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カテゴリ:人生訓
人間は経験を積んで、少しずつ賢くなっていくのですが、それは自らの失敗を教訓にするからだと思います・・・
しかし若くても年を取っても、経験を積まななければ、何も始まりませんが・・・ トライあっての前進で、じっとして何もしなければ、停滞どころか後退です・・・ サラリーマンでも経営者でも、自ら考え(PLAN)、資本を投下して実行すれば(DO)、おのずと失敗か成功か結果が出ます・・・ 失敗してもサラリーマンなら降格か首で自分の財産に影響ありませんが、中小企業なら失敗して自己破産すれば、経営者の多くは銀行に個人保証していますので、財産を奪われ一文無しになるのが普通です・・・ そういった経済活動で、社会が徐々に変わっていくのだと思います・・・ 自らを振り返ってみて、20年間やってきた織物業からトランクルーム賃貸業に「転業」した49歳の頃が人生のターニングポイントでした・・・ 祖父の代から60年も織物業をやってきましたが、私自身の20年間の経験で「転業」を決断しました(父親はすでに転業の9年前に他界)・・・ 織物業をやっている時の反省点が(弊社に限って)、転業後の「教訓」になる訳ですが、列挙すると(2006年当時)、 1.グローバル化に取り残された業種=長年国内だけの「水平分業」のリスク分散型(仮需マーケット型)の繊維産業が、ユニクロの登場と共にそれが崩れ、グローバル化した「垂直連携」のリスク型(実需型)に大きく転換してしまった。 2.設備投資に金がかかりすぎる=エアージェット織機1台1000万円。 3.世界一高い日本の人件費=20年前の中国内陸部は、たった20分の1の人件費。 4.世界一高い日本の電気代=アメリカの2倍。弊社1年間の電気代が2000万円だった。今年の4月から更に約20%値上がりした。 5.エンドユーザー無視=織物業は長くて古い体質の繊維業界(流通)のちょうど真ん中の「川中」で、エンドユーザーからかけ離れていて、業界間の情報が今と違って分断化されていた。 6.円相場に左右されていた=北米やヨーロッパ、中近東への輸出割合が高かった。 7.世界一安い日本のインターネット代を利用していない=アパレルのネット販売は多少あったが、織物業=布(川中)のネット利用は皆無。 以上のように、ビジネススタイルそのものが、知らず知らずのうちに時代に「逆行」するように変化していったのです・・・ それが、日々の仕事でいくら働いても努力しても報われない・・・年間355日24時間エンドレス操業で工場を稼働しても、何にも儲からないどころか損をするのです・・・ こんなバカな事はやってられないと・・・先祖に顔向けできませんでしたが、家訓の「名を捨て、実を取る」で気を取り直し、廃業(転業)の決断をしたのです・・・ という事で、織物業の経験で痛感した以上7つを、転業後は「真逆」をやろうと決意したのでした・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.27 08:42:22
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