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カテゴリ:だんじり祭&左甚五郎
今日から2日間、岸和田市の浜手地区でだんじり祭りが行なわれます・・・
先日の新聞で、22台のだんじりに、自動体外式除細動器(AED)が搭載されるという記事が載っていました・・・ というのは、だんじりの曳き手は2日間の祭りで「フルマラソン」と同じくらいの約40キロを走る体力がいりますし、毎年熱中症で何人も救急車で運ばれるからです・・・ 近年のだんじり祭りは、自分達で楽しむ祭から「見せる祭」に変化しており、カーブでスピードを落とさずに曲がる「やり回し」や走る事が多くなり、曳き手にとって非常に「ハード」な祭になっているのです・・・ 曳き手の中心である青年団(高校生から27,8歳)の体力の消耗は相当なものです・・・ そのため祭の何カ月も前から、ランニングで体力を養うのは恒例になっています・・・ こうなると、もう祭りは一種のスポーツです・・・2日間40キロ走れなければ、参加できないのですから・・・ 2日間だんじりを曳っぱる事が出来れば、「男の勲章」でもあるのです・・・ 祭の最後に、青年団の子らが「泣く」のもこういった事によるのです・・・ ジーンときますねェ・・・ 普段、俗世間にまみれて生活していると、こういった「ピュアなシーン」に弱くなるものです・・・ こういった青年団活動を通じた貴重な経験が、その後社会人になって必ず役に立つように思います・・・ 社会生活の基本中の基本である「挨拶」が出来るようになることが一番だと思います・・・ いくら勉強がデキて、近所で住んでいながら挨拶すらしない子は、社会に出ても仕事がデキるはずもありませんし、社会に出るスタートラインから、すでに社会を舐めていると言っても過言ではありません・・・ 何事も基本が大事で、基本すら知らない(教えられていないor学ぼうとしない)というのは大問題です・・・ 最近は勉強や学校の部活や仕事で、青年団活動に参加しない子が多いですが、人生を長い目で考えると、けっして良くありません・・・ どないかしてでも、学校の勉強と部活や仕事、そして地域社会活動である青年団活動を「両立」する事が、現在や将来社会人にとって絶対プラスになると思うのです・・・ もちろん何処でも青年団内の体質や町内の体制など諸問題がありますが・・・それらを何とか解決して乗り越えて欲しいですねェ・・・ 今の夜以外は酒を一滴も飲まず、水とスポーツドリンクだけで一生懸命曳っぱる青年団を見て、昔の私達が子供から青年団だった頃の祭りが、ある意味恥ずかしいです・・・ とにかく朝から酒を飲んで「勢い」をつけないと、だんじりが動かないのです・・・ 参加人数が少なかったというのもありますし、祭の運営体制があってないようなもので、曳くコースも行き当たりばったりで、よく揉めたり喧嘩がありました・・・ それはそれで、「村祭り」的なガス抜きの役目もあって、ヨカッタのかもしれません・・・ まァ、大人も子供も男も女もゆっくりぺチャククチャ喋り、時にはみんなで歌を歌い、青年団以上は酒を飲んだり・・・田んぼの稲穂の間をだんじり曳っぱっていた平和な古き良き時代です・・・ また子供からすると、早くから世間の「生身の姿」を見れたというのもメリットかもしれません・・・ しかし今考えると、今のPTAや育成会のお母さん方が見たら驚愕するシーンが続出でした・・・(笑) 親父も若い頃祭好きのようでしたが、その親父が「あんまり祭に行くな!」と言うくらいでしたから・・・ という事で、町内のだんじり祭りも明治時代から続いているようですが、これも盆踊りと同じように、これからも伝統の「灯」を絶やさないように願いたいです・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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