うまでもありませんが、その中でも従業員の誰もが嫌がる「汚い」仕事や「難しい」仕事を率先的にやって、従業員の「見せしめ」にしたのです・・・ 現場以外の営業や経理を上手くやっても、現場の従業員には全く解りません・・・ むしろ仕事が「天から降ってくる」と、当たり前のように思っていたかもしれませし、営業の苦労なんて、理解不能だったでしょう・・・ まァ、現場で社長が実際必死になっているところを見せれば、どんな社員でも、私のいう事を聞くようになりますし、多少の無理を言っても従うものです・・・ 具体的に言いますと、織物現場では、オイルやグリスの中に手を突っ込んで油まみれになったり、つなぎ(タイイング)を異常な速さと正確さでやり遂げるといった事をやるのです・・・ 特にオイルグリスというのは、身体に匂いが染みつきますし、手に付けば特殊な粉石鹸で洗わないと汚れが完全に取れませんので、「最初に」手を突っ込むにはチョット勇気が入ります・・・ 私の場合は子供の頃の「べったん」遊びで、引っくり返りにくなるように、べったんをよく油に漬けたものです・・・ しかし逆に経営者がそれを出来なかった場合、従業員からバカにされたり脅されたりする(退職をチラつかしたり、給料値上げを迫る)事だってあるのです・・・ ある意味、織物業経営者の「資質のボーダーライン」が、油さしとタイイングにあるとさえ言ってイイと思っていました・・・ よく大阪本町の商社に営業に行って、同業者からよく「お宅は損益分岐点が低いから、安い工賃で受注してもやっていけるのですね」と嫌みを言われたものですが、そう言う経営者は100%自分が現場に入ったことがなく、すべて現場を「人任せ」でしたねェ・・・ そしてその後、殆どが経営が傾いていきましたねェ・・・ まァそういった織物時代の経験も踏まえて、今の仕事では「人任せにしない」=「従業員を雇わない」というポリシーを貫いているのです・・・ ※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚 ※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.30 13:04:30
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