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カテゴリ:書評
久々の良書です・・・
大前研一さんの著書は、結構昔から好んで読んでいます・・・ 大前ファンと言ってもイイかもしれません・・・ 彼のいつもの「大局観を持って書いた」本を読むと、日常生活で細々と生きている自分を「客観視」デキます・・・ この著書では、「日本はこのままでは没落していく一方だ!道州制によって日本を再生せよ!」と言っているようです・・・ 私も全くそう思います・・・ 日本が目指すべき「クオリティ国家」の筆頭として、国際競争力ランキング1位のスイスを挙げています・・・ もう20年以上前に、知り合いの当時某市商工会議所会頭から直接伺った話ですが、商工会議所からスイスに視察に行った際に、度肝を抜かしたことがあったそうです・・・ スイスの某市役所を訪問すると、何故か職員が「年寄りばかり」だったそうです・・・ 理由を尋ねると、職員は全員ボランティアだそうで、給料をもらっているのは市長と市議会議員だけだそうです・・・ しかも、民間の平均給与程度だそうです・・・ おそらく専門的な事は民間に委託してたのでしょう・・・ 簡単な仕事は、ボランティアで充分という判断でしょう・・・ スイス全土の地方都市が、このようなシステムだったかどうかは定かではありませんし、日本との社会福祉制度や失業保険制度等の違いもありますが、最大の固定費である「人件費」が相当節約できるのは確かです・・・ 人口9万人の貝塚市の人件費が、年間約58億(職員563人、平成22年度)というのを考えると、このスイスと日本の「恐ろしい差」は何なんでしょう・・・ 日本のGDP(国内総生産)は世界第3位に落ち、国際競争力ランキングは2年連続低下して10位になっています・・・ 一人当たりGDPにいたっては、18位と中途半端で、人件費が高い割に生産性が低い(特にサービス業の)証明でしょう・・・ スイスのこういった全国民、官民挙げての「長年の数々の改革」が功を奏して、世界一の競争力を勝ち得たのだと思います・・・ 日本も今「大改革」をしないと、スペインやポルトガルのように何百年かけて「普通の国」に落ちていくかもしれません・・・ イヤ・・・歴史のスピードがネットと共に早くなると思われますので、20年もかからないかもしれません・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.02 09:30:44
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