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カテゴリ:貝塚不動産.com
昨日は岸和田波切ホールで、宅建協会泉州支部主催の「相続セミナー」第2回目でした・・・
来年の2月まで、合計5回あるようです・・・ 今回のテーマは「相続税計算のための財産の評価方法」と「マイホームを譲渡した場合の特例計算」です・・・ ファイナンシャルプランナーや不動産コンサルティングの受験勉強で勉強した事の復習みたいなものでしたが、何回勉強してもややこしく難しいですねェ・・・ 逆にややこしく難しいからこそ、勉強する意義があると思うのです・・・ 冒頭で支部長が、「アメリカの不動産業者は日々勉強しているのが、日本との大きな違い・・・」とおっしゃっていましたが、正にその通りです・・・ とても信じられない事ですが、アメリカの不動産屋の地位は、医者と弁護士と「同列」なのです・・・ それ程、不動産屋の社会的地位が非常に高いのです・・・ 日本では不動産屋をやっている事さえ、人に言う時に躊躇することもあります・・・ それ程、日本では不動産屋の社会的地位が低いのです・・・ 何で同じ職種なのに、日本とアメリカでこれ程違うのか・・・ 一言で言うと、「勉強量、知識の違い」でしょう・・・ まずアメリカでは、日本の「宅建(宅地建物取引主任者)」に相当する資格は従業者全員必要で、日本の「5人に1人でOK」とはかけ離れています・・・ 日本では宅建を持っていなくても(合格できなくても)、不動産の商売が出来るのです(契約前後は宅建ホルダーしか出来ない)・・・ これが、決定的な違いです・・・ また資格試験の内容は、日本は権利関係(法律)重視ですが、アメリカの場合はファイナンス中心のようで、日本では不動産といいますが、アメリカの不動産は不動ではなく、流通するものという概念で、中古住宅市場が活性化されているのが大きな違いです・・・ 日本の不動産ビジネスの大半を上場企業の大手不動産会社系が牛耳っていますが、アメリカは全く違い、宅建主任者に相当する「エージェント」が、会社(事務所)に相当する「ブローカー」に所属するフルコミ(完全歩合制)の営業マンが不動産の仲介やコンサルティングをしていると言ったイメージでしょうか・・・ これは正に、プロとして高い能力が求められる医者や弁護士と全く同じです・・・ かかりつけの医者や弁護士と同じように、信頼のおけるかかりつけの不動産エージェントがあるのです・・・ また不動産の情報開示も大きく違い、日本ではレインズという業者しか見れないサイトがありますが、アメリカでは業者もエンドユーザーも同じ情報を全員見れるようです・・・ 日本では情報が偏り、業者とユーザーの力関係に差が出来てしまっていますが、アメリカは情報が平等な分、業者は「プロとして」より勉強しないとビジネスにならない厳しい環境が、業界のレベルを上げているという事でしょう・・・ 日本では業者が頼りなかったら、業者を通さずに素人同士で契約をしてよくトラブルになりますが、アメリカではプロ野球(大リーグ)と同じように、信頼のおけるプロのエージェントを通してでないと不動産契約をしないのでトラブルも少ないようです・・・ 泉州支部も、今後このような有益なセミナーを重ねて、まずは会員のレベルアップを目指し、会員同士の切磋琢磨でより一層、エンドユーザーの為になるような不動産取引を目指す事は非常に良い事だと思います・・・ その積み重ねが、将来的には業界のレベルや信用度のアップに繋がるのだと思います・・・ そしてまた、このアメリカの不動産エージェントのビジネススタイル(不動産コンサルティング仲介業)こそが、私が5年前の不動産屋開業時の理想の姿だったのです・・・ もしこの理想とするビジネススタイルを確立すれば、それこそ80歳まで現役バリバリで仕事が出来るかもしれません・・・ という事で今回を機に、ファイナンシャルプランナーとしての勉強も大事にしないといけないと再認識するようになった事が大きな収穫でしょう・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.10.25 17:32:25
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