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カテゴリ:書評
青春の書と言えば、坂口安吾の「堕落論」も外せません・・・
高校の現代国語の時間に、この文庫本をクラス全員買って、教科書から脱線して授業を進めました・・・ 高校時代に人生を「再考」させられたという意味において、スゴク印象に残っています・・・ 先生が授業に熱中するあまり、「口角泡を飛ばす」状態になっていたのには驚きました・・・ 堕落論の中の「・・・日本は負け、そして武士道は滅びたが、堕落という真実の母胎によって初めて人間が誕生したのだ。生きて堕ちよ、その正当な手順のほかに、真に人間を救い得る便利な近道がありうるだろうか。・・・・」という一節に感動したものでした・・・ 当時成績は超低空飛行で、勉強も部活も中途半端で、何もやる気が起こりませんでした・・・ この本を読んで自分を正当化し「いっそ、落ちるところまで落ちたろか!」と妙に納得したものでした・・・ そしてそれから、高校浪人大学と長い間、自分なりに悩み、もがき苦しんだのでした・・・ 今から思えば、ちっぽけな悩みですが、若い私にとって、とんでもなく高い、絶対乗り越えられない壁に思えていましたねェ・・・ しかし当時鳳高校では、変わった先生が多かったです・・・ 高校入学前年まで、ヘルメットを被りゲバ棒を振り回した「高校学園紛争」が激しかったようで、そういう経験をした先生や先輩は、ちょっと「異次元」の存在に見えたのは私だけでしょうか・・・ 平和でのんびりした田舎の貝塚の丸坊主の中学生からいきなり、都会の堺市の言葉もファッションもセンスも違う、しかも「学園紛争」が特に激しかった高校に入ったのは、私にとって人生の「震度6」くらいのショックだったかもしれません・・・ ※日本最安値!(年平均2回の利用で、近くにある必要はない) トランクルーム貝塚 ※貝塚市の不動産情報の総合サイト 貝塚不動産.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.08.21 09:18:35
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