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カテゴリ:貝塚不動産.com
ネットフリックスの「地面師たち」シリーズはなかなかオモシロかったです。
先日トランクルームの150坪の近接地を購入しましたが、確かに司法書士の売主の本人確認が慎重だったのが映画とダブっていました。 宅建士でもある私は不動産仲介業も営んでいますので(FP、不動産コンサル資格も所持)、仕事と関連しているのでこの映画は非常に勉強になりました。 2017年に積水ハウス地面師詐欺事件で積水ハウスが地面師グループに土地の購入代金として55億5千万円を騙し取られたというのがありましたが、世の中にこんな事が起こるなんて一不動産業者として信じられませんでした。 しかしこの1件で、どんな小さな物件でも業者の「自己防衛」として褌を締めなければ・・・と肝に銘じました。 不動産業界(取引)の教訓です。 この間まで五毛作ビジネス(トランクルーム、音楽スタジオ、不動産仲介業、卓球場、テレワーク室)でしたが、6番目のビジネスとして地面ビジネス(駐車場)が何かオモシロそうです。 6月まで岸和田市東ケ丘で月極(時間貸し)駐車場を10年営んでいましたが、遠いので副業のまた副業という感じであまり力を入れていませんでしたし、もう土地を売却しようかと考えていますが、今回の150坪はトランクルームの横なのでガゼン張り切っています・・・(笑)。 自宅から自転車で1分なので、何かあれば24時間いつでも直ぐに飛んでいける距離です。 自社物件が経営者の住居の近くなんて、東京23区や大阪市内ではあり得ないでしょう。 と言うか、トランクルーム「本館」の場所が曽祖父が2軒隣の本家(母屋)の仁左衛門から江戸時代末期の160年前に分家(隠居)した場所で私の本籍地ですから、そんな職住近接どころか・・・同じ場所で仕事をずっ~と160年もしている会社経営者なんて、大阪でも殆どいないでしょう(笑)。 とにかく最低でも固定資産税分くらいは稼がないと、この駐車場プロジェクトは失敗なのです・・・(汗)。 現場にしょっちゅう行っていると、名越の村人(だいたいシニア)に必ず道で会い「トオル君、何するんじぇ~」と聞かれ、「おいえ~、スタジオのお客さん用やけど、ぎょうさんあるさかい、月極と時間貸しもするんやし~村中狭いやろ~友達とか親戚来たら車止めるところないやろ~そんな時にこの駐車場を時間貸し(12時間500円、24時間1000円)で使こちょうェ~」という会話ですが、名越ネイティブ弁なんて分かるかなぁ・・・(笑)。 そんな立ち話の中で「名越の村中には救急車も消防車(大きな車)も入って来れない」という隠された大問題に触れ、「消防署に行って、この駐車場に非常時は救急車も消防車も止めてもイイですよ(遠慮なく使って下さい)と申請するつもりやで」と言うと、みなさん目を丸くしていました・・・(笑)。 とにかく名越の村中の道は狭く、周辺の道路に止めれば交通渋滞を起こしますので、この新たに作った駐車場なら「2トン・ロングトラック」でも入って来れますので、非常に活躍の場として期待できるのです。 2トン・ロングトラック・・・という大きな車でも、村中まで入って来れるのがポイントです。 村中に入ってくる2軒(東と北)の入口を「あと20cm」提供してくれれば(削ってくれれば)簡単に解決する事なんですけねェ・・・ たかが20cm、されど20cmだったのです。 これって、だんじり祭よりも重要な事で、20数年前に自社の織物工場の心臓部であるコンプレッサー室から火災が起き、消防車が入って来れなくて延焼してしまった苦い経験があるから、こんな事が言えるのです。 この時に「いっそ廃業してしまおうか」と火災現場で朝まで寝ずに悩んだくらい大きな被害だったのです・・・(涙)。 更に災害(非常)時に、これから大いに期待できる「大型ドローン」の発着場(駐機場)としての利用(提供)も考えています。 単に儲けるだけのスタンスではなく、地域ボランティア的な事も考えなければダメな時代になってきたと思うからで、毎週1回スタジオでボランティア空手をしているのも、そういった考え方からです。 救急車や消防車が村中に入って来れないだけでなく、民間のヤマトや佐川といった宅配便のトラックも入って来れないし、コープなどの宅食のトラックも入って来れないのにフォーカスを当て、新たなビジネスチャンスとして捉えています。 まぁビジネスだけでなく人生全般においてリスク分散という考え方が重要で、これまでの五毛作経営に加え今回の地面ビジネス(駐車場)をプラスした事によって、全体へのシナジー効果とリスク分散が同時に出来るという大きなメリットがあったのです。 まぁしかし今思い出すと、織物工場の火災で朝まで一睡もせずに考えたあげく「やっぱり再開しよう」と決断し、そのまま最重要取引先のメインバンクと伊藤忠に朝1番に飛んでいき「2週間後に工場を再開します」と断言し、文字どおり再開できた事が大きな自信となりました。 銀行と商社にたった2週間で再開なんて言いましたが、警察と消防署の現場検証やら、保険会社の現地調査やらをしながら、糸と織物の被害調査をして契約の遅延を商社にお願いし(一部契約キャンセルやクレームとして支払い拒否もあった)、火災(放水による水害も)にあったモノの処分、火元のコンプレッサー本体の発注やら、電気屋さんに電気室のトランスと換気扇の修理やら、板金屋さんに屋根の修理を依頼し、保温屋さんに断熱材の施工を依頼し、ブリキ屋さんにダクト修理の依頼をし、従業員のシフトを練り直し・・・やる事が山ほどありましたが、何とか約束通りの2週間で再開にこぎつける事ができたのです・・・(汗)。 工場の再開した後は、火災保険会社との交渉が待っていましたが、被害金額が大きかっただけに、各業者への支払いの前に保険金が必要でしたので・・・これがもう死ぬほど大変でした(汗)。 なんせ保険金が入って来なければ(或いは遅くなっても)、業者への不払いで倒産に繋がる可能性がありましたから・・・(汗)。 まぁ社長だった父親が既に火災の2,3年前に亡くなっており、火災に関する段取りと全責任が私の背中に降りかかり、心労と睡眠不足と過労で一辺に痩せてしまった経験が、逆に大きな自信となったのです。 という事で、今回の150坪の土地をどう活かすか・・・? 昔の火災の経験からすれば取るに足らない案件なので、どう料理しようか?・・・と余裕です(笑)。 まぁイニシャルコストが掛かっていますので、単にスタジオ客に無料で使ってもらうだけでは不動産業者として能がなさ過ぎです。 どんな不動産ビジネスでも収益化をしなければ、所有するだけは全くの無意味だったのです。 まぁ妻が亡くなって独身生活も早や3か月を超え、夜は自宅でネットフィリックスを大迫力の55インチのテレビを一人で見ていますが、部屋の電気を消して真っ暗にしていますので、まるで映画館で見ているようです・・・(笑)。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「 貝塚不動産.com」 「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.11.11 17:03:15
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