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カテゴリ:音楽スタジオ(スタジオ0724)
10月から弊社リハーサル音楽スタジオ「スタジオ0724」に導入予定の「サブスクリプション(定額制)」のヒントは、実は以外にも織物時代の経験からだったのです。
今回の弊社サブスクは「6:00~15:00」という時間帯限定です。 いったい何故・・・? この時間帯はお客さんが少ないのです・・・所謂ヒマだったのです。 何処のスタジオもそうだと思いますが、学校や仕事が終わった夕方から夜にお客さんがどうしても集中してしまうのです。 「そんなもんだ・・・」と諦めてしまえばソレまでですが、織物時代に苦労した思い出が蘇ってきました・・・(笑)。 それは炎天下で脱水症になりかけながら汗が噴き出すのをタオルで拭い、大阪船場の繊維街を歩き回る自分でした・・・(笑)。 泉州の綿織物産地では4月~9月までがシーズンオフ(閑散期)で、10月~3月までがシーズンイン(繁忙期)でした。 なので、7月8月の暑い盛りは、外気温に反して商売の方は冷え切っていたのです。 実は弊社織物工場は、土日祝日関係なしで年間10日しか工場を止めない事(355日24時間エンドレス稼働)で業界ではチョット有名でした。 泉州織物産地で、弊社ほど織機(織物機械)を酷使しているところは無かったのです。 今思うと、355日24時間織物工場をエンドレス稼働させて月産20万mもの織物を20年間も続けたと我ながら感心します・・・(笑)。 しかし、自分的にはこれが大きな自信に繋がっているんですねェ・・・ しかし、織物時代の後半の5年間はこのシーズンインとシーズンオフの差が酷くなって、シーズンインは黙っていても注文がドンドン入る一方(キャパ以上に)、シーズンオフになるとこちらから営業を掛けなければキャパの50%も注文が入らなかったのです。 バブルが崩壊して繊維業界はグローバル化とSPA企業(製造小売り)が台頭してきて、それまであった膨大な仮需マーケットが無くなり(機能や特徴のない船場の問屋が大量に倒産した)、流通在庫を極力減らした「実需直結型」に繊維業界が大きく変わっていったからです。 シーズンオフに注文が入っても、発注元から足元を見られ採算ギリギリか採算割れで受注し、残り50%の注文を取るために大阪本町船場の新規の繊維商社や紡績や合繊メーカーを駆けずり回りました・・・(涙)。 それでも十分な注文が取れなかったので、静岡浜松の産元商社へも地図を見ながら新規営業に歩き回りました・・・ そうした努力の結果、何とか生産キャパ100%埋めましたが採算的には赤字で、自分で何をやっているのかと自己嫌悪に陥ったものです・・・(涙)。 その情けない気持ちが、その後廃業への伏線となったのは言うまでもありませんでした。 そんな織物時代のシーズンオフの営業経験が、音楽スタジオの朝から夕方にかけての客が少ない実情と被ったのです。 「何とかしなければ・・・」と思い詰めるのは、これまでの経験から当然の流れです。 そしてアレコレ手を打っては結果が出ず、そして更に考え尽くした結果最終的に辿り着いたのが今回の「サブスクリプション(定額制)」でした。 大阪のリハスタ業界では初めてで、サブスクが吉と出るか否かは全く不透明ですが、取り敢えずやヤッテみます。 チャレンジあるのみです。 結果がどうであれ、それからまた修正していって、「イイ方向」にもっていくのが経営者の手腕の見せ所です。 結果が出なければ人に笑われ、結果が出ても誰も褒めてくれません。 そんなものです。 会社に関して100%全責任を負ったオーナー経営者なんて、誰にも相談できず決断に迫られる孤独な存在です・・・(笑)。 まァ、決して悲壮感ばかりではありません。 その孤独を楽しむ余裕が必要でしょうねェ・・・(笑)。 という事で、「サブスク」で音楽スタジオを活性化する事を目指し、それが泉州の音楽(ダンス)文化発展の一助になれば・・・と。 それが自分のミッションでもありますし、今の生き甲斐だったのです。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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