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カテゴリ:音楽スタジオ(スタジオ0724)
普通リハーサル音楽スタジオには、楽器を預かる保管庫(スペース)はありません。
しかし弊社音楽スタジオには、15畳の保管庫(高さ305cm)を併設しています。 という事は、保管庫に楽器を置いておけば、毎回重いギターを家から担いでくる必要がないのです。 手ぶらでOKなのです! ミュージシャンにとって、正に涙の出るようなサービスです・・・ トランクルーム業者ならではのアイデアと言えるでしょう。 特に多くのミュージシャンはドラムのスネアやシンセサイザーやアンプは「好み」があるものですから、スタジオに設置している楽器やアンプでは満足できないのです・・・ ギターなら肩に掛けて来れますが、大きいシンセサイザーやアンプの運搬は一苦労です。 ドラマーもスティックくらいはケースで持って来れば問題ないですが、スネアを運んでくるのも邪魔臭いものです・・・ それらの問題をすべて、保管庫をスタジオに隣接させることによって片付けようという主旨です。 過去10年トランクルーム経営をしてきて、「楽器の保管がとても多い・・・」というのが実感です。 家に置いていたら、きっと邪魔になって家族からヤイヤイ言われるんでしょうねェ・・・ 失礼にも「何で捨てないのですか?」という私の質問に、10人が10人とも「思い出があるから・・・」「いつか、きっと再開したいから・・・」という涙の出そうな返事でした・・・ 家族を背負った3,40代なら仕事が忙しくて、とても趣味の音楽どころではありませんが、音楽スタジオが身近にあり安ければ、「気軽にもう一度やろう!」という潜在需要を掘り起こせるはずだと確信しました。 貝塚市から岬町まで音楽スタジオは全く無く、岸和田市に1軒、泉大津市0.高石市2軒、和泉市0・・・これが民間の音楽スタジオの現状です。 高校大学や勤務先の会社は人口の多い大阪市や堺市に集中していますしメンバーが集まりやすく、音楽スタジオも乱立しています。 その帰りに仲間が集まって楽器(バンド)の練習という生活パターンが既にできているのでしょう・・・ 「集まりやすい」という点で、大阪市内や堺にリハスタが集中するのは、ビジネス的にごく自然な事です。 しかし泉州(特に泉南地区)に住んでいる人間にとって、学校や仕事が休みの土日に「個人練習」で大阪市内のリハスタまで行くのは邪魔臭いと思いますし、地元泉州の人間だけで組んだバンド(団体)にとって、不便極まりません・・・ そういう「不満」に基づく潜在需要が絶対あるはずだと踏んだのです・・・ しかし過去40年、大阪市のミナミのライブハウスが潰れては出来るの繰り返しですが、キタのライブハウスは結構長期安定的に経営されている現実が頭を過ります・・・ ミナミの客筋は泉州からが多く、キタの客筋が京阪神や北摂からが多いという現実も、貝塚でスタジオ経営をやる不安定要素です・・・ そういう意味で、もともと泉南地区には需要がないのか・・・??? 難しい選択に迫られました・・・ 冷静になって判断すれば、ビジネス的には難しいのは十二分に解っています・・・ しかし、もう今年で還暦・・・60歳。 「儲ける事ばかり考えてどうするんや?」「もう、自分の好きな事をやれ・・・」「もうこれから文化的な事ヤッテいかないと・・・」という自分の正直なココロに負けました・・・ 儲けを度外視して、半分趣味の世界に浸かり、ボランティア精神をもって・・・と。 投入した金額に対して、客が全く入らず丸々赤字では話になりませんが、「トントンで十分」というスタンスで臨みます・・・ まァ、毎日イロンナ生(ライブ)の音楽やダンスに触れるだけでも幸せです・・・このメリットは計り知れません・・・(涙)。 これが、オーナーの醍醐味です。 ワザワザこちらから行って見るのではなく、お客さんの方からスタジオまで出向いてくれるのですから時間の無駄がありませんし、決して金では買えない音楽とダンスという文化的ライブですから・・・ そして・・・「ヤルで!」と決断したのです。 現在まだ保管庫内はラック2つあるだけですが、これから楽器や機材の保管需要の動向を見ながら、ロッカーと棚をバランスを取りながら増やしていきたいと思います。 「失敗したら、トランクルームに戻せばイイのだ・・・」という天の声に救われました・・・と、勝手に解釈していますが・・・(笑)。 ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.02.01 10:26:46
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