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     トランクルーム貝塚のオヤジ奮戦記

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2015.09.10
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9月19,20日は岸和田(浜手地区&春木地区)のだんじり祭で、10月10,11日は貝塚だけでなく岸和田の山手地区、熊取、泉佐野、和泉、堺のだんじり祭です(多少の日程のズレあり)。

もう夕方になると、練習をしているのかアチコチから太鼓の音が聞こえます。

先日、祭の献灯提灯の寄付をすると、祭の10月から始まる新しいカレンダーと新しいデザインのタオルを貰いました(名越オリジナル)。

今日の朝刊チラシに貝塚市水間の兵八さんの「だんじりグッズ」がありました。

その中で、可愛い孫のための「名越の紋入り」の赤ちゃん用のヨダレ掛け(スタイ)が目に飛び込んできました。

同じヨダレ掛けでも、決して他町の紋入りは買わないのです。

あくまでも、自分の住んでいる(或いは出身)町の商品しか買わないところに、ニッチマーケットがあるのです。

兵八さんのチラシを見ると、団扇やTシャツ、ロンパース、ヨダレ掛け(スタイ)、ストラップ、巾着、ポシェット、数珠、ステッカー「町別」の紋が入った商品がズラリです・・・

こういった商品も売られ始めたのは、10数年くらい前からでしょうか・・・?

ボチボチ流行り始め、今ではこの兵八さんをはじめ、あちこちで売られています。

こんな「だんじりグッズ」マーケットは、だんじりのある堺市以南の泉州地区一帯にあるのです。

もっと細かくマーケットを分析すれば、同じ泉州でも祭が盛んな所とそうではない所にバラつきがあり、南へ行くほど「土着度」がアップする(近隣周辺に親戚が多い)という傾向があります。

従って、町紋グッズは祭歴が浅い堺市や和泉市の新興住宅地区は周辺に限られ、最も盛んで歴史の古い岸和田の浜手地区(旧市)の商品はより広範囲に販売されているではないでしょうか・・・

こういった「町紋別」というニッチマーケットを狙った緻密な販売戦略が、業者側に取られているのだと思います。

しかしこういった商品は、こういった一般の衣料店でも買えますが、だんじりを曳く際に着る町の紋(町名)が入った「正式の法被(ハッピ)」は町内会でしか買えません。

まァ、泉州にこんなマーケットが存在するのも考えた(或いは掘り起した)人は賢いですが、東京や地方の人には理解できないでしょう・・・

泉州特産「水ナス」と同じように、大手企業が参入する心配もありませんし、地元業者が独占です。

これこそが、中小零細企業の取るべきビジネス戦略だと思います。

今の世界中を見渡し過去の世界史を紐解けば、アチコチで民族紛争が起きていますし現在も起きています・・・

という事は、人間というのは血族や民族を何より大事にする動物なのでしょう・・・

だんじり祭における「町(村)意識」というのも、どうもこの辺の人間心理からきているのでしょう・・・

ヨーロッパ移民によって原住民であるインディアンが何処かへ追いやられたアメリカのように、日本においては、もはや東京は土着で生粋の江戸っ子は超マイナーになり、代わって地方から流入した日本人が主流になり、外人も入り乱れて、本来の祭や生まれた町や故郷を意識できない1300万人超の世界の大都会TOKYOになってしまいました。

一方、地方はどうかというと、人口が減り過ぎて「限界集落」になるのも時間の問題という地区が増えているという惨憺たる状況です・・・

その点、堺市以南の泉州地域は日本第2位の都市で「世界のOSAKA(大阪市)」に近く、山も海も近く都会と田舎を上手くミックスし、しかも昔から晴れの日が多く気候が温暖で雪も殆ど降らず、災害(地震、台風、洪水被害)が少なく非常に住みやすいの場所として昔から繊維産業(織物、タオル、毛布、紡績)を中心に発展してきました。

特に第二次大戦後の昭和2,30年代は、泉州の繊維産業が日本の高度成長期の前半を引っ張ってきたと言っても過言ではないでしょう・・・

特に貝塚市は、1964年東京オリンピックで優勝した女子バレーの主力メンバーの殆どが在籍していた「ニチボー貝塚(現ユニチカ)」の工場(紡績と織物)があり、日本でも有数の織物工場地帯だったのです。

その証拠に、270軒ほどしかない小さな我「名越」の町内には、100人超の従業員を抱える工場が2つもあり、大小合わせて11もの織物工場があったのです(弊社も最盛期は40人)。

木島小学校で、織物関係の仕事をしている親と言うと、クラスの半分以上が手を上げたものです(今は小学校全体でゼロ)。

世界で活躍する日本の総合商社を代表する伊藤忠や丸紅も何百年も遡れば、泉州地区で生産された綿花や糸や織物といった「祖業」の繊維ビジネスで発展してきたのです・・・

かつて村の古老に聞くと、江戸時代から明治時代は村の各農家が米の端境期に納屋にある織機で反物を織って、それを村の産元(仲買人)が集めて牛車に積んで1日かけて大阪船場にやっと辿り着き、今の伊藤忠や丸紅や船場八社に売っていた・・・というストーリーが地元にあったのです。

泉州人は昔から出稼ぎに行かなくても、地元で充分仕事があったという非常に恵まれた環境にあったのです。

逆に恵まれすぎて、昔から偉人と言われる人間を殆ど輩出していないのが難点ですが・・・(笑)。

そういう地元の歴史がありますので、代々泉州に住んでいる土着民の割合が多く、これが保守的でムラ社会と言われる所以で、周りが血縁や地縁だらけのコミュニティですので、互いに「ワカッタ」関係に甘えてどうしても言葉が荒っぽくなってしまったのです。

ヨーロッパのように季節によって獲物(肉)を求めて移動する狩猟民族と違って、農野菜や米や魚が主食の日本人は1か所に定住する農耕民族ですので、地方によって独自の言葉や文化が発達した結果でしょう・・・

一地方なら話題にものぼらなかったでしょうけど、大阪に近いというだけで何かと話題性があり、それが変な風に伝わり「泉州はガラが悪い・・・」とか誤解されているのだと思います・・・

かつて織物時代に、主力取引先(100%委託生産)であった伊藤忠商事の船場の本社に初めて行った時に、地元の同業者の社長さんが本部長や部長や課長らを前に「オイエ~(そうなんです・・・)」「やっちょうえ~(そうしてください・・・)」「ホンマかお~(本当ですか?)」「おてから~(そして・・・)」「もうちっと、まけちょうえ~(あと少し値下げしてください・・・)」「かいだるい事言うなェ~(情けない事、言わないでください・・・)」・・・と、バリバリの泉州弁で商談(雑談)しているではありませんか・・・

世界中を相手にビジネスを展開している商社マンにとって、大阪弁とは実は「泉州弁(詳しくは泉南弁)」だったのです・・・(笑)。

人間は生まれを指名できませんから、泉州生まれの自分が相当ラッキーだったと神?に感謝する次第です・・・(笑)。

という事で、ヨダレ掛けを買ったとしても、まだ1才にも満たない2人の孫はジイジと一緒にだんじりを見に行きたいと言うのでしょうか・・・(笑)。
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Last updated  2015.09.16 15:22:53
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