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カテゴリ:書評
コピーライター佐々木圭一著の現在ベストセラー書籍「伝え方が9割」2冊を読んで、チョッと面白かったです。
この楽天ブログを9年も書いていますが、元々書くのが得意ではありませんので、1話書くのに平均1,2時間、時には5,6時間もかかる事もしばしばで、9年間あーでもないこーでもないと悩みながら書き続けてきたというのが正直なところです。 そりゃ、コピーライターでも何でもない、フツーのオッサンですから当然と言えば当然の事ですが・・・ しかし、長年織物業を営んできて9年前にトランクルームに「転業」し、「これからはネットの時代だ!」と感じ・・・特に零細企業の経営者は「ネットでエンドユーザーに発信しなければ!」と強く感じていましたので、ブログを書くのはイヤとか苦手とか言ってられなかったのです。 ヤルしかなかったのです・・・ 言いたい事をどう伝えるか・・・いろんな人が見ているので、もちろん100%言えるはずもありませんし、一般論を書いても見向きもされません。 個人情報の事もありますので、私的な事も抑えないと家族や親族に迷惑がかかります・・・イロンナ事を考え過ぎると筆が進まず、時間だけが過ぎ去ってしまいました・・・ モノを書くとはこれほど難しいとは、元コピーライターだった妻を尊敬します(笑)。 そもそも子供の時に日記を書く習慣もなかったのですが、小学校5年の時の担任に先生が「明日からクラス全員日記を書きやァ」と、強制的に毎日書かされたのが最初だったと思います。 その発展系で、時々クラスで文集を作ったりして、上手な子の文章を発表して互いに刺激させて競わせるのです。 これが衝撃的でしたねェ・・・ 「あいつ、あんなウマい事書いてるんか・・・」と。 その先生は学校の勉強以外に、読書も強力に薦めました。 何を何冊読んだかを発表し、これも競わせるのです。 勉強はデキませんでしたが、こんな事にメラメラとヤル気が起こった当時の自分がいました(笑)。 今でも忘れもしません、夏休みに1冊本を買ってきて(伝記?)、廊下の椅子に座って3時間一気に読み終わって感動した事を・・・ 学校の勉強は好きではありませんでしたが、「本って、オモロイかも?」・・・と。 それまで、1時間集中して勉強したらイイ方でしたから。 それが3時間も集中・・・自分でも信じられない経験で驚きました。 人間、好きな事には集中するのだ・・・と。 担任の先生の作戦は、勉強のベース(基本中の基本)である思考力や読解力といった日本語の国語力を、自然な読書によって養わせようとしたのか・・・? 2年前からこのクラスのクラス会を何回もしていますが、私も含め多くのクラスメートが「中学以降成績が伸びた」というケースが多い要因だったかもしれません・・・みんな当時はイヤイヤでしたが、今となっては先生に感謝感謝で、毎回盛況のクラス会なのでしょう。 やっぱり、基本は何であるか?を本質的に考え、それを地味に実行する事に意義があるという事でしょうねェ・・・ そういう意味で、まだ日本語も固まっていない小学生から英語を教えるなんて、この国の義務教育はチョッとオカシイのでは? 日本語や日本史や日本文化を知らずにペラペラ軽薄な英語を喋る小学生を増やしても、世界からバカにされるだけです。 簡単なあいさつ程度の英語でも、そこに自分の考えや意志、日本文化や歴史が滲み出るような教育をすれば、「日本人、恐るべし!」と、世界から尊敬の眼差しで見られるはずです・・・ 私の大阪弁的な発音で文法を無視した拙いブロークン英語でも、言いたい日本語をそのままそんな英語で喋ると、相手の外人がビビっている?のがよく分かります(笑)。 東大や京大に合格しても、大半が英語でコミュニケーションできないという現実や、民間の英会話スクールが大盛況というのも、日本の英語教育のお粗末さや歪んだ受験体制を物語っています。 