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カテゴリ:中小企業の生きる道
昭和24年(1949年)に、このトランクルームの場所で、祖父や親父の兄弟達で織物製造業を始めて、今年で63年になります・・・
途中6年前に、私が「進路変更=転業」というトンでもない事を、しでかした訳ですが・・・先祖に申し訳ない気持ちでいっぱいです・・・ しかし会社を存続させて、会社の定款を変更しただけですので、(株)笹谷繊維工場というのは、そのままです・・・ それだけが、せめてもの救いか・・・ しかし6年前あのまま織物製造を続けていたら、と思うとゾッとします・・・ なんせ、工場稼働が止まるのは盆と正月と祭だけで、年間10日ほどだったのです・・・ 普段は土日祝日関係なしに、24時間フル操業だったのです・・・ おかげで、関西電力に年間2000万円も支払っていたのです・・・エアージェットという最新式の織機導入の20年間で、4億円も支払っていた計算になります・・・ 世界標準、グローバルスタンダードといわれるアメリカ並みの電気代なら、日本の半額ですので、2億円も儲け損ないしたことになります・・・ こんな事を今更悔やんでも仕方がないことですが、6年前に転業したことに感謝する事の方が、私の人生によっぽどプラスになります・・・ 織物時代「こんな高い電気代、払ってられるか!」とずっと思っていましたので、ある意味早く「ふっ切れる」事を気付かしてくれた関西電力さんに、感謝しないといけないかもしれません・・・ 中小零細の製造業は、自社ブランドを持たず、下請け的な仕事のために、得てして取引先に振り回されたり、業界の常識にとらわれて、客観的冷静に「自分の仕事のポジション」を見れなくなるものです・・・ しかし跡継ぎの「使命」として、会社を潰す事は死んでも避けなければなりません・・・ できれば「祖業の存続」が理想ですが、「転業」は仕方ありません・・・ という事で、目前の「70周年」に向かって、石橋をたたきながら、ボチボチ行きたいと思います・・・ ※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚 ※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.10.21 09:58:12
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