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カテゴリ:愉快なサラリーマン時代(20代)
これまでの人生を振り返って、29歳と49歳の2回、リスクを取って「転職」と「転業」しましたが、リスクを取って正解だったと思います・・・
もし29歳の時、リスクを取らずに家業(織物製造)に戻らずサラリーマンを続けていたら、大変な事になっていました・・・ 私が退職してから10数年ほどして、勤務先の会社が倒産してしまったのです・・・ 私がそのまま家業を継がずにサラリーマンとして頑張っていたら、子供3人抱えて路頭に迷うところでした・・・ 自分の判断が正しかったと、胸を撫で下ろしたものです・・・ 退職を決断するまで、サラリーマンで一生を終えるつもりで「夜討ち朝駆け」で頑張ってきましたが、自分の頑張りが報酬として反映されない給与体系など会社の体制に疑問をずっと抱いていたのです・・・ 次女が生まれて、この安月給では家族を養っていけないし、当時まだ織物業はマシだったので、親父に一度は「織物業を継がない」と宣言していましたので、頭を下げて「織物業を継がせてください」と頼んで家業に戻ったのでした・・・ 決断を出来ずに、リスクを取らずダラダラとサラリーマンを続けていたら、大変なリスクを背負っていたでしょう・・・ 家業に戻って2年後に何億という設備投資(工場を新築し織物機械一新)をしてまで20年間頑張ってきた家業の織物業を、8年前の49歳の時に廃業してトランクルームに「転業」した訳ですが、これから2年後にリーマンショックがあったのです・・・ 8年前に決断していなかったら、リーマンショックで会社が倒産していたかもしれなかったのです・・・ この時も自分の判断が正しかったと、胸を撫で下ろしたのでした・・・ 決断した時は、その判断が正しかったのか間違いだったのか分らないものです・・・ 後になって、分かるのです・・・ 中小零細企業の経営者の判断が誤っていたら、倒産してしまい、反省どころではありません・・・ というか、反省しても全て遅かりしです・・・ それ程、大手のサラリーマン社長と違って、我々中小の経営者の判断は、自分や家族や従業員の人生に降りかかってくるのです・・・ 織物業を「やり続けるも地獄、止めるのも地獄」で、ただ私の場合は今回「吉」と出ただけで、次回は分りません・・・ 毎回毎回、勝負なのです・・・ という事で、大手のサラリーマン社長は金融機関に対して実印を押して「個人保証」する事はありませんが、我々中小零細企業の経営者は根本的に違って「個人保証」が必須で、それが命取りになるのです・・・ また、これまで安泰とされてきた大企業の社員や公務員といえども、これからの不透明な時代は分りません・・・・ 自分の所属部門が好調でも会社全体の業績が悪ければ、会社がM&Aされて自分の首が飛ぶという、自分の努力ではどうすることも出来ないような事態が起こるかもしれませんし、実際私の周辺でもそういう事が日常茶飯時の世の中になってしまいました・・・ 中小零細企業経営と同じで、会社や他人に頼ることなく、経験を積み重ねて勉強も続け、他人にはないオリジナルなスキルを磨く事と自分のネットワークを築く事こそが、自分が生き残り家族を守る唯一の方法だと思うのです・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.09.27 15:24:59
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