世界的に見て、日本で大手企業の受験塾や予備校や外国語スクールがビジネスとして成り立っている(一部は上場企業)こと自体、普通に考えればオカシナ話です。 まァ、ペラペラ流暢な英語を喋る必要もありませんし、普通の日本人はそんな芸当もデキません・・・表面上のテクニックに走るより、コミュニケーションの基本中の基本であるコンテンツ(内容、中身)の充実こそ大事なのです。 日本語で会話する同じ内容を伝える事が大事なのです・・・まァ、コミュニケーションの「前提条件」として先ずコンテンツや対人力(度胸)をつける必要がありますが・・・ イヤ、日本語もそうですが、コミュニケーションで一番大事なのは度胸かなァ・・・(笑)。 コミュニケーションで少々気も強くないと仕事だけでなく恋愛においても前へ進めませんし、気の弱さが災いして人生を後手後手にしてしまって、損をしているのは当たり前の事ですが・・・ それから、現在に至るまで結構読書好きです。 特に大学時代は通学に片道2時間もかかりヒマでしたので、1日1冊のペースで車中で好きなノンフィクションやエッセーだけでなく、学業とは全く関係のない日経新聞や経済書を将来を考えて読んでいたように思います。 毎日1冊ですから、毎日ほど京橋駅の王将で餃子を食べた帰りに大阪書籍に寄ってましたねェ(笑)。 ちょうどソニーからウオークマンが新発売された頃でしたが、高くて買えず、そのかわり毎日車中で4時間も読書していた事が逆にヨカッタのかも? 毎朝5時から3時間家業の機織りしてから大学に通い、夏休みは5時から夕方5時まで12時間働き、当時毎月8万円も小遣いとして貰っていましたが、本代とウインドサーフィンと餃子代にほとんど消えていました(笑)。 今考えると、これだけインプットに時間と金をかけたのに、アウトプットが疎かだったのですねェ。 惜しい事をしました・・・ 今はインターネット全盛時代で、若者がこれを上手くビジネスに乗せて成功して、私みたいな年寄りが置いてきぼりという不安がありそうですが、実はそうとも限りません。 若者と年寄りの違いは、経験(キャリア)です。 このキャリアを活かす事こそが、年寄りが若者にビジネスで勝つ、唯一の方法だと思います。 グーグルがスマホ対応サイトをモバイル検索結果で優遇するアルゴリズム変更を発表し、4月21日から適用したようですが、それに加え、SEO的にコンテンツ重視という方針もどうもあるようです・・・ 昨年7月から、ブログの毎日更新から1,2週間に1回くらいに大幅に更新回数をペースダウンして、コンテンツ重視に方向転換し内容の充実と長文化を心がけたら、結果的にアクセス数が約3倍になったのがそれを証明しています。 当初、そんな事をしたらアクセス数が半減するのではないかと危惧したものですが、グーグルの情報を早くキャッチして、素早く方向転換して正解だったのです・・・ まァ、一概に言えませんが、一般的に年寄りほどキャリアが豊富なので、コンテンツで若者に勝っています。 その豊富な?コンテンツを如何発信していくかが、年寄りの課題でしょうねェ・・・ 幸い皮肉にも、ゆとり教育で自主性の希薄な草食系の若者が増えたというのも、元気な年寄りがバリバリ働くのを後押しするでしょう(笑)。 しかし、肉食系ジイサンがいくら頑張ってもあと20年ですから、将来の日本を考えれば、これもどうかなァ・・・と思いますが・・・ やはり、将来の日本を背負って立つのは10代、20代の子供や若者で、彼らは日本の宝ですから、彼らをバックでサポートするのが我々年寄りの責務かと・・・ という事で、いつも頭の中にある「デジタルとアナログの融合で、人間としての心身のバランスを保つ」という意味で、たまには、アナログの最たる本も読まねば・・・と、感じる今日この頃でした。 >ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.01 13:22:51
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