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カテゴリ:ビジネスのアイデア?
大リーグ大谷の大活躍で、「二刀流」が脚光を浴びています。
二刀流は言葉を換えれば「二足わらじ」とも言えます。 人生で初めてこの「二刀流」がカッコいいなァと思ったのは、実はドラマーでありボーカリストのミュージシャン「つのだ☆ひろ」さんだったのです。 高校時代テレビの音楽番組で「つのだひろとスペースバンド」の演奏を聴いてビックリ仰天・・・あまりの感動に腰を抜かしそうになりました。 カッコいい! この一言です。 顔はともかく、パワフルなドラミングをしながら上手に歌っているではありませんか! テレビから伝わる彼のドラムの音が、何とも言えない程私のハートを揺さぶったのです・・・(涙)。 しかも、歌も上手い。 その瞬間から今でも彼を尊敬しています。 当時日本のミュージシャンのドラムはまだまだショボい音でした。 丁度ビートルズ末期の1970年代前半の頃で、ドラムのリンゴスターがスネアのミュートにタオルか何か敷いて苦労しているというのを、当時の音楽雑誌ミュージックライフかライトミュージックで読んだ記憶がありますし、テクニックは素晴らしいですが私にとってグッと来る音ではありませんでした。 そんな当時の状況下で、つのだのドラム音は正に「将来絶対ドラムを始めなきゃ!」という天から教示だったのです・・・(笑)。 私はドラム叩きながら歌うのは無理ですが、プロミュージシャンではつのだ☆ひろ以外に故アイ髙野(カーナビーツ)、故カレン・カーペンター(カーペンターズ)、稲垣潤一、森高千里、ドン・ブリューワー(グランド・ファンク・レイルロード)、フィル・コリンズ・・・最近ではシシド・カフカと結構いますねェ・・・ 何故、彼らは二刀流を目指すのか・・・? 例えば弊社「スタジオ0724」は、その前に「Music&Dance」という副題を付けています。 これは、「リハーサル音楽スタジオですが、広い(22畳)のでダンスもデキまっせ!」という意思表示です。 これって、正に二刀流の発想です。 しかし実は、それでも未だ集客に不安だったので、地元泉州で盛んなだんじり祭の「鳴り物(お囃子)」の練習にも来てもらおうと、費用は割高でしたが直径2尺5寸の大太鼓が入るように幅広の防音ドアを別注で作っていたのです。 私のビジネス全体では五刀流ですが、その中でもスタジオは更に細分化して「三刀流」を目指していたのです・・・(笑)。 良く言えば。 実態は、単なるリスク分散ですが・・・(笑)。 それと同じように、二刀流の大谷もミュージシャンもリスク分散だと思います。 バッターでダメならピッチャーでいこう、ピッチャーでダメならバッターでいこう、ドラマーでダメならボーカルでいこう、ボーカルでダメならドラマーでいこう・・・なんて。 どちらもダメになった場合でも両方経験していますので、野球のコーチや監督で活躍できる可能性が高くなりすし、作曲や編曲などの音楽制作の裏方に回れる可能性があります。 単なるバッターや単なるピッチャー、単なる歌手や単なるドラマーとの違いはココにあると思います。 本当の現役はせいぜい30代までなので、50代60代それ以上までお金を稼ぐ事がデキる可能性に雲泥の差ができるのです。 MR.BIGというアメリカのハードロックバンドがありますが、このバンド自分の担当楽器以外の楽器もソコソコ出来、ライブで入れ替わるパフォーマンスも見せるのです・・・(驚)。 そりゃ、お客さん喜びますよねェ・・・ こういう二刀流の使い方もあり、さすがアメリカのショービジネスは違うなと感心させられます。 現役の時に二刀流で頑張ることによって、どちらも諦めない、どちらもガンバル・・・これが持っていた潜在能力を掘り起こすのだと思います。 自己の知能も体力もフル活用するには、イロンナ事をやるのがイイという事です。 誰でも、羨ましいほどそれぞれ素晴らしい能力を持っています。 それ活かさないのは、眠っているのはあまりに勿体ない事だと思います。 それを引き出すには、能力の範囲内で1本足打法より二刀流、二刀流より三刀流・・・という事だろうと思います。 平たい言葉で言うと、高い目標を掲げて努力する事だと思います。 本能のまま、欲張ったらイイのです・・・ なかなか他人は人の才能や能力を見つけてくれません。 自分で見つけ出すしかないのです。 という事で、二刀流で頑張るメリットは、結果的にどちらが「主」になっても「従」になっても、互いに相乗(シナジー)効果を期待できると思うのです。 私は五刀流(トランクルーム、不動産屋、音楽スタジオ、卓球場、自習室)で頑張っていますが、一見関係なさそうなお客さんでも、「あれ?こんなんヤッテはるんやね?」と違う分野に興味を持ってもらえるチャンスがあるのです。 というか、事務所に最初に来て頂いたときに、こちらから宣伝しますから・・・(笑)。 以下例を挙げると ・スタジオに来られたお客さんが、自宅にドラムセットを置くのが邪魔なので、トランクルームを借りてくれた。 ・同業他社の不動産屋から、新築やリフォーム時のトランクルーム客を紹介してもらう。 ・不動産業界の関係で大手引越業者(サカイ、アリさん)と業務提携し、互いにお客さんを紹介し合っている。 ・卓球に来られたお客さんが、帰りにスタジオでカラオケを歌って帰る。 ・スタジオに来られた高校軽音部の高校生が、同じ高校の卓球部を紹介してくれた。 ・スタジオに来られた高校生が自習室を使ってくれた。 ・自習室は基本1日貸し、6時間貸しですが、大量の参考書や教科書を毎回持ち込むのが邪魔くさいので、トランクルームとして2ヶ月契約してくれた。 ・不動産の賃貸マンションを仲介したお客さんに、弊社トランクルームを借りてもらった。 ・シニア世代の卓球場のお客さんから相続の相談があった(不動産の売却のオファー)。 ・トランクルームにピアノを保管しているお客さんがバンドでスタジオを使ってくれた。 ・スタジオのお客さんが、時間が余ったので卓球をして帰った。 通常1つだけの仕事だと、このようなシナジー効果が得られません。 このクロスオーバー現象が本当の狙いで、5つの違った分野のビジネスを仕掛けたのです。 顧客の年齢的な側面から見ると、5つのビジネスで小学低学年から80代まで広がっています。 トランクルームは30~50代がメイン、音楽スタジオは10~20代がメイン、不動産は40~60代がメイン、卓球場は50~70代がメイン、自習室は10~20代がメイン。 ビジネス的に大事なバランスが見事に取れているのです。 やはり、偏るのは良くないのです。 そしてこの5つのビジネスには、もうひとつある共通の重要なポイントがあったのです・・・これは決して公開しませんが(笑)。 5つも仕事をしていると、分母である会員数(契約数)が増えれば増えるほど、年数を重ねれば重ねるほど、このシナジー効果がドンドン広がるようです・・・ いくらネット社会になっても、やはり口コミが1番です。 口コミが広がるには時間も掛かりますが、それがリピーターに繋がり、その輪がドンドン広がっていく・・・ 要は、長く営業を続ければ続けるほどメリットが出てくるという事です。 結局、長く続けるにはお客さんが一番望んでいる「値段と品質」の向上に辿り着くのです。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.04.15 10:17:00
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