|
カテゴリ:貝塚不動産.com
昨日は宅建協会泉州支部のコンサル会で、「築20年織物工場をトランクルームにコンバージョン 儲かる秘密は・・・???」というテーマで講師を務めさせて頂きました・・・
※コンバージョンとは、用途変更を伴うリノベーション(大規模リフォーム)の事。 大勢の人前で喋るなんて、全く慣れていませんし緊張しましたが、何とか無事に終える事が出来ました・・・ 講師を依頼された時は、「エッ?なんで私みたいなモノが・・・?」という感じでした・・・ コンサル会のメンバーはみなさん私より遥かにベテラン揃いで、私みたいな新人が話をするなんておこがましいと・・・ しかし、受けた限りは全力を尽くそうと・・・ テーマに関し、私独自で得意なモノという事で、不動産活用の実践例としてトランクルームを題材にした訳です・・・ 一般論を喋っても聴衆の心を打ちませんし、ブログと同じように「本人の経験談」を喋る事が1番です・・・ トランクルーム経営のノウハウを全て喋るのは、有料セミナーや実際のコンサルティングの仕事に譲るとして、自分のビジネスに差支えない程度にしソコソコ喋ったつもりです・・・ まだまだ聞きなれない、不動産活用の実践例のひとつとしてトランクルームビジネスをチョッとでも知って頂ければ、私としては大満足です・・・ トランクルームと言えば、まだまだ「野晒しのコンテナ」というイメージですが、他にもイロンナ種類やスタイルがあるのだという事を不動産の同業者の皆さんに知って頂く事が、弊社トランクルームの集客に繋がるのです・・・ 業者に丸投げをして、空き地にポンとコンテナを置いてネット集客で儲ける?・・・なんて、甘くはないのです・・・ 賃貸マンションやコンビニ経営と同じように、業者から「大家さん、大家さん」と持ち上げられて喜んでいる場合ではないのです・・・ 人間というのは誰でも、「この手」の言葉に弱いとつくづく思います・・・ 本業以外に、こういった会長とか役員とか〇〇メンバーといった類いの「名誉職」を受けてしまい、本業で足元をすくわれた例が周りに多い事、多い事・・・ 我家は「名を捨て、実を取る」という家訓の元、こういった行動や考えは親父から厳に慎むように、子供の頃から言外に教えられてきました・・・ 「本業本丸」を死守する為に、自分の能力以上の余計な事には手を出すな!・・・という事でしょうねェ・・・ 決算書を見れば一目瞭然、業者はキッチリ儲けていますし、彼らは「それ」でメシを食っているのですから・・・ まァ、地主さんも業者に100%頼らず、「同じ目線で不動産業界で戦う覚悟」を持った方だけがシッカリ儲けているようです・・・ 業者や不動産屋や歩合給の営業マンも、彼らは(我々も)生き残るために必死なのです・・・ そんなプロ集団の中にポーンと放り込まれるようなものですから、無知(素人)だと行く末は推して知るべしです・・・ 私がこんな事を言うのも何ですが、地主さんの事を考えると、決して業者や不動産屋にまかせっきり(おんぶに抱っこ)ではダメなのです・・・自分自身で少しでも不動産、税金、相続、建築、法律、近隣の不動産情報、マーケッティング、経営学、経理といった「勉強」をバランスよくしないと・・・ そんな悩める地元の地主さんの為に、私の拙い能力を総動員して一緒に考え、無料で相談に乗っているのです・・・ まァ、普通に考えれば、コントロールされる単なる「下請け」ではなく、業界を「コントロールする側」でないと儲からないというのは自明の理ですが・・・ 長い織物業経営で、このビジネスのカラクリと真実が身体の芯から理解できました・・・(笑) 織物業を廃業して、全く訳も分からず知らなかったトランクルーム賃貸業に転業して丸9年・・・ 新しいビジネスで業者や他人に一切頼らず、右も左も分からず暗中模索、それこそ手探りでそれなりに苦労もしましたけれど、振り返ればそれも楽しかったと・・・ その前に織物業で20年間土日関係なしに年355日24時間操業(月産20万m)で苦労しましたので、少々の苦労は何も感じなかったのだろうと・・・ 特に20年間の最初の2年間というものは、男子従業員ゼロでしたので、力仕事や技術系の仕事を朝5時から夜10時まで私一人でヤッテいましたので、疲労でご飯が食べれず今より10キロスマートでした・・・(笑) 人生を振り返ると、この2年間は私の人生で最もガンバッタ時期で、この2年の苦しい経験がなければ、今の自分は無かったでしょう・・・ 当時は、「人生、ココで頑張らねば俺の人生はオワリだと・・・」心の底からヤル気とパワーが爆発したのでしょう・・・ まァ、そんな瞬間って、一生に1回あるかないかでしょうねェ・・・ 多くの人が「本気」を出せずに人生を終える中で、家内と子供3人と両親と10人の従業員を養わなければならず、億単位の借金を抱え、まだ30代前半と若かったという条件が揃ったから頑張れたのでしょう・・・ 人間、ある程度のプレッシャーがなければ頑張れませんし、ラッキー?と言えば、ラッキーと言えるかもしれません・・・ まァ、銀行から多額の借入金をする時に、会社代表の実印と連帯保証人としての個人の実印を押す時の、手が震える何とも言えない緊張感は経験した者でないと分かりませんし、それが「経験値」として自分の人生にプラスされるのです・・・ こんな恐ろしく気持ちの悪い経験、中小企業のトップしか味わえませんし、息子の副社長や専務や大企業の役員でも決して味わえないのです・・・(笑) しかし不動産の土地活用というのは、言うは易し行うに難し・・・ 千差万別の不動産の現状を見て、計画を立て将来の収益を予測するのです・・・ 考えてみれば、こんな難しくリスクの大きい事はありませんし、逆の見方をすれば、こんな楽しい事はないのです・・・ どういう風に化けるのかと・・・ という事で、9年前に全く想像も出来なかった、泉州の不動産屋の重鎮らを前にして講義なんてしている自分に少々戸惑っています・・・ 長く織物業に携わってきて、これからトランクルームという新しいビジネスをやっていこうと不安で不安で夜も寝れませんでした・・・ その時はまだ、宅建の「た」の字も知らなかったのですから・・・ 不動産屋をやろうと思ったのは、トランクルームの集客が当初思い通りに行かなくなって「大変だ!このままでは倒産だ!もう1本柱を作らなければ!」と心底思った廃業(転業)の翌年でしたから・・・ 全く訳も分からず無我夢中で勉強した宅建主任者の受験勉強の流れで、今回のコンサル会の入会資格である「公認 不動産コンサルティングマスター」資格と、ファイナンシャルプランナー資格(2級FP技能士&AFP)を取ったのです・・・ ついでに取った資格がモノを言って、今回の講師役にまでなってしまったのです・・・ ホント、人生ってワカランもんですねェ・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.29 18:35:20
コメント(0) | コメントを書く
[貝塚不動産.com] カテゴリの最新記事
